令和4年12月に行われた定例会での一般質問です。
実際に子育てをされている保護者の方から聞き取りし、自分で分析出来たものだけ質問させて貰いました。
かなり多岐にわたって質問させて頂きましたが、幼児・小学校・中学校・高校と順に並んでいます。
宜しければ最後までご覧ください。
タイトル 『赤井川村での子育てについて』
「田舎での子育てのメリットとデメリット」とネットで検索すると様々な書き込みがあり
それらの記事を読むと、比較的田舎での子育てを好意的に見る記載が多いのが現状です。
特にマスコミにいたっては、視聴率を優先するあまり、良い部分ばかりを切り取り、さもありなんと感動ドキュメントに仕上げる傾向が強いように感じていますが、
個人的に子育てを振り返ると、それほど簡単なものではなく、美しいものではないというのが本音で、
特に小中学校のうちは従順に育つ子供達も近隣の高校や社会に出たあと、上手に周りとなじめないと言ったケースが目立つような気がします。
それはなかなか表面には出づらく、目立ちはしないけど、各家庭が抱える問題としてはかなり深刻なケースが多いのではないでしょうか・・・?
人数の少なさが問題なのか、へき地の地域性の問題なのか、当然家庭環境もあり、多面的な要素が含まれるとは思いますが、
それらの問題と向き合う必要性も感じ、問題を探りながら、現状理解と、情報共有を狙い、
田舎での子育や教育について村長や教育長、関係機関を横断していくつか質問したいと思います。
『赤井川村での子育てについて』
〇 保育所の1歳児保育に付いて
11月の議会協議会でも質問しましたが、1歳児保育の具体的な必要性を調査されているのか?更に、今後の利用者の見通しをどのように予測されているのかお伝えください。
〇 受け入れ体制について
昨今の物価上昇の影響で、家計のことを考えると一歳児保育があれば、早くから共稼ぎができ
住民は喜ぶだろうというのが考えの背景にあると思いますが、それが本来の子育てや教育に繋がるかは疑問です。
専門家の意見を聞いても、1歳児は自我の塊で、それを保育の枠にはめて過度に成長をコントロールすることへ警鐘を鳴らす人もいます。
そのような状況下、ベテラン保育士を1歳児保育の担当にあて、それを補う為に二名の求人(うちひとりは協力隊で行いたい)というのは拙速のような気がします。
長期的観点から言えば、しっかりとした保育の基盤を作り、安心して1歳児を預けられる体制を築くべきだと考えますがいかがでしょうか?
〇 スケジュールについて
実際に1歳児を受け入れる体制ができているかと言えば、安全面だけ見ても問題があると感じています。
車が敷地内に簡単に、そして誰でも乗り入れができ、施設内の境界がない。
不審者も簡単に施設内に立ち入ることができるのに施設内外に防犯カメラがない。
統括して施設を管理するものがいない為、グランドが雑草で覆われ、利用できないなどと言ったこともおきました。
少し前までなら「こどもを預かってもらえるだけでもイイや」と考える親もいたと思いますが―――「今はどうでしょうか?」
通園バスの置き去り、保育士の虐待、少し状況は違いますが、色々と保育の現場で問題の多い中、
1歳児保育を受け入れる前に安全性や施設の機能性を高めることの方が先ではないかと考えます。
現場の声や専門的な知識を持った方の意見なども聞いておられると思いますが、
今後どのようなスケジュール感を持って進めていこうとしているのかお伝えください。
『赤井川村での学校教育について』
〇 学校に行けない生徒が増えている現状について
田舎はどうしても自分たちの地域を持ち上げたがる人が多く、子供達に対してもこうするべきだとか、ああすべきだとか従順さを強要する傾向が強いというのが専門家の意見のようです。
素直な子供に限って、コロナの影響やスマートホンの利用が原因で学校に行けない不登校が増えているのは全国的な傾向のようですが、
赤井川村の小中学校の実情と不登校の原因(傾向はあるのか)、更には学校に行けない生徒に対する対応など、現状をお知らせください。
〇 中学生の部活動の問題に付いて
都会では優秀な子供でも当たり前のように上には上がいて、多くの競い合いの中で自分のポジションあっさりと決めてしまうことが多く、一方田舎では
従順な上に人数が少ないゆえ、教師の目が届きやすく、粘り強い対応の成果として、
基礎的学問のレベルを上げ安いとか、小さな村からスポーツや運動能力の高い生徒が出やすい傾向にあるのが魅力だとと言うのが
先に紹介した「メリットとデメリット」の記事で見つけた教育者の言葉です。
2023年度から部活動の「地域移行」が始まるとスポーツ庁から示されています。
今後の赤井川中学の部活動はどのようになっていくか不安を感じている親もいるようで、
来年度以降の赤井川中学校の部活動について、更には、地域移行に伴う担い手不足に対策など、現状で示せる方向性をお伝えください。
〇 高1ギャップ・高一クライシスについて
人は環境の近い人間と繋がろうとする傾向が強い為、
従順が良いと育てられた田舎の子は、そこで馴染めずに精神的に追い込まれるケースが多いというのは
赤井川村に限ったケースではなく全国の地方が抱える問題のひとつのようです。
中学校を卒業すると見えずらいのですが、卒業後、高校や社会での適応に付いて把握されているでしょうか?
教育の目的は瞬発的な成績や結果ではありません。長期的な人間の成長を目的としているはずです。
それらを図るためにも継続的なリサーチが必要ではないかと考えますが、どのような取り組みがされているかお伝えください。
〇 オーストラリア研修事業の価値について
村としては大きな目的と成果を期待し、中学生のオーストラリア研修事業が進められているはずですが
小中学校が掲げるグランドデザインにこの事業は示されず、一過性のイベントになっているのではないかという声も聞こえてきます。
帰国後の生徒の感想文は広報で見ることができますが、費用に見合った価値を長期的に検証していく必要があると思います。
コロナの影響で一時中断している研修事業ですが、今後、再開、継続する上で行政の思いをお聞かせください。
〇 学校統合の問題について
二年前の一般質問で学校統合について教育長にお尋ねしました。その際、
「令和6年度に施設隣接型・分離型という一貫校を現在検討している。
学校運営協議会も、村内3校について1つの学校運営協議会として設置し教育の円滑な接続に資するとともに、
一貫校への基盤づくりにつなげていきたい」
とご説明を頂きましたが、その後、どのような検討が進み、どのようなスケジュール感で協議がされていくのかお知らせください。
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尚、回答は赤井川村HP議会議事録を待って紹介します。
議事録の公開が非常に遅いので、誰か抗議して下さい。
実際に子育てをされている保護者の方から聞き取りし、自分で分析出来たものだけ質問させて貰いました。
かなり多岐にわたって質問させて頂きましたが、幼児・小学校・中学校・高校と順に並んでいます。
宜しければ最後までご覧ください。
タイトル 『赤井川村での子育てについて』
「田舎での子育てのメリットとデメリット」とネットで検索すると様々な書き込みがあり
それらの記事を読むと、比較的田舎での子育てを好意的に見る記載が多いのが現状です。
特にマスコミにいたっては、視聴率を優先するあまり、良い部分ばかりを切り取り、さもありなんと感動ドキュメントに仕上げる傾向が強いように感じていますが、
個人的に子育てを振り返ると、それほど簡単なものではなく、美しいものではないというのが本音で、
特に小中学校のうちは従順に育つ子供達も近隣の高校や社会に出たあと、上手に周りとなじめないと言ったケースが目立つような気がします。
それはなかなか表面には出づらく、目立ちはしないけど、各家庭が抱える問題としてはかなり深刻なケースが多いのではないでしょうか・・・?
人数の少なさが問題なのか、へき地の地域性の問題なのか、当然家庭環境もあり、多面的な要素が含まれるとは思いますが、
それらの問題と向き合う必要性も感じ、問題を探りながら、現状理解と、情報共有を狙い、
田舎での子育や教育について村長や教育長、関係機関を横断していくつか質問したいと思います。
『赤井川村での子育てについて』
〇 保育所の1歳児保育に付いて
11月の議会協議会でも質問しましたが、1歳児保育の具体的な必要性を調査されているのか?更に、今後の利用者の見通しをどのように予測されているのかお伝えください。
〇 受け入れ体制について
昨今の物価上昇の影響で、家計のことを考えると一歳児保育があれば、早くから共稼ぎができ
住民は喜ぶだろうというのが考えの背景にあると思いますが、それが本来の子育てや教育に繋がるかは疑問です。
専門家の意見を聞いても、1歳児は自我の塊で、それを保育の枠にはめて過度に成長をコントロールすることへ警鐘を鳴らす人もいます。
そのような状況下、ベテラン保育士を1歳児保育の担当にあて、それを補う為に二名の求人(うちひとりは協力隊で行いたい)というのは拙速のような気がします。
長期的観点から言えば、しっかりとした保育の基盤を作り、安心して1歳児を預けられる体制を築くべきだと考えますがいかがでしょうか?
〇 スケジュールについて
実際に1歳児を受け入れる体制ができているかと言えば、安全面だけ見ても問題があると感じています。
車が敷地内に簡単に、そして誰でも乗り入れができ、施設内の境界がない。
不審者も簡単に施設内に立ち入ることができるのに施設内外に防犯カメラがない。
統括して施設を管理するものがいない為、グランドが雑草で覆われ、利用できないなどと言ったこともおきました。
少し前までなら「こどもを預かってもらえるだけでもイイや」と考える親もいたと思いますが―――「今はどうでしょうか?」
通園バスの置き去り、保育士の虐待、少し状況は違いますが、色々と保育の現場で問題の多い中、
1歳児保育を受け入れる前に安全性や施設の機能性を高めることの方が先ではないかと考えます。
現場の声や専門的な知識を持った方の意見なども聞いておられると思いますが、
今後どのようなスケジュール感を持って進めていこうとしているのかお伝えください。
『赤井川村での学校教育について』
〇 学校に行けない生徒が増えている現状について
田舎はどうしても自分たちの地域を持ち上げたがる人が多く、子供達に対してもこうするべきだとか、ああすべきだとか従順さを強要する傾向が強いというのが専門家の意見のようです。
素直な子供に限って、コロナの影響やスマートホンの利用が原因で学校に行けない不登校が増えているのは全国的な傾向のようですが、
赤井川村の小中学校の実情と不登校の原因(傾向はあるのか)、更には学校に行けない生徒に対する対応など、現状をお知らせください。
〇 中学生の部活動の問題に付いて
都会では優秀な子供でも当たり前のように上には上がいて、多くの競い合いの中で自分のポジションあっさりと決めてしまうことが多く、一方田舎では
従順な上に人数が少ないゆえ、教師の目が届きやすく、粘り強い対応の成果として、
基礎的学問のレベルを上げ安いとか、小さな村からスポーツや運動能力の高い生徒が出やすい傾向にあるのが魅力だとと言うのが
先に紹介した「メリットとデメリット」の記事で見つけた教育者の言葉です。
2023年度から部活動の「地域移行」が始まるとスポーツ庁から示されています。
今後の赤井川中学の部活動はどのようになっていくか不安を感じている親もいるようで、
来年度以降の赤井川中学校の部活動について、更には、地域移行に伴う担い手不足に対策など、現状で示せる方向性をお伝えください。
〇 高1ギャップ・高一クライシスについて
人は環境の近い人間と繋がろうとする傾向が強い為、
従順が良いと育てられた田舎の子は、そこで馴染めずに精神的に追い込まれるケースが多いというのは
赤井川村に限ったケースではなく全国の地方が抱える問題のひとつのようです。
中学校を卒業すると見えずらいのですが、卒業後、高校や社会での適応に付いて把握されているでしょうか?
教育の目的は瞬発的な成績や結果ではありません。長期的な人間の成長を目的としているはずです。
それらを図るためにも継続的なリサーチが必要ではないかと考えますが、どのような取り組みがされているかお伝えください。
〇 オーストラリア研修事業の価値について
村としては大きな目的と成果を期待し、中学生のオーストラリア研修事業が進められているはずですが
小中学校が掲げるグランドデザインにこの事業は示されず、一過性のイベントになっているのではないかという声も聞こえてきます。
帰国後の生徒の感想文は広報で見ることができますが、費用に見合った価値を長期的に検証していく必要があると思います。
コロナの影響で一時中断している研修事業ですが、今後、再開、継続する上で行政の思いをお聞かせください。
〇 学校統合の問題について
二年前の一般質問で学校統合について教育長にお尋ねしました。その際、
「令和6年度に施設隣接型・分離型という一貫校を現在検討している。
学校運営協議会も、村内3校について1つの学校運営協議会として設置し教育の円滑な接続に資するとともに、
一貫校への基盤づくりにつなげていきたい」
とご説明を頂きましたが、その後、どのような検討が進み、どのようなスケジュール感で協議がされていくのかお知らせください。
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尚、回答は赤井川村HP議会議事録を待って紹介します。
議事録の公開が非常に遅いので、誰か抗議して下さい。
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