夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

3月の一般質問から 2

2021-11-21 10:15:03 | 議員報告


今日は比較的穏やかな日曜日。明日の雨を境に気温が下がり雪が降りそうですね。そろそろ雪景色が里でも見られるかも知れません。
それでは昨日の続き。3月に行われた定例会での一般質問の続きです。

************************************************************
再質問として
●デジタル改革についてもっと政府の動きに敏感に対応できる体制をつくるべきではないかという質問。
●デジタル格差を生まないためにも行政側による丁寧な取組と、並行してマイナンバーカードの普及に対する取組の必要性を感じますが如何ですかという質問。
●デジタルスキルのことを技芸と表現されたと思うのですけれどもその意図と、外部の専門家の意見を取り入れながらとありますが、具体的なことがあれば教えて欲しいと言う内容の質問。
●そして、COCOAについて、SNSでの発言の真意を改めて問いました。
をしました。

●村の中のデジタル化総体については、高齢者がスマホを使いこなすのは難しいということもあるので、先ほど言っていた住基カードの部分についても、きちんとアドバイスしていくように職員のほうにも指示を出していること、スマートホンの便利性をきちんとお伝えするということから始めるしかないかなというふうに考えている。
●ハード面は整備するばできると言うものではないので将来的にそういったことも取り組めるようなことを考えていかなければならない。
●技芸という言い方は、専門知識もあるというような意味合いで技芸というような言葉を使った。
●専門家というのは、大学の先生にアドバイスをもらったり、専門家的な方にアドバイスをもらったり、村の情報通信の整備をするにはコンサルに頼らないといけないので力を借りてハード部分の整備をしていく
という答弁を頂きました。

最後の質問に付いては住民の不信にも繋がる大切な事項だと思います。
村長の答弁を一部切り取ると誤解がおきるといけないので少し長くなりますが議事録からの貼り付けますので宜しければご一読ください。

まずは、一番最後の質問に答えたものが一番先に来ていますので、私のSNS上での発信のことについてです。
最後に書いたように、悪意を持ってコピーをされたらどんな状態でも拡散されるということがあるので、今後は品位を持って対応していかなければならないというような答えをさせていただきました。
100%信用していないということは本当にそうなのかということで、本当にそうです。
そこの部分は、僕の立場だからといって100%信用して皆さん使ってくださいというふうに言うつもりもないし、どんなことでもそうだと思うけれども、自分自身が納得して、私の立場からすると住民の皆さんも、私が言ったか
らといって全部やるかといったらそういうことでもないと思います。
仕事としては村のホームページにもきちんとこういうものがありますよというPRはさせていただいていますので、村民の方々とかに使わないほうがいいですよというふうに発信しているつもりもないし、そう取られているのであれば誤解であると。その部分についてはきちんと訂正をしておかなければならないという認識であります。
一回入れてアンインストールするのか、消すのかということですけれども、仕事の条件としてそれが条件づけされますので、私としてはそういった使い方をしていこうというふうに思っています。この答弁をさせてもらった後に何本か会議があったのですけれども、不思議なことに今まではCOCOAを入れていないと駄目ですと言っていた会議が、COCOAを入れていないと出席できませんという表現が抜けたような会議が何本か出てきているので、世の中というか、主催する側も大分対応が変わってきたのかなというような認識でその書類を読ませていただきました。


村のホームページではCOCOAのPRをさせて頂き、自分のSNSでは「COCOAは信用できない!」という発言はおかしいですよね。
再々質問では村長の品格を問う質問をしました。

品位を持って対応していくというのは必要なことだろうというふうに今回改めて認識をさせていただきましたので、その辺は十分気をつけて対応していきたいというふうに考えてございます。
という答弁を頂き一般質問は終了しました。

――――「まだまだSNSに対しての村長の考えは甘い」。
長くなるのでここまでにしてしておきますが、住民からの指摘(SNSを通して感じたもので裏付けのあるもの)に付いては後日村長に伝えました。
長年繋がっていたフェイスブックは途絶えてしまった(ブロックされた)ので、その後は分かりませんが、
SNSは使い方によっては大変便利な情報発信ツールにもなるし、使い方によっては、いらぬ誤解を招くことだけは分かって頂けたのではないかと思いますので、扱い方も変わることでしょう。
今後、今回のような事がありましたら、再度お伝えください。

************************************************************

3月の一般質門はこれにて終了。
次の議会報告では9月の一般質問をご紹介させて頂きますね。



タイヤ交換はお済でしょうか・・・・?
うちは昨日新しいタイヤを購入し組み替えました。――――「3年間は使いたいですね~」
ガソリン価格灯油代も上がっています。冬は燃費も悪いし、タイヤやワイパーブレードなど色々と出費も多い。
厳しい冬ですが、気持ちはあったかくして素敵な一日をお過ごしください。それでは!

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

議員報告・3月の一般質問から

2021-11-20 08:57:51 | 議員報告
11月と12月は夏の間できなかった議員報告を意欲的に行っていきたいと思います。
まとめてブログに掲載する事が妥当だとは思っていません。特に、農業者のブログとして応援して頂いている方も多いので、やり方としては議会と農業は分けるべきでしょう。ただ、今おける立場ではこのやり方しか見当たらないのが現状です。なるべく分かりやすく丁寧に議会の現状をご報告したいと思います。小さな村の小さな議会の現状を垣間見る手段にもなると思います。宜しければ村民以外の方もお付き合い頂ければ幸いです。


先ずは、3月と9月の一般質問から。
わかりやすいように質問内容と回答を一問一答形式で紹介しました。青字が村長の答弁になります。発言の為、多少、読みやすいように手を加えていることをご理解ください。
再質問内容は次回の議員報告で行いますので、先ずは一回目の質疑応答をお読みください。

*********************************************************

 村長へ質問します。
先ずは、コロナが時代を早めたと言われています。デジタル化としては、リモート(職場以外の遠隔行う仕事)、ネットショッピング、サブスクリプション(映画や音楽が定額で利用できること)などが身近に溢れ、押印の見直し、マイナンバーカードやマイナポータル(政府が行うオンラインサービス)の利用など行政に関わる改革も徐々に始まろうとしています。
昨年度、第二回定例会能登議員の「パラダイムシフト(その時代や分野における認識や思想、社会全体の価値観などが革命的に変化すること)についてどう対応していくか?」と言う質問に対し、村長は「社会的な価値が革命的に変わることは考えにくく、更に地方は緩やかな変革になるだろう」との答弁でしたが、あれから半年がたち、社会のニーズは都市、地方に関わらず急速にデジタル社会にシフトされています。
自由民主党政務調査会が示した『デジタル日本2020』では、パンデミック(感染症などの世界的流行)を前提とした今と未来の政策が明確に示され、デジタルトランスフォーメンション(デジタル改革、DXと呼ぶ)に対応する道筋が明確に提言されています。
そこで改めてになります。パラダイムシフトに備えた動きが必要だと感じますが、今の変化を村長はどう見ているかお知らせください。

1点目のパラダイムシフトです。その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること、解釈によってそれぞれ違うと思うので、そのとおりになっているかどうか定かではないですけれども、どのように捉えるかですが、以前お話しした考えに大きな変化はありません。ただ、その備えの1つが光通信網整備であったり、地域内連携や企業との連携による行政運営であるというふうに考えております。

 目の前に現れた大きなうねりに対応していくには時に明確な指針が必要になるものです。
赤井川村も平成28年に示された2025プラン(総合計画)と赤井川村人口ビジョン、赤井川村創生総合戦略が村の指針もしくは指標になるのかと思います。
令和2年に創生総合戦略の一部改正、更に今定例会で2025プランの後期が示されましたが、コロナ前に作られたことに一抹の不安を感じています。特に住民の皆様にアンケートを行っていますが、住民の意識も今回のコロナ騒動で大きな揺らぎが生まれたのではないでしょうか。新たにプランを作り直すと言うことではなく、5年先を見越した赤井川村の計画が時代に取り残された指針にならない為に、新たな拾い出しと柔軟な対応が必要ではないかと感じていますが、村長のお考えをお聞かせください。

総合計画等への村民意識の捉え方に関する質問ですが、確かにコロナ禍でアンケートを集約してはいませんが、コロナ禍の影響下において各委員に検討いただいた意見を基に計画を策定していますので、私は時代に取り残されてしまう指針であるとは考えておりません。

 コロナは時代を早めただけではなく生活様式の最適化も教えてくれました。
接触から非接触に、密から疎に、生活様式において、マスクや手洗いの重要性は今後も続いていくものと感じています。そして、ウイズコロナ社会を安心して過ごす為にも役場の勤務環境にも工夫が必要ではないでしょうか。リモートワーク(職場外で仕事をすること)に適応していくための就業規制や労働条件の修正、または要件の緩和など、出来うる最適化が必要だと感じていますが、現実問題としてなにか対応策があればお聞かせください。

役場業務のリモートワーク対応ですが、昨年4月の段階で職員にPCR陽性者が発生した場合の就業内規を定めており、その中に在宅勤務について規定していますので、事案が発生した場合はこれに基づき対応したいと考えております。
また、ハード面の整備として国の臨時交付金で庁内テレワーク環境整備事業として整備させていただいている中に、職員が専用パソコンを使い庁舎外から行政専用回線にアクセスできる環境を整え、一部の事務仕事やテレビ会議が自宅や出張先でもできる環境づくりを進めております。ただし、今後精査が必要ですが、現在の行政業務の中で個人情報に関わる案件については当然ながら特に慎重に扱わなければならないため、実際に運用する中で現行法との整合性も確認しながら運用していきたいというふうに考えております


 デジタル社会において問題になるのがデーターのバイアス(情報が偏っていることによる認識の歪み)やネットのリテラシー(適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現すること)による不公平な取り扱い、それと、オールド世代とスマホ世代のデジタルデバイド(ICT ( 情報通信技術 )の 活用機会や活用能力の有無によって生じる社会的な格差)ではないかと思います。9月にできるデジタル庁長官の平井大臣は自信のHPに「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」とありますが、その為には住民の窓口になる自治体の役割は大きくなると思います。
地方に行けば行くほどデジタルギャップを埋めることは大きなハードルです。一方で、マイナンバーカードの普及や預金口座との紐づけはコロナの給付金で見られた対応から国策として動き出す気配です。光ケーブルのインフラ整備が終わった時点で、デジタルデバイドを緩和する為の、丁寧な取り組みが必要だと感じますが村長の率直なお気持ちをお聞かせください。

情報格差に関する課題ですが、率直なところ一長一短で解決できる課題ではないし、事によってはお金もかかるし、個々の働き方の考え方による事案であると理解しております。現在もそうですが、情報伝達の多様性も考慮し状況を見定めていく必要があるというのが率直な気持ちです。

 平井大臣は「今まで国と地方、通信上のネック(ボトルネック)だったベンダーロックイン(メーカーの独自技術による為に生まれたサービスやシステムへの乗り換えが困難になる現象)を解消しなければいけない」と発言されています。業務を妨げていたベンダーロックインが解消されるとクラウドサービス(手元のデーターやソフトウエアーをネットワーク経由で提供するサービス)を利用した中央と地方のトップダウン(
指令)にもスピード感が出るものと思いますが、ここでポイントとなるのは人材です。
必要になるのはビジネス力、データサイエンス力、データーエンジニア力(これはデーターの管理や整理を行う能力)の三つのエレメント(素材)を兼ね備えた人材もしくはチームではないかと思います。これは私の想像で間違っていたら申し訳ありませんが、赤井川村の職員を見ていると優秀な文科系人材はいても理系の人材が少なくデーターサイエンス(数理学的にデーターを解析する能力)に弱点を感じています。人材育成に付いては以前にも質問しましたが、人材の足りない部分は輸血するか生み出すしかない。
オンラインセミナーを活用した人材育成、企業からデジタル分野に秀でた人材の派遣又は出向、少しのんびりした話になりますが理系の大学に進学もしくは進学しようと志す赤井川村出身の生徒への奨学金を通して、将来の赤井川村への人材投資など、少しでも早い手を打つべきだと考えます。大学で習う程度の文理基礎学力をリベラルアーツと呼ぶようですが、リベラルアーツの差が、自治体格差、地域格差を生み出すことを避ける為にもご検討を頂きたい課題だと認識していますが如何でしょうか?

人が持つ技芸の基本の差に関する質問ですが、現在のところ情報通信、デジタル関連については外部の専門家の意見を取り入れながら対応しているのが現状です。おっしゃるように、秀でた人間が行政全般の業務に適応しているかはまた別な問題であると感じておりますので、貴重なご意見として伺わせていただきます。

 最後の質問です。いつもヒヤヒヤさせられる村長のフェイスブックですが、2月3日、厚労省が発表した接種アプリcocoaの不具合に対し、投函した村長の記事を一部切り取って読ませて頂きます。
「出てすぐダウンロードしてそれなりに信じて出張していた。愚かにも周りにも薦めていた。これだけアホな政府笑うしかない」
更に、コメント欄には「cocoaはスマホのメモリーの無駄だからアンインストールした」とか、その後、もっと酷い言葉が続くので、あえて止めておきますが、村長の立場としてcocoa(接触アプリ)をどうお考えでしょうか?
村民を守ると言う意味でもスマホを持っている人に対し、利用をお願いする立場にあるはずです。特に、接触アプリの重要性は、今後、海外との交流や、オリンピックなどで利用を検討されているヘルスパスポートにもつながるITソリューション(ビジネスやサービスについて抱えている問題や不便を解消する為に提供される情報システム)で、ワクチン接種や免疫の有無、新たな感染症対策に重要なツールとして期待されている施作です。
残念ながら、まだまだ利用者は少ないようですが、このようなアプリはバイアス(プログラムの偏り)が発生しやすく、システムがアップロード(更新)される際に書き変わる事がある。これはOS(コンピューターのベースとなるシステム)でも絶えず想定しておかなければいけない事で、不具合は改善の為にアップデート(データの書き換え)され、アップロードがシステムの強靭化を図るのです。特に新しいアプリはある程度の誤差を想定して扱うのが基本で、データー社会の宿命でもあるのです。
確かに、入れていた接触アプリが機能していなかった、一時的な欠陥に腹を立てるのは構いませんが、立場ある首長が、その裏で働く人達のことも想像しないで軽率に政府を批判する。「あまりに酷いな」と感じますが、ご意見をお聞かせください?

新型コロナウイルス接触アプリとこのアプリに対する登録された利用者同士が交流できるインターネット上における私の発言に対するご質問についてです。
現在のところ一度だまされた感が強いので、改善されたとはいえ、それまでも一度も反応がないこともあり、100%アプリを信用しているとは言えません。ただし、アプリ起動が条件とされる会合等は今後もあると思われますので、その際はインストールし、仕事に支障がないよう対応する考えでいます。
次に、私の発言内容に関してですが、事実としてアプリが機能していない状態を知らずに、少なくとも5回程度はアプリ起動が条件の会合に参加していますので、機能していなかったことを知った直後の率直な私の意見であり、表現の仕方に品がないと言われれば否定はできませんが、軽率に政府を批判しているとは考えていません。実体験として私の思いを発信したと考えています。私の交流サイトを閲覧できる方の中には、国会議員や道議会議員、国、道の職員の方もたくさんいます。そういった方々にも実情として忖度なしに私の意見を伝えたものだというふうに考えております。また、交流サイトは限られた登録コミュニティーでのやり取りで成立しており、私も緊急時以外は誰もが見られる設定にはしておりませんので、その点は申し添えさせていただきます。いずれにしても連議員は私を心配してのご質問であると受け止めていますので、今後も登録者の管理は慎重に行いながら、悪意を持ってコピーし拡散される場合もありますので、情報発信には品位を疑われることがないよう心がけ発信したいと思います。

*********************************************************

長くなるので再答弁は次回に続きます。

相変わらず天気の悪い北海道ですが、昨日は丁度雲の合間から月食を見ることができました。
iPhoneではこれが限界ですね。
それでは素敵な週末をお過ごしくださいね。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。


議員視察研修2

2021-11-19 09:22:43 | 議員報告


議会議員視察研修に行ってきました。
一泊二日、北海道議会会館とウポポイが主な視察場所になり(詳しくは16日の議員報告ブログをご覧下さい)
観光と親睦が主な目的になった感がありますが、移動中や食事中、議員が集まると村の政治の話ができて、個人的には有意義な二日間でした。
特にウポポイの入場ゲート前の喫茶店で臨時会が開かれた事は滑稽でもあり熱意も感じる場面でもありました。


北海道議員会館ではアテンドもあったおかげで、色々と興味深い話が聞けて気持ちも締まった時間でした。
長く続く北海道議会史の一片を顧みれた気がしましたよ。


新らしく作られた議場はとても綺麗で北海道の木材がふんだんに使われ、出来たばかりと言う事もあって木材の香りのする議場。
この厳粛な議場に赤井川村から道議会にひとりの議員も送り込んでいないのは寂しいですね。
民主主義なので人口の少ない地域から生み出すことが難しいのは当然ですが不可能なことではありません。
いつか信頼できる村の出身者が北海道の為に英知を振りかざして活躍する日が来ると良いですね。


一日目の宿は『まほろば』。至れり尽くせりの時間に満足。
一杯の食事に、一杯のお湯、そしてお酒を頂いてゆったりと朝まで楽しむことができました。


二日目はウポポイ(アイヌ民族の博物館)
時間が二時間もなかったので、体験交流センターで伝統舞踊であるアイヌの踊を全員で見学し、その後、ひとりになって博物館内のシアターでアイヌの歴史ビデオを鑑賞。
時間の都合で展示物を見ることはできませんでしたが、いつか、また機会があるでしょう。


それにしても色々と問題が勃発するのは如何なものでしょうな。
詳しくは後日議員報告としてブログで紹介させて頂きますが、どうしてこんなに難しくするのか、難しくなるのか理解できない。
スピード感もないし、財源もないし、知性も感じられないし、○○もないし、○○もない。
「ひとつのほころびが大切な流れを堰止め、地方って自ら遅れて行くんだなぁ」と感じる。
もっと大切な問題があるのに、、、、。


議員感の温度差は選挙というシステム上どうしようもない。
でも、その中でどのように采配をしていくかは理事者側にあって「もっとうまくやってくれよ!」と下をむいちゃうな。


IT化、エネルギー問題、景観条例、学校の統合問題、神社やお祭り、福祉、問題は多岐にわたる。
一つひとつ片付けていくにも、時代遅れになる前にスピード感を持ってやろう。


ブログに書きづらい言葉に『能力』がある。
自分にもないのに誰かと誰かを比較するのには根拠が必要だし、
政治に『能力』という言葉を使うと議論にならないしね。
でも、今回も最後の食事で立ち寄った『白老牛の店・いわさき』でとっても気持ちのいい接客をしてくれた女性がいました。
話しかけるタイミングも良いし、受け答えや話題も軽快で、気の使い方もとても丁寧。
頂いたお肉の本来の味も良かったけど、あの接客がお肉味に調味料を添加して、更に美味しくしてくれたように思います。
そんな能力の高い接客のプロは、最近各所に見られ、その人たちが互いに能力を高め合いるように思える。
ひとり一人が能力を高めるためにも限られた時間の中で、良いものを体感し、活かし、洞察して判断して行かないとね。
やっぱり僕もまだまだ頑張らないと、、、、。そんな事を考えさせられた二日間でした。


視察研修の報告はここまで。
11月も中旬、まだ積もった雪を見ることなくここまで来たけど、いつになったら積もるのかな。
僕は今日から完全に冬の生活に突入です。皆様も素敵な一日をお過ごしください。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

議員視察研修

2021-11-16 08:38:44 | 議員報告


国会では文通費(正式名称は文書通信交通滞在費)の支払いが問題になっていますね。
ページスペースの関係で、あえて解説はしませんが、何十年もこんなことがまかり通っていたんでしょうな。
給料やボーナス(期末手当)は日割りになっているのに文通費が満額支給されると言う事に疑問を抱く人が今までいなかった事に不快感を抱きます。

村議会議員ぐらい末端(地方)になると手当も給料と期末手当しかないので、そのような問題は起こることはありませんが、
かする程度の似たケースとして議員の視察研修があります。今回は個人的な議員報告として視察研修に付いて紹介します。

『赤井川村村議会議員視察研修』が一期(4年)の中で二回行われます。選挙の年に道外研修。そして二年後、つまり真ん中の年に道内研修。
目的はざっくり言えばスキルアップなのでしょうが、その時代に起こる村の問題に沿ったものをテーマに研修先が決まる事が多いようです。
今年は道内研修の年。コロナ騒動で視察研修を行うかどうかに付いても議論されましたが、
緊急事態宣言の解除を待って予定通り(村で予算が組まれている)決行する事を決めたのが9月に入ってから。
事務局から「視察についての希望があったら伝えて下さい」との連絡があり、
僕は兼ねてから興味のあった芽室町と更別村を要望しました。――――「対案はないのでは?」と思っていましたが、
議長から洞爺湖町と壮瞥町の要望がありました。

これもざっくりですが目的をお伝えすると
芽室町は、議会先進地で議会のネット中継やSNSでの情報公開、及び、議会モニター制度があります。
更別村は、国の事業であるスーパーシティ構想に北海道で唯一(だと思います)手を挙げ、構想、つまり未来への夢を描く試みをしている村。
洞爺湖町は、地域公共交通についての視察で、路線バス以外にコミュニティバスとコミュニティタクシー、買い物支援バスなどを運行させているようようです。
壮瞥町は、再生エネルギーの町として色んな取り組みの見学。

個人的にどちらが楽しそうかと言えばもちろん僕の視察要望地なのですが、特別強い思いがあるわけでもなく、
議長案の方が、規模は違っても、村が抱えている問題に沿っていると言う事で、僕の案を退けて洞爺湖・壮瞥町の二か所を視察先に決めました。
しかし「困ったことに時期が悪かった」。
視察受け入れ先方もコロナ禍での対応に苦慮し、更に、新年度の予算の組合せ行う時期も重なり、受け入れを拒否されたようです。



「視察研修先がなければ、いっそやめちゃえ!」と言いたいところですが、
今回はどうしても、、、という声もあり、当初から研修の一環として名前が上がっていた『ウポポイ(民族共生象徴空間)』に行くことになりました。

実は明日出発で、当初二泊の予定を一泊にし、道議会(新しくできた議場見学)とウポポイの二か所を見学してきます。



視察研修も村の予算。中身のないものや儀礼的に遂行される(文通費のように)のでは困ります。
ただ、しっかりと行先を検討した中で、コロナの影響で行けなかったとなれば仕方がないのかな、と言うのが今回の結末。
特にウポポイはもう一度行って見たい場所なので、その様子も後日ブログにて紹介できればと思っています。



追加的にお話しすると、僕の議員視察研修も案としてはまだ生きていて、
「活性化委員会で視察したらどうか」という意見を委員長から提案頂いています。
その件は今日の議運で話されるかも知れませんね。

と言う事で、今日のブログはこれまで、
――――「天気悪いなぁ~」そろそろ青空や太陽の日差しが欲しい北海道です。残ったアスパラ刈ってきます!
皆様も素敵な一日を、、、。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

ボツ原稿

2021-06-15 08:05:28 | 議員報告


本日より二日間の日程で赤井川議会定例会が役場議場にて行われます。

今回は一般質問を止めることにしました。
気持ちの問題が大きいのですが、一番は一般質問よりも、事前に村長及び各課の課長と確認するべきだと思ったからです。
一応、ボツにした質問の原稿を紹介します。宜しければご一読ください。

令和3年度が始まり、村長からは執行方針、村からは2025プラン後期計画や、総合戦略などが提出され、村の中長期に向けた計画が示されました。個人的には評価できるものも多く期待するものがある一方で、物足りなさを感じるのも事実です。どうしても、実行プランを明言しずらいのは政治的な配慮だと思いますが、3月31日協議会で「抽象的なことばかりでインパクトに欠ける」という件で始まった質問に対する回答から馬場村長の思いや考えが少し見えた気がしました。
協議会での繰り返しの部分もありますが、中長期計画において、いくつか村長のお考えを確認させて下さい。

先ずは、執行方針にある『宿泊税導入に向けた検討』です。
当然、今すぐと行うと言うことではないでしょうが、この時期にあえて執行方針にのせた意図、そして、具体的な計画、今後の予定をお伝えください。
更に、村のHPで執行方針を見ると、宿泊税についての記述が抜けています。それだけではなく、広報で紹介した執行方針とHP版を見比べるといくつか表現を変えたり、無くなっているものがあります。作為的な方針変換とは思えませんが、何か意図するものがあるのでしょうか?

人口問題は国にとっても村にとっても大きな課題です。
ただ、先日発表された国勢調査の速報値では、微増ではあるものの、赤井川村の人口減少対策の効果を感じる数字だったと思います。総合戦略において示された取り組みの1番目「子どもを産み育てたいという希望をかなえるとともに、将来を担う人材を育てる」。2番目「住みたいと思える環境を整え、人を呼び込むとともに、関係人口を増やす」は、細かな取り組みも示され、評価できるものが多かった気がします。ただ、このような小さな村の場合、新らたなお子様を期待するより、移住やUターンIターンの方に期待が大きいのではないかと考えます。
そこで問題になるのは住宅の問題。移住定住政策として住宅への助成金など村独自のものもありますが、あらためて村の移住定住促進への政策、及び、過去の実績をお知らせください。

移住政策に遠からずつながると思われるもので、短期での住居があります。特に次世代農業者の考えも、徐々に田舎思考からビジネスとしての起業意識に変わり、短期での住居を求める声も年々多くなり、なかなか空き家を探すのに苦労しているのが現状です。一方、教員住宅はかなり長期で利用されていません。目的は教員住宅で利用目的とは違いますが、空け続けるなら制限も解除することも考えられるのはないかと思いますが如何でしょうか?

最後に景観条例に付いてですが「情報収集をして検討したい」という意向を示されたと思います。
中学生のアンケートでも村に期待したいことの一番に上げられた「美しい村作り」は、移住定住政策にもつながる重要なコンテンツです。条例の制定だけが美しい村を作るわけではありませんが、景観条例が美しい村を守り、新しい村の魅力を発見する手段にもなりえます。こちらもあらためてになりますが、景観条例についてのお伝えください。
また、太陽光発電施設は住民の関心も強く、現在一年を経過し、パネルの破損やフェンスの破損等があると聞いています。すぐに景観条例が施行できないなら「民間のものだから」と片付けず、行政的な指導をお願いしたいところですが如何でしょうか?




この内容含め、協議・相談した上でどうなったかはこのホームページで紹介しようと思っています。
と言うことで、そろそろ出発準備ですので終わります。



今日は涼しい一日になりそうな北海道です。
素敵にお過ごしください。

尚、村民の方で時間がありましたら傍聴にいらして下さい。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

『作業メモ』
作業時間

議員二年目の報告 パート2

2021-04-09 08:18:33 | 議員報告


今朝の赤井川です思った以上に積もっていてビックリ。
今日はバイクで議員報告を配る予定でしたが難しそうですね。

それでは、2021年議員報告の後半です。宜しければご覧ください。



◎ 一年目はデイサービスの業務委託の問題、二年目はコロナ対策で、議員活動も多くの時間を使うことになりましたが、就任して真っ先に要望した『村内全域光ケーブル整備』。そして『小中学校の空調整備』は、国からのコロナ対策費を利用して整備することができました。恥ずかしながら、これは僕のお手柄と言えるものではありませんが、求めていたものが実現し、村の価値が上がったことは言うまでもありません。

◎ 『議会だより』を含めた広報活動の刷新は、能登議員・辻議員を含めた三人と事務局の協力を得ながら進めています。『議会だより』のボリュームがかなり増えたことをお気付きの方も多いと思います。本来は別冊を作るべきだと思いますが、現時点では限られた予算の内で可能な限り、分かりやすい『議会だより』を作っていきたいと考えています。

◎ 課題1:中央バスの撤退に伴う公共交通の件はご心配されている方も多いと思います。現在、副村長を中心に検討が行われています。村長からは「現状より悪くなることはない」と頼もしい発言もありましたが、現状を踏まえ持続可能な交通網の確立に向けて今後の行方を見守りたいと思います。

◎ 課題2:カーボンゼロを目指す赤井川エネルギービジョンには構成員として参加させて頂きました。二年目は小水力発電と地熱エネルギーの調査が始まります。カーボンニュートラル(CO2排出量と吸収量を同じにするという考え)も村の役割のひとつ。この事業が更に一歩進んだものになるよう、考えていきたいと思っています。



 
勇気を出して言えば、もっと村政に興味を持ち、傍聴に足を運んで頂きたい。
議員二年目の私が言うと批判を受けそうですが、議会の機能を高め、緊張感のある議論を行う為にも住民の役目は大きいと思います。
 
議員報酬の問題もそうですが、議員それぞれのポテンシャル(備わった能力・今までの能力)だけで議員活動するなら誰がやっても同じです。学び、悩み、議論を重ねて作り上げることに価値があるのではないでしょうか。そういう体制を築くことができず、このままマンネリした議会が続くなら、いっそ若者へメンバーチェンジを行うべきだと考えます。

「異論を唱える文化を作る為には人材の流動性を高め、多様な視点を組織に入れる必要がある」
これはオリンピック委員会の森発言にふれ、Jリーグの組織改革に向けてご尽力された米田恵美さんの言葉ですが、赤井川村議会も同じ。
「今がダメだ」とか「誰がダメだ」とかではなく、人材の流動性を高め、多様な視点を組織に入れるべきなのです。

普段から心がけて身に付けた知識や技能を表すのに『素養』という言葉がありますが、社会の情勢を見ながら、個々の素養を持ち集めることが、議会の活性化と議員活動の可視化につながります。
それが、村づくりの大いなるエネルギーだと考えますが、さてさて、皆様はどう考えるでしょうか・・・?

「長く続けるコツはお喋りになりすぎないこと」という助言を受けたことがありますが、私はそうは思いません。
気付いた人から発言する、出来る人から行動する。自分で出来なければ誰かに働きかける。批判されても臭いものに蓋をすることだけはやりたくありません。
この村の可能性はまだまだです。
その為にも次の選挙には多くの若者の参加を期待したいものですね。最後まで読んで頂きありがとうございます。ご意見ご感想などありましたらお知らせください。




これからホタルの引っ越し。
ここまで、使われなくなった子供部屋で飼育していましたが、西日が強く、二階で気温も高めなので、夏でも涼しい玄関横に移動しようと思います。
と言うことで、今日も忙しく動き回ります。明日には暖かくなるようなので今日一日の我慢。
温かくして素敵な一日をお過ごしください!それでは!

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。


議員二年目の報告 パート1

2021-04-08 08:03:22 | 議員報告


素敵なお庭発見!それはそれは見事にフクジュソウ(福寿草)が咲いていました。
見ごろは週末でしょうか?
春一番、鮮やかなお庭を愛(め)でる為の夏のお手入れ。――――「大変だったでしょうね」
でも、そのおかげで綺麗なお庭を見せて頂きました。

では、今日と明日、赤井川村議会議員になって二年。折り返しと言うことで議員報告を書きましたのでご紹介します。
尚、なるべく多くの村民の方に読んで頂けるよう、今日、村内(歩いて行ける範囲)の方に配りたいと思っています。
それでは前半の一枚。



思わぬ結果で赤井川村村議会議員になり二年が過ぎようとしています。
「当選の暁にはなるべく丁寧な議員報告を行う」という事だけを公約に掲げ、ブログ選挙を行い、見事に落選。公約を実行する必要があるのかさえ、ずいぶん悩みましたが、票を入れて頂いた方の思いに応える為、任期の折り返しにあたり、このような『お便り』をお届けさせて頂きました。長くなるので興味のある部分だけでも読んで頂ければ幸いです。 

――――「5年・10年と長期にわたってリスクを取れる機関は国か地方公共団体(自治体)しかない」
 地方社会において、もっとも必要なのは柔軟さとトライ&エラー(挑戦と失敗)だと考えています。今までの赤井川村は『横並び政策』が大半で、何か特別なことは管内の先進例を探してから動き出す。まぁ、行政の立場としては、住民を守るために必要な安全策かも知れませんが、その考えがチャレンジへのネックになってはいないでしょうか。

 今年の赤井川村の予算総額は既に新聞でも発表された通り、約25億円です。住民千人として、一人当たりの予算を計算すると250万円。四人家族で考えると毎年1000万円近くものお金をつぎ込んでこの村が活動しています。

「その実感はないですよね?」でも、これはまさにベーシックインカム(簡単に言えば生活の最低保証制度)と言え、予算額だけを聞くと、これで安心して暮らせる村づくりができないわけがないのです。

 だから一番大切な事はお金の配分。そして、二番目が、日本と言う国の中で、赤井川村の可能性をしっかりと認識し役割を考えることではないでしょうかね。

 1月9日、北海道新聞の社説に『分散型社会を目指すなら国の号令を待ち続けるのではなく自治体が地域の将来像を描くことが大事』とありました。皆様は赤井川村の未来を、そして、この村の役割を想像したことがあるでしょうか?

 地味かもしれないけど、私は『防災の村・防災宣言』が良いと思っています。
 少し怖い話をすれば、、、、気象庁は「2050年までに風速90メートルの風を伴った台風が日本に上陸するだろう」と言っています。記憶に新しい所で二年前、千葉を襲った台風は風速40~50メートル。あれだけの電柱が倒れ、家の屋根が吹っ飛んだのに、もし90メートル級の台風が来たら都市は完全崩壊です。なにも台風だけではありません。地震や津波、高潮を含めたディザスター。インフルエンザや新型コロナウイルスなどのパンデミック。「想像したら本当に恐ろしい」。そんな未来予想の中、国内で比較的防災に強い地域を考えれば、この村の価値はグーンと上がります。過去の台風のルートや地震被害を調べてみると根拠も見つかるはずです。
 残った任期、防災の村を目指し、無電柱化や防災に強い庁舎の新設及び避難施設の充実なども訴えて行きたいと考えています。(後半に続く)

      

◎ 議員報告について:議員報告は私のホームページに掲載しています。議会を振り返ったり、今後のことを考える良い材料になっています。宜しければご覧ください。
赤井川村議会議員の月報酬が約16万円。報酬に見合った活動として充分だとは思ってはいませんが、議員の様子を少しでもお伝えする為に大切な活動だと思っています。

◎ 目標:前回の選挙期間中、「もし議員になったら」と言うことで10の夢を書かせて頂きました。その内、現在、7つは村にアプローチしています。叶う・敵わないの判断は理事者の考えや財政的な事情もありますが、出来なかったら終わりと言うことではなく、任期中は粘り強くアプローチしていこうと考えています。

◎ 一般質問:昨年6月以降の一般質問のタイトルだけ紹介しておきます。詳しい内容はHPで読むことができます。
2020年06月定例会 ● コロナ禍における教育行政執行方針の変更及び対策について ● ネット環境整備とギガスクール構想について ● 小中一貫を見据えた連携教育について
2020年09月定例会 ● 6次産業化について ● 村のHPについて ● さくらの森公園について
2020年12月定例会 ● 防犯カメラについて ● 図書コーナーについて
2021年3月定例会 ● コロナ禍での村の舵取りについて




昨晩は住民との意見交換会が行われ、多くの住民の皆様がお集まり頂きました。
厳しいご意見、参考になるご意見、なるほどと思えるような内容など、勉強になる時間でした。
特に農業分野のご意見は、本年の課題にしていた分野でもあるので、早速、役場側の考えを聞きに行こうと考えています。

この続きは明日のブログで紹介します。

長いのでどれだけ読んで頂けるか分かりませんが、とにかく村政に対しては純粋に対自していきたいと考えています。
と言うことで村民向けでした。
目覚めた時から気温は下がり続け現在1.5℃。寒い一日になりそうですが、温かく、素敵にお過ごしください!それでは!

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

2021年度第一回一般質問

2021-03-09 07:28:12 | 議員報告


融雪が進んでますね。今日は一日晴れ!明るい一日になりそうです。
それでは今日行う予定の一般質問の原稿です。午後からかな・・・?
村長に向けた質問になります。時間がありましたら傍聴にお越しください。

***************************************************

コロナ禍での舵取りについていくつか村長に質問させて頂きます。
尚、この質問には最近新聞や国会でもよく使われるカタカナ文字を多く使いました。
使っている私自身もかなり知識にうとく、時代に置いて行かれている感がありますので、情報を共有して頂く為にも注釈を付けながらお伝えしますのでご了承ください。

 先ずは、コロナが時代を早めたと言われています。デジタル化としては、リモート(職場以外の遠隔行う仕事)、ネットショッピング、サブスクリプション(映画や音楽が定額で利用できること)などが身近に溢れ、押印の見直し、マイナンバーカードやマイナポータル(政府が行うオンラインサービス)の利用など行政に関わる改革も徐々に始まろうとしています。
昨年度、第二回定例会能登議員の「パラダイムシフト(その時代や分野における認識や思想、社会全体の価値観などが革命的に変化すること)についてどう対応していくか?」と言う質問に対し、村長は「社会的な価値が革命的に変わることは考えにくく、更に地方は緩やかな変革になるだろう」との答弁でしたが、あれから半年がたち、社会のニーズは都市、地方に関わらず急速にデジタル社会にシフトされています。
自由民主党政務調査会が示した『デジタル日本2020』では、パンデミック(感染症などの世界的流行)を前提とした今と未来の政策が明確に示され、デジタルトランスフォーメンション(デジタル改革、DXと呼ぶ)に対応する道筋が明確に提言されています。
そこで改めてになります。パラダイムシフトに備えた動きが必要だと感じますが、今の変化を村長はどう見ているかお知らせください。

 目の前に現れた大きなうねりに対応していくには時に明確な指針が必要になるものです。
赤井川村も平成28年に示された2025プラン(総合計画)と赤井川村人口ビジョン、赤井川村創生総合戦略が村の指針もしくは指標になるのかと思います。
令和2年に創生総合戦略の一部改正、更に今定例会で2025プランの後期が示されましたが、コロナ前に作られたことに一抹の不安を感じています。
特に住民の皆様にアンケートを行っていますが、住民の意識も今回のコロナ騒動で大きな揺らぎが生まれたのではないでしょうか。
新たにプランを作り直すと言うことではなく、5年先を見越した赤井川村の計画が時代に取り残された指針にならない為に、
新たな拾い出しと柔軟な対応が必要ではないかと感じていますが、村長のお考えをお聞かせください。

 コロナは時代を早めただけではなく生活様式の最適化も教えてくれました。
接触から非接触に、密から疎に、生活様式において、マスクや手洗いの重要性は今後も続いていくものと感じています。そして、ウイズコロナ社会を安心して過ごす為にも役場の勤務環境にも工夫が必要ではないでしょうか。リモートワーク(職場外で仕事をすること)に適応していくための就業規制や労働条件の修正、または要件の緩和など、出来うる最適化が必要だと感じていますが、現実問題としてなにか対応策があればお聞かせください。

 デジタル社会において問題になるのがデーターのバイアス(情報が偏っていることによる認識の歪み)やネットのリテラシー(適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現すること)による不公平な取り扱い、それと、オールド世代とスマホ世代のデジタルデバイド(ICT ( 情報通信技術 )の 活用機会や活用能力の有無によって生じる社会的な格差)ではないかと思います。9月にできるデジタル庁長官の平井大臣は自信のHPに「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」とありますが、その為には住民の窓口になる自治体の役割は大きくなると思います。
地方に行けば行くほどデジタルギャップを埋めることは大きなハードルです。一方で、マイナンバーカードの普及や預金口座との紐づけはコロナの給付金で見られた対応から国策として動き出す気配です。
光ケーブルのインフラ整備が終わった時点で、デジタルデバイドを緩和する為の、丁寧な取り組みが必要だと感じますが村長の率直なお気持ちをお聞かせください。

 平井大臣は「今まで国と地方、通信上のネック(ボトルネック)だったベンダーロックイン(メーカーの独自技術による為に生まれたサービスやシステムへの乗り換えが困難になる現象)を解消しなければいけない」と発言されています。業務を妨げていたベンダーロックインが解消されるとクラウドサービス(手元のデーターやソフトウエアーをネットワーク経由で提供するサービス)を利用した中央と地方のトップダウン(
指令)にもスピード感が出るものと思いますが、ここでポイントとなるのは人材です。
必要になるのはビジネス力、データサイエンス力、データーエンジニア力(これはデーターの管理や整理を行う能力)の三つのエレメント(素材)を兼ね備えた人材もしくはチームではないかと思います。
これは私の想像で間違っていたら申し訳ありませんが、赤井川村の職員を見ていると優秀な文科系人材はいても理系の人材が少なくデーターサイエンス(数理学的にデーターを解析する能力)に弱点を感じています。
人材育成に付いては以前にも質問しましたが、人材の足りない部分は輸血するか生み出すしかない。
オンラインセミナーを活用した人材育成、企業からデジタル分野に秀でた人材の派遣又は出向、少しのんびりした話になりますが理系の大学に進学もしくは進学しようと志す赤井川村出身の生徒への奨学金を通して、将来の赤井川村への人材投資など、少しでも早い手を打つべきだと考えます。
大学で習う程度の文理基礎学力をリベラルアーツと呼ぶようですが、リベラルアーツの差が、自治体格差、地域格差を生み出すことを避ける為にもご検討を頂きたい課題だと認識していますが如何でしょうか?

 最後の質問です。いつもヒヤヒヤさせられる村長のフェイスブックですが、
2月3日、厚労省が発表した接種アプリcocoaの不具合に対し、投函した村長の記事を一部切り取って読ませて頂きます。
「出てすぐダウンロードしてそれなりに信じて出張していた。愚かにも周りにも薦めていた。これだけアホな政府笑うしかない」
更に、コメント欄には「cocoaはスマホのメモリーの無駄だからアンインストールした」とか、その後、もっと酷い言葉が続くので、あえて止めておきますが、村長の立場としてcocoa(接触アプリ)をどうお考えでしょうか?
村民を守ると言う意味でもスマホを持っている人に対し、利用をお願いする立場にあるはずです。
特に、接触アプリの重要性は、今後、海外との交流や、オリンピックなどで利用を検討されているヘルスパスポートにもつながるITソリューション(ビジネスやサービスについて抱えている問題や不便を解消する為に提供される情報システム)で、ワクチン接種や免疫の有無、新たな感染症対策に重要なツールとして期待されている施作です。
残念ながら、まだまだ利用者は少ないようですが、このようなアプリはバイアス(プログラムの偏り)が発生しやすく、システムがアップロード(更新)される際に書き変わる事がある。これはOS(コンピューターのベースとなるシステム)でも絶えず想定しておかなければいけない事で、不具合は改善の為にアップデート(データの書き換え)され、アップロードがシステムの強靭化を図るのです。特に新しいアプリはある程度の誤差を想定して扱うのが基本で、データー社会の宿命でもあるのです。
確かに、入れていた接触アプリが機能していなかった、一時的な欠陥に腹を立てるのは構いませんが、立場ある首長が、その裏で働く人達のことも想像しないで軽率に政府を批判する。
「あまりに酷いな」と感じますが、ご意見をお聞かせください?

***************************************************

最後まで読んで頂きありがとうございます。
家を出るまで資料を眺めていたいと思いますので今日はこれで終わり。
尚、村長からの答弁は正確を期する為、議事録を待って紹介したいと思います。



最後はテンちゃんの画像を見て素敵な一日をお過ごしください。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。



議員報酬について

2021-03-05 08:21:13 | 議員報告


今日も天気が良さそうですね。
昨日ブログをアップしたあと、ご紹介した福田光選手から画像が送られてきました。
とっても良い画像なので今日のトップ画像に決定!

*************************************************

では今日は議員報告として議員報酬について書いてみようと思います。
賛否はあると思いますが議員の姿勢につながる話なので私の考えをお伝えします。

議員になる遥か以前のこと。
集まった友人たちと「議員なんて報酬はいらんだろ!」「費用弁償だけでいいんじゃないか?」「時給1000円もあれば充分じゃない!」なんて話をしたことがあります。

現在議員になって思うのは、「その考えは少しずれていて、少し当たってる」そんな気がします。
ただ率直に「議員報酬は必要ですか?」と聞かれたら、今は必要ですと答えるでしょう。

「そりゃ、貰う立場になれば、そういうよな!」て怒る方もいるかもしれませんが、ボランティアで行う議会を想像してみて下さい。
先日ご紹介した何ページにもわたる分厚い議会資料をしっかりと読み込んで行くでしょうか?
もしかすると、寝ちゃう議員がいたり、黙ってる議員や、勉強不足、経験不足の議員、理念や信念を待たない議員がいて、
そのような議員が村の施作のジャッジ(采配)を行う。困った方向に行かないでしょうかね。

現在、赤井川村の議員報酬は月額188.000円です。
副議長219.000円、議長290.000円、それ以外に委員長報酬があるはずです。
<議長の報酬が10万円以上高いのは僕もビックリしました(笑)>

これは民間企業で言う総支給額ですね。

一方、昨年一年間、どれくらい議員として稼働したかを私のGoogleカレンダーで数えてみました。
なんと52回。

これはスマホのカレンダーに残った予定の数で1~2時間の会議もあれば、丸一日の会議も同じにカウントされています。
コロナの影響で一昨年よりは少ないことは間違いありません。通常、年間55~65回程度はあるかもしれませんね。
更に、赤井川村の議会の約束事として住民のお葬式には出席することになっています。(上の数字にカウントしていません) 

――――「さて、報酬と労働日数を紹介しましたが、この数字、皆様はどう思われるでしょうか?」

手取りは月額16万円ぐらい。この中から保険や年金、所得税などを払います。だから、一般のサラリーマンで言うと手取り10万円ちょっとになるのかな。
高いか低いかという議論は色んな考えや立場で違ってくると思います。
ただ、理想論で言えば議員報酬はもう少し高くするべきではないでしょうか・・・?
手取り10万円では、子育て中の方が議員になることは難しい。本来であれば「専業議員」が理想でしょう。
とても10万円では無理。
議員の仕事が中途半端に見えるのはこの報酬の低さが原因でもあり、議員活動を見えづらくする原因です。
僕も夏場は畑中心の生活なので、やっぱり畑で汗を流している姿を見た住民は、議員としての評価を下げることでしょう。

報酬の価値は「議員の質」にも関係があります。
一般的に仕事はやればやるほど報酬に反映するものですが、議員活動は逆。
原則活動すればするほど、時間も経費が掛かかります。特に時間をケチると活動自体にも影響が出てきます。
当然、村議会議員には「政務活動費」は支給されておらず、各種調査やチラシひとつ作っても自腹。やればやるほど時間もお金もかかるのです。
「じゃ、何もやらない」ってことになると最悪ですね。
「議員の仕事はしなければいけない。でもそれだけで食っていけない」という現実があるのをご理解いただけたでしょうか。

議員の仕事が見えない。おそらくこう言ったご意見は議員に対する不信感から来るものです。
その為に、各議員は責任を持った仕事をしなければいけないのです。

ここまでは、ザクっと一般論を述べたつもり。ここからは赤井川村議会の現状や思いを少し加えさせて頂きます。

先ず、住民の皆様は「しっかりと我々を監視してください」
マンネリ化した秩序が生み出すものは緩みです。緊張感のない態度は時代を停滞させます。
一年生議員の私が言うのも恥ずかしいぐらい、議員活動に個人差があるように感じています。
残念なことにそれを洗い出すことはできません。また「誰が?」という質問にも答えることは無理です。

ただ、寿都町や神恵内村の核のゴミのような問題が起きた時や、時代の流れが大きく変わろうとするとき、
誤った方向に生かない為には、議会の質が問われるでしょう。
その為にも、住民は絶えず議会にプレッシャーを与えるべきだと思います。

選挙も同じ。
選挙結果と議員の能力は一致するものではありませんし、それを見極めるのは本当に大変だと思いますが、
血縁や知り合いという物差しだけで議員を図るのではなく、議員の思想と活動にふれて大切な一票を投じてもらいたいと思います。
「思想と活動が見えないから困る」という方もいるとは思います。
議会の傍聴に行くのもひとつの方法だし、広報での議会だより、または、節度のある時間帯に押しかけてみるのも良いかも知れませんね。
――――「活動のない議員は論外です!」

最後に、先日新聞で見つけたこんな記事から、、、。
元Jリーグの理事を務めた「米田 恵美さん」の記事の一文をご紹介します。

「異論を唱える文化を作る為には人材の流動性を高め、多様な視点を組織に入れる必要がある」

これはオリンピック委員会の森発言にふれ、組織改革に向けた実体験からくる言葉のようですが、
赤井川村議会も同じです。「今の議会がダメだとか」「誰がダメで誰が良い」とかの問題ではなく、
人材の流動性を高め、多様な視点を組織に入れる必要があります。
特に、デジタル化が進み、仕事のスタイルやモノの価値が変わろうとしている時代、もっと若者へのメンバーチェンジが必要でしょう。
これは僕も含めてのことで、近い未来にフレッシュな発想と行動力を持った人材が村や国を動かかして行くべきです。

オールド世代の作る政治はやはり老人政策に偏りがちです。これから更に世代バランスが崩れ、若者に負担が多くかかるでしょう。
その為にも。若者の政治参加は必須課題だと考えます。

村議会議員としての選挙で掲げた公約はひとつ。議員報告をしっかりとやること。
新たに村議会議員としての目標です。それはフレッシュな人材の参画を促すこと。
次回の選挙までに多くの若者の立候補を呼びかけたいと考えています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

*************************************************

昨日から気温が下がりません。温かいです。



これが昨日の夕方。今も外は5.7℃。室内も23.4℃もあります。快適ですね。
本州は春の陽気ですか。もう梅は咲いてるころでしょうか?
素敵な一日をお過ごし下さいね。それでは!

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。



エネルギービジョン2

2021-02-27 09:27:16 | 議員報告
クラウドファンディング:北海道医療従事者応援プロジェクト『結(ゆい)』
を応援しています。2月27日8時半現在:寄付額 16.006.000円



今朝もかなり降りました。減ったり増えたりが激しい今年の積雪事情ですね。
気象庁発表の村の積雪量、現在137㎝。全道で12位かぁ~。
雪が比較的少ないと言われている黒松内町や蘭越町に負けているとは、、、、。
少なくて越したことはないのですが、豪雪地帯のプライドが、、、、(笑)

それでは昨日の続き。僕のエネルギービジョンです。
********************************************************
〇 赤井川村のエネルギー事情
これはどこの市町村も抱える問題ですがCO2の排出は減らした方が良いに決まっています。
本来は、「今日赤井川村のCO2排出量は〇〇、吸収量は〇〇」と数値化するとわかりやすいのでしょうが、
現在、はっきりと数値することは難しく、指標はあっても実数を求めるのは無理のようです。
つまり、北海道電力の供給に対するCO2の排出量は数値化することはできても、普段、私たちが生活で使う化石燃料まではなかなか数値化できない。
更に「森林がどれくらいCO2を吸収するか?」と言う問題は、現在、森林面積による目安はあるようですが、まだまだ明確なものではなさそうです。
ただ、目標がないからできないのではなく、目標がないから減らせるものは減らしていこうという考えのようです。
ここで資料をひとつ


役場庁舎の電気量が異常に高い。暖房を電気式ボイラーに頼っている為でCO2の排出量には貢献しても財政的には厳しいですね。

〇 導入プロジェクト
さて、エネルギービジョン策定委員会ですが、
学識経験者として北海道大学の石井一英教授を始め、村からは村長・副村長、アドバイザーとして北海道立総合研究機構、オブザーバーとして北海道経済産業局、出光・三井・JRと企業の方も加わり、錚々たるメンバーが集まり、合計三回行われました。コンサルタントは日本環境技研。
最後の提言として示されたプロジェクトは7つです。
1.小水力発電事業化プロジェクト
2.地熱発電事業化プロジェクト
3.庁舎等の災害対応拠点等における減災防災型再エネ導入プロジェクト
4.農業倉庫や農業振興センター等における再エネ導入プロジェクト
5.カルデラ温泉、体育館における再エネ導入・エネルギー融通プロジェクト
6.脱炭素地域コミュニティ事業化プロジェクト
7.赤井川地域新電力(仮)等の設立、関連インフラ構築プロジェクト
詳しくは下の資料をご覧下さい。



現在、可能性の高いプロジェクトは①の小水力発電プロジェクトと⑤のカルデラ温泉のエネルギー融通プロジェクトでしょうか。
①小水力は三井住友建設が以前から取り組んできたもので轟鉱山跡地にて調査されているものを進めることになります。
電力の供給量に問題はありそうですが、蓄電、売電、送電、電力のピックアップ技術、それらを応用して実現を目指します。
⑤は温泉の掘削調査を本年度行う予定で、現在の2号井から更に深く掘り、より効率的な温泉水を取り出し、温泉利用だけではなくコスト高の庁舎や体育館の暖房に使えないかということが狙いのようです。

〇 温泉の利用
個人的には地中の熱を取り出して放出するわけなので、温泉利用と地球温暖化を結びつける必要も感じています。
温泉の熱量を100%利用し、CO2の排出を減らせるなら良いのですが、夏場などは垂れ流すことになるのでどうでしょうか・・・?
ただ、個人的にも温泉は大好きだし、村の観光に欠かせない施設なので事業としては村にとって有利な施策だと思います。
小水力に温泉利用と、真新しいものはなかった気がしますが、温泉熱と一緒に太陽光や風力を使った複合的、更には計画的な街づくりにつながると良いなと思います。

〇 おまけ(パート2)
電気と言えばやはり原子力の存在は無視できませんな。
前記したように核のゴミ問題が解決しないうちに、個人的に原発を容認する気にはなれません。でも、サイエンスとしては進めるべき技術だと思っています。
新しい技術では小型原子炉が注目されています。あの東芝が開発し、あのビルゲイツが視察に来たと有名になったやつです。
制御棒がなく燃料の交換が40年ぐらいは不要の夢のような発電機。自然冷却も可能なので、半永久電地と言えるでしょう。
それを家庭用にまでコンパクトにする開発も進められているようです。
40年使うとどのくらいの核のゴミが出るのか分かりませんが、本当に少量のカスが残るぐらいなら実用化も楽しみですね。
もちろん反対派も出るのでしょうが「初期投資が100万円程度で40年電気使い放題なんてプランがあればどうでしょうかね?」(根拠のない夢の話です)

〇 個人でできる取り組み
最も大切な事は個人個人がサスティナブルな未来を意識することではないでしょうか。
借りたものは借りた時より綺麗にして返す。預かった地球を汚れたまま次世代に引き継がない。
まさに今抱えている環境問題はパンデミックの一歩手前(パンデミックレディー)です。
――――「今改善しないと手遅れになる。できる事から始めましょう」。
進行を務めて頂いた北海道大学の石井教授が最後に私たちに伝えた言葉を(議事録がないのでうる覚えです)
「いきなりじゃなくていいと思うんです。例えば、次、車を乗り換えるときにHV(ハイブリッド車)にしようとか、次はEV(電気自動車)にしようかとか、
家はなかなか建て替えられないけど、少しでもCO2の排出を減らす努力をすれば良いと思うんです」。
印象的なお言葉を最後に聞けて、本当に嬉しかった。

〇 終わりに
事実なので大きな声で言いますが、石井先生の最後のメッセージを聞いてとても嬉しかったのは
10数年前から、気づいて実践し始めたのが僕だからです。
台風でビニールハウスをめちゃくちゃにされた時、CO2の問題と向かい合う決意をしました。
「ぼく一人で何ができる」ではなく、「自分でできる事をやろう」と、最初に行ったのが車を一台減らすこと。
家から畑の往復は自転車で、、、。あまりに効率が悪いので、二年目からはバイクにしましたが、、、、。
畑はなるべく機械を使わず手作業。家はオール電化。化石燃料をなるべく使いたくなかった。
更に、車はなるべく燃費にこだわった小さなコンパクトカー。
今の車もそろそろ買い替え時だと思います。次は、必ずEV車(日産リーフがいいかな?)を買いたいと思っています。
「結局、自慢かよ!」と言う人もいるかもしれませんね。でも、気づいた人からやる。できる人から始める。
一番大切なことではないでしょうかね。
「人は生きているだけで地球にはダメージを与えます。でも、人が生み出すサイエンスがこの地球を守るかも知れません。そんな英知を信じて、出来る事から始めませんか」

そんなことで私のエネルギービジョンは終了。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
********************************************************

最後に可愛い画像を二枚。身近に可愛いと言えばです。





テンちゃんは今日はカットの日。
もっと可愛くなって帰って来ることでしょ。さて、朝は風もあって吹雪模様でしたが、今は雲の間から日差しが、、、。
素敵な休日をお過ごしください。それでは!

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

エネルギービジョン1

2021-02-26 10:24:55 | 議員報告
今日から二回に分けて僕が描くエネルギービジョンについて議員報告と言う形で紹介したいと思います。
それにしても昨日もふれた安宅さんの本『シンニホン』がアマゾンのオーディオブックに登場だなんて、、、。
「酷い!」と言うか「羨ましい!」というか、、、。悔しいですね。
YouTubeもそうなんだけど、活字を読むのは少し苦痛でしょ?――――「眠くなるし」。
だから、最近は小説は読まない。アニメやドラマの方が楽しいから、、、。
でも活字から得られるものも多くて、僕はドラマやアニメにならないような本を選ぶのですが、、、。
「オーディオブック」って方法はちょっと興味ありますね。月額1500円か、、、。ちょっとお高めですね。

それでは、議員報告をご覧下さい。
*************************************************


昨年の11月から3回、赤井川村エネルギービジョン策定委員会という会議がありました。
議員代表として山口議員とふたりで参加してきました。
細かな内容や提言は、のちに村のHPなどで紹介されると思うので、
簡単ではありますが、私が感じた赤井川村のエネルギービジョンについて書いておこうと思います。
先ず、今委員会の背景にあるのはこれ。

2020年10月26日、第203回臨時国会の所信表明演説において、菅義偉内閣総理大臣は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言。
※「排出を全体としてゼロ」とは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いてゼロを達成することを意味しています。

脱炭素と言っても、近代文明は炭素社会で発展してきました。石炭・石油・天然ガス、近年話題になっているメタンハイドレートなども含まれ、それらをエネルギーに変換する際に出る炭素をゼロにして生活はなりたつのでしょうか?
先ずはその辺を解説してみたいと思います。

〇 少し遡ります。
中学の時に理科の先生、
「石油はあと20年もしたらなくなる。だから、原子力が必要になるんだ」
「連くんも一杯勉強しなさい。核融合ができる装置をつくったらノーベル賞が取れるかもしれないよ」
そんな授業があったことを覚えています。
当時はまだ、原子力発電はなく原子力潜水艦の『むつ』が話題だったころではないでしょうか・・・?
核融合という半永久的なエネルギーを出し続けるサイエンスにワクワクしたのを覚えています。
ここで注目したいのは、先生の言った「石油は20年でなくなる」って言葉。
今でも産油国は石油を輸出し、日本に石油から精製するガソリンや灯油は無くなっていませんよね。

〇 石油って無くならない?
もともと計算違いから石油はまだまだあると言われています。――――「計算違いかよ!」と思われる方もいますが、掘削技術の進歩もあるようです。
ただ、化石燃料と言われる通り、過去に作られてきた資源なので枯渇する日がいつか来るでしょう。そこで、メタンハイグレードやバイオマスが注目されています。
ただ、地球にある天然の植物自体がオイルを豊富に含み、セルロースから石油成分が合成可能ですから、サイエンスの力で色んな燃料は今後も生み出されるでしょうな。
とにかく地球上には炭素は豊富にあると言うのは間違いないようで、炭素文明の終わりを心配する必要はないと言うのが科学者の見解のようです。

〇 ではなぜ脱炭素?
炭素を利用した燃料はまだまだあるとして、カーボン(炭素)をゼロ(0)にしようと言うのはなぜでしょうか?
これは簡単なことで、燃料からエネルギーを取り出すときに出る排出ガス。つまりCO2が問題で、温暖化の原因物質なのです。
ホント簡単にお話すれば、地球はオゾンという物質によって守られています。分厚い透明のカーテンを想像してもらうと良いのですが、そのカーテンが地球にある酸素を逃げないようにしたり、保温効果、更には太陽光を遮断したりしてくれているのです。その大切なオゾン層を破壊するのがCO2。CO2が増えるとオゾン層が薄くなり、太陽の紫外線や熱が今まで以上に地球に注がれることになります。
つまり地球温暖化ですね。
温暖化が進むと2050年までには北極の氷が一旦全て解けるだろうと予測している研究グループもある。また、興味深いのは、環境省は2100年までに風速90メートル級の台風が来るだろうと発表しています。(ちなみに日本で過去最高が風力40メートル台)
90メートルを超える風が吹いたら、普通の家はぶっ飛んじゃうわけですよね。それを食い止める為、つまり、地球温暖化を食い止めるためにCO2の排出量をゼロにしようと言うことです。

〇 カーボンゼロって?
SDGsにも掲げられるカーボンゼロ。実際に無くすことが出来るの?と言えばそれは無理。
人間は生命維持機能として酸素を吸って二酸化炭素(CO2)を排出しているから、そもそも人間が生きているだけでカーボンを生み出しています。
だから、ゼロと言う表現をカーボンフリー(均等)と言うべきかも知れませんね。
では、CO2をどうやって減らすことが出来るのか・・・?
これも理科の授業で習ったと思いますが、植物はCO2を吸収してくれます。
生物や燃料の排出するCO2と植物、特に森林が吸収し、CO2が均等になることがカーボンフリーなわけです。

〇 おまけ
今までお話してきたこと、――――「そんなことわかってる!」と言う人もいるでしょうね。でも、このあと話す内容の前には避けては通れないのです。
では、こんなのはご存知でしょうか・・・?
『ひやっしー』
サイエンスの分野は本当に頼もしい。
ある程度バランス(均等)が必要なことは分かってきました。地球温暖化の原因は人や動物が生み出すCO2が原因で、吸収する森林が減ってCO2が過剰になってきたわけです。
過剰になってきたCO2をサイエンスの力で減らそうと言う装置が『ひやっしー』。
詳しい情報はググって下さいね。CO2からエネルギーを生み出す夢のような装置。なんと日本の高校生が作ったとは驚きです。(実用化されています)

〇 再生可能エネルギーつまりエネルギービジョン
CO2を大量に減らすための取り組みは再生可能エネルギーに託されることになります。
CO2を生まないエネルギーの事ですね。色々とご存知だと思いますが、思いついた再生可能エネルギーを書き出してみます。
太陽光、風力、波力、流水力、熱、バイオマスぐらいでしょうか・・・?
ではもう少し細かく見ていくと
太陽光には太陽の光を電気に変えるエネルギーと熱に変えるエネルギーがあります。
風力・波力・流水力は運動力とも言われ地球の運動の力をエネルギーに変えることです。
熱には地熱(温泉熱)のような地球の熱からエネルギーを生み出す方法と、マイナスの熱、つまり雪などの冷熱もあります。
あと、原子力もCO2を生み出さないエネルギーのひとつですが、原子力が含まれないのは再生が不可能だからです。(核のゴミが話題になっていますよね)
「再生可能エネルギー」と言っているのは、あえて原子力を除く意味があるのかもしれません。

〇 エネルギーの割合
では、話題の再生可能エネルギーってどれくらい使われているの・・・?
昨年発表された2019年の数字では化石燃料によって生まれた全体の75%です。
かなり増えてきてはいますが全体の75%。更に、これは電力に変えられた数字で、車やストーブの熱が入っているわけではありません。
つまりまだまだ再生可能エネルギーの普及には時間と努力が必要のようですね。

***************************************************
少し長くなったので今日はここまで。
「全部知ってる!」って言う人が多いでしょうな。ここまでの情報は次回為。次回は赤井川のエネルギー事情をお話しします。

そうそう、壁紙が全て貼り替えられました。月曜日の事ですが、、、。
子供達に作った部屋は全面張替え。こんな感じです。





何でも新品は良いですね。と言うことで続きは今から書き上げます。
素敵な一日をお過ごしください。それでは!

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。



12月定例会一般質問 図書コーナーについて

2021-02-19 08:36:23 | 議員報告


一昨日、昨日に続き今日も除雪です。これが昨日の朝。
強風のあとは大雪です。現在、気象庁の発表の積雪140㎝。畑はもう少しあるかなぁ~?
これで春の作業スタートは遅くなりそうな予感。3月は気温が高い日が多いと言う長期予報も出ていますが、多分、雪解けは遅いと思います。

それでは一日空いてしましましたが、一般質問の続きです。
今日は『 図書コーナーについて』。
************************************************************

 平成27年12月と今年6月の定例会で湯沢議員が図書の件で質問されています。簡単にやり取りをまとめると、道内の179ある自治体の中で、図書館又は図書室の未設置は4自治体しかない実情を上げ図書室の設置を要望。当時の馬場教育長は「必要と感じているが整備することは難しい」と言う答弁でした。そして、今年、「4年経って進展はないのか?」という質問に対し、現・根井教育長は村内に二つある図書コーナーを中心に充実をはかっていきたいとお答えになりました。「また図書の話か!」とお嘆きの方もいるかと思いますが、現況を踏まえ、踏み込んだ質問させてください。
 年間赤井川村は49万円の予算を蔵書購入費に当てています。一冊平均単価1200円とすると約400冊の新書が図書コーナーに並ぶことになります。担当者の努力もあって、ベストセラーと呼ばれる本や、新しい本、個人的にも「読みたいなぁ」と思う本が一杯あり、本好きにはたまらない一角だと感じます。蔵書数は本の棚数から換算して現在約8000冊ぐらいあるでしょうか。8000冊という数は、余市の図書館などに比べると足元にも及びませんが、図書館と言えば、古書や参考図書、時代に取り残されたハウツー本、年代を感じさせる小説なども多く、それと比べても、本を探すワクワク感は赤井川村の図書コーナーの方が上に感じる程です。一人当たりの蔵書数は住民の数で単純に割ると、ひとり約7冊、予算や蔵書数から言っても他市町村と比べて、けっして引けの取らない図書コーナーだと個人的には感じています。
 お伝えした通り村民へ向けた図書コーナとしては蔵書数も多く、魅力的で良いと思いますが、設置目的はやはり本の利用。つまり『読書』です。
 バラつきはありますが年間貸出数は約900冊。貸し出し帳を見てもかなり利用者は限定的で、個人的に本を読んで貰いたい若者世代の利用者は見当たりませんでした。年間400冊の図書購入費に対しこの利用状況ではあまりにもったいないと言わざる得ません。――――「これはどこかに問題があるはずです」そんな目線で利用してみると問題点が二つ浮かび上がりました。
 ひとつは場所。役場庁舎受付の前と言うこともあり、どこか本選びに居心地の悪さを感じます。本選びに必要な空気感が全く感じられません。湯澤議員は図書室の設置を求めていましたが、現在、財政的な理由から図書室設置が難しいなら、本の展示方法や図書コーナーの向きや位置など再検討が必要な気がします。
 二つ目は探しづらい。蔵書数が少ないので出版社や著者別の分類が難しい上、コーナの狭さから、新刊やベストセラーの紹介、更にはブックフェスなどはできそうにありません。
 教育委員会は知恵を絞り図書コーナーをより充実したものにしようと努力されていますが、まだまだ工夫が必要に感じます。そこで、いくつか提案があります。
 先ずは、現在ある本のデーターベース化です。最近はバーコードで読み取るアプリもあるので8000冊の蔵書を全てデーターベースに落とし込みパソコンで管理すると、本棚に全部の本を置かずにすっきりした図書コーナーを作ることができると思います。もし、村のホームページにリンクすることができれば、サイト内に仮想図書館ができ、貸し出し状況の確認もできるようになります。
 また、それらの作業を図書ボランティアを募って行うというのはいかがでしょうか。図書ボランティアの活動が活発になれば、寄贈図書も扱うこともできるし、小中学校の学校図書もデータに含め、学校図書室の開放日を作ったり、読み聞かせのイベントや読書コンクールなど、お金をかけずに生きた本を作り出す事ができます。 
 この村に図書館を作ることが身の丈に合ったものだとは思いません。しかし、読書離れが進んでいる昨今だからこそ、村が住民をリードして読書の習慣を推奨する自努力も素敵な村づくりの一環だと考えますがどのようにお考えかお伝えください。


図書コーナーについてお答えいたします。
 励ましのお言葉、お褒めの言葉、ありがとうございます。赤井川村の学校図書を除く教育委員会所管の図書は、令和2年11月現在、蔵書台帳上6,847冊となっており、図書費は令和元年度で48万6,000円、購入は354冊でした。年間貸出し冊数は902冊、使用者307人となっております。これらの多寡について、他町村との比較では北海道立図書館による統計では、令和2年4月1日現在ですが、本村の蔵書総数は後志管内20市町村中4番目に少ないものの、住民1人当たりの蔵書冊数は毎年除籍もしていることから、現在5.4冊で、管内10番目に多く、管内平均を若干上回る冊数となっております。また、図書費は管内8番目に少ないものの、住民1人当たりの図書予算は管内7番目に多く、これも管内平均を恐らく倍に近い額で上回る金額となっております。図書の貸出数は管内4番目に少なく、住民1人当たりの貸出数も管内7番目に少ないというふうになってございます。
 図書の貸出数の多寡の原因についてですが、幾つか原因が、理由が考えられますが、図書設置場所の広さや立地等がその一つとしてあると認識してございます。本村の図書コーナーについては、役場1階住民窓口前のスペースを利用していますが、議員ご指摘のとおり、決して専有面積は広いものではなく、新刊図書コーナーを面出し等で懸架する場所は限られているなどの課題がございます。ただ、この図書コーナーの場所については、これまで生活改善センター、その後現在より広い役場2階スペースを利用していたものの、住民の利用はなかなか進まなかったために住民の最も目につきやすい場所としてこの場所に移動した経緯があります。この結果、利用者数については、平成25年にこの移動を行っていますが、平成24年の307冊から平成26年度には682冊と倍以上に増えたという経緯もあることから、また住民からこのことについての謝意の声も聞かれてくることからなど、現状ではここが最もふさわしい場所であろうと考えているところです。
 また、管内の貸出数が多い町村は独立した図書館や規模の大きい図書室を備えたところがほとんどでありまして、これらは休日のほか学校の放課後、長期休業中に児童生徒が集まる場所となっているところが多く、彼らが自発的学習を行う場所であったり、また乳幼児の部屋やスペースがあり、個人やサークルで読み聞かせの活動をする場所になっていたりするところが多くなっております。本村においてはそのような集い、活動するスペースがないことは利用者が少ない大きな要因として挙げられると考えてございます。本村において、したがってとりわけ子供たちが学校図書を除けば自発的に本と出会う機会が少なくなっていることから、子供たちの読書意欲の向上を目指し、乳児、保護者対象のブックスタート事業ですとか、小学生対象のブックフェスティバル事業を行い、ブックボランティアによる読み聞かせや道立図書館や余市図書館のご協力いただきながら本村では購入できない本を児童へ貸出しするなどの取組を行って、読書環境を事業によって補う取組を現在行っているところです。ブックフェスティバルでは、毎年600冊ほどの図書をお借りして、子供たちに貸出しをしてございますが、さらに図書館、図書室を備える市町村ではそこに所有している図書を学校へ貸し出す取組を
行っておりますが、本村では同図書館のサポートブック事業を活用しまして、朝読・昼読ブックス約200冊、それから授業お役立ちセット約160冊ほど借りるなど取組を行っており、本の貸出し総数は実際にはこれらを加えた冊数になっているところでございます。
 議員ご指摘の図書のデータベース化についてでございますが、現在後志では8市町村でオンライン蔵書システムを行ってございます。貸出し状況も含め検索できるようになっています。このシステムの導入、維持には相応の経費がかかること、もしくは専門職員が必要であることから、取りやめて、図書購入費のほうに回した町村もあるなど、本村の予算規模からは導入は難しいと考えているところでございます。村有図書の村民への周知につきましては、現在は村のホームページの中の村の出来事のページで年4回新刊購入時に新刊の写真と購入リストを紹介し、これを見た村民がそのページを印刷して本を借りに来るなど一定の取組成果が見られているところですが、現在図書台帳のデジタル化を8年前から係が進めていまして、今後についてはこれらを教育委員会のページに掲載することにより今議員ご指摘のような後から調べようとする人が閲覧できるような、そんな仕組みを整えていきたいと思ってございます。
 図書ボランティアについてですが、先週行われましたブックフェスティバルでは12人のブックボランティアが運営や読み聞かせ等で協力してくださいました。学校の教育活動支援も含めこれらボランティア活動が活発になり、地域の教育力が向上していくことは今年度導入の学校運営協議会実施の趣旨とも合致するものでありますので、この活動を通して活性化が図られるよう取組を進めていきます。
 図書の施設についてですが、今後村内施設の有効活用等の検討をする場面では図書室整備は最も優先順位の高いものの一つとして考えているものではございますが、現段階では、今申し上げましたとおり、事業等による読書環境の整備、議員ご指摘のように図書コーナーの懸架等の工夫等によりまして図書と親しむ活動を進め、村民の豊かな心の育成につなげていきたいと考えてございます。
 今後ともご指導のほどよろしくお願いします。


 数に関しては、僕はかなり概算で数を追っていった部分があるので、結構細かく提示してくれたのはとってもありがたいなと思っています。ただ、1つ数字の中で聞きたいのが使用者の307名というのはこれは重複した数も含めた307名と考えていいのですか、それとも純粋に307名の方が借りたというふうに聞き取れますが、その辺はどうですか。
 それと、村のホームページの村の出来事に年4回新刊の購入時に写真と購入リストを紹介しているというのですけれども、これこの紹介の仕方、僕的にはあり得ない。だから、閲覧できるように今緊急にデータベース化しているという話ですけれども、基本何の本があるかというのを見たくて探すわけですから、そのときにたまたま、いっぱい村の出来事ってどんどん、どんどん更新されていく。つまり紹介したものもどんどん、どんどん使用済みなファイルの中に入っていくという紹介の仕方というのは、とてもではないけれども、紹介しているとは思えないので、この閲覧するデータベース化というやり方を今やられているのだったら、一も二も早くそれをやってもらいたい。なおかつ、先ほどもちょっと言いましたけれども、今スマホのアプリとかだったらバーコードでピッとやったら全部写真とか出ますから、それを例えばタブレットなんかに落とし込んで、図書コーナーのところにポンと置いて、これで蔵書を確認してくださいというやり方もあっていいのではないかなという。オンラインパブリックアクセスカタログというシステムを使うと多分かなり高額なものになるとは思うのですけれども、そういう安価な方法もあるので、ぜひその辺も検討してもらいたいなと思うのですけれどもいかがでしょうか。


 使用者307人については、これ重複もございますということです。
 それから、先ほどのホームページの村の出来事のことに関することですが、これは新刊図書の紹介ということを趣旨として紹介しているものですので、今ある本の数がということではもちろんございませんので、今おっしゃったように、先ほど答弁にも今させていただきましたが、村の教育委員会のほうのホームページのほうにそのデータを掲載することで今本村で所有している図書の検索ができるような、そういう状態にしていきたいというふうに思っています。
 現在おおよそなのですが、7割方現在の図書のデジタル化というか、登録は進めてございますので、近い中でそれを掲載することは可能かなというふうに思っています。
 ただ、今お話ありました先ほどのオンラインのシステムの関係については、これ貸出しの、今現在ここにあるとかないとかということだったり、それからそれが今どこに行っているかとか、そういうのも一括管理できるシステムのことを表しているのですが、それをやるとなると、先ほども言いましたが、ちょっと試算したところ、あるいは見積りしたところですと、年間10万から30万ぐらいの予算がかかる、システムによっても変わりますけれども、そういうようなこともあって、それでやめた町村もあるというふうなこと、そんなことで答弁させていただいたのですが、村の規模、予算等と併せながら、先ほど申し上げたように、掲示するというような形で閲覧できるような状態、検索できるような状態には何とかしていきたいなというふうに思って、今後進めていきたいと思いますので、それで回答に代えさせていただきたいと思います。


 教育長にも以前この話ししたときにも人がいればという話をされていたので、少しは手間がかかってもぜひデータベース化というのを早めに進めてもらいたいなというふうに思います。
 役場の入り口のすぐ右側ですから、とっても本を探して、ちょっとくつろいでというようなもしスペースがあれば、多分赤井川村に来る人も多くなるだろうし、それが自然と赤井川村に足を運ぶことが以前村長が言っていた見える化というか、につながっていく可能性もあることですから、ぜひあそこの一角というのを、僕はもっと検討すればもっと人が簡単に借りやすいというか、何人に聞いてもあそこは借りづらいという、やっぱり人の目が気になったりだとかというのがありますので、本棚の向きだとかいろいろちょっと再検討いただいて、ぜひ多くの村民が利用できる、実際に利用している人は相当少ないということをまず念頭に置いて、もっと多くの人に借りてもらえるようなスペースづくりという
のをお願いしたいと思います。以上です。


 ありがとうございます。懸架の工夫については、今面出ししているところ、現在も新刊図書等面出しで掲示して、それで借りている人がいる等のそういうふうな工夫もさせていただいているところでありますが、今後より魅力ある懸架を考えて、工夫していきたいなというふうに思ってございます。限られている予算と限られているスペースの中で、生かしながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

************************************************************

かなり長いので最後まで読んで頂いた方には、先ずお礼を言いたいぐらいですな。(笑)

図書館や図書室の設置要望は、過去に湯澤議員されています。優先課題とした答弁もあったのですが、村の財政状況から言っても当分できることはないでしょう。
ただ、別な観点で言えば、「地域に図書館や図書室は本当に必要か・・・?」という議論もあります。
読んだ本は自分で持っておきたいという人もいるし、最近はサブスクリプション(定額で読み放題)やリサイクル(古い本なら100円で買えます)なんて方法もあります。
読書離れにどう向き合うかのかと言った課題も重要で、図書室がその一助になるとは思えない。

ただ、せっかく村で予算を立て、毎年本を購入するなら、使い勝手の良い方法を絶えず模索することが有効な利用方法だと考えます。
本の見せ方、本の紹介の仕方は、以前に紹介した久住書房の『奇跡の本屋をつくりたい』に触発された経過もありますが、
図書コーナーだけのことではなく村行政全般に基本的なアイデアと行動力に欠けているような気がしてなりません。
それを指摘するのが役目だと思っているので「嫌がられてもこのような質問は今後も続けて行かなきゃなぁ」と思っている次第。
そろそろ在庫はデーターベース化され、どんな本があるのか(貸し出し状況ではない)分かるので利用しやすくなります。更に、コピー機を含めた配置の変更も要望していこうと考えています。

――――「村民の皆様はどうでしょうか・・・?」
年間350冊ですよ。返却期限も定めていないし、購入リクエストも可能。
教育長は307人の使用者がいると言いましたが、利用者は50名もいないんじゃないでしょうか・・・?
あまりに少ないような気がします。
無駄な支出、無駄な住民サービスにならないように、多くの方が利用して頂くことを願います。

要望等ありましたらお伝えください。


さて、昨日はメディカルディでした。一日のほとんどを車の中。本も一冊読めて有意義でしたが、どこか落ち着かない一日でもありましたね~
あれもこれも、やることに限界はありますが、4月までに片付けないといけない事が一杯
今日からまた気温は高め傾向のようです。皆様もウエルビーングな一日をお過ごしください。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。




12月定例会一般質問 防犯カメラ編

2021-02-17 09:42:11 | 議員報告


凄い天気が続いていますね。雪はそれほど多くはありませんが、風が強く窓から見る景色も時折ホワイトアウトです。
今日一日は収まる事はなさそうなので、外出を余儀なくされる方はお気を付けください。
そんな天気の中、昨日は我が家の壁紙が貼り替えられました。全部がリニューアルされたわけではないので新鮮さは感じませんが、
綺麗になった壁と、糊の臭いが残る書斎にて、気持ちよく朝の作業をむかえることが出来ました。



今日から二回に分けて12月に行われた赤井川村議会定例会の一般質問のご紹介です。(村民向けになります)
定例会の議事録は既に村のホームページにて紹介されています。そこからの抜粋になりますが、解説を載せて紹介しますので宜しければご覧ください。
一回目は防犯カメラに付いて。村長に質問しました。

************************************************************

 昨今、小中学校通学路において誘拐や暴行、交通事故の報道を目にします。身近な話題では、赤井川中学校のグランドに車を乗り入れ、ドリフト走行して楽しむと言った身勝手な行為も、一つ間違えば大きな事件・事故になりうるのではないでしょうか。これらの対応策のひとつとして防犯カメラの設置があります。犯罪防止効果、抑止力が高く、事件事故の解決への具体的証拠となる防犯カメラは、安全安心の社会づくりに不可欠なツールです。村内を見回しても防犯カメラの設置は見られず、抑止に繋がるものとしては、地域の人の目による見守り活動と、街路灯(防犯灯)ぐらいでしょうか。地域の見守り活動には時間的な限界がありますし、街路灯にしても満足のいくものではありません。
 全国的に防犯ビデオの必要性は高まり、都会では至る所にカメラが監視を続けています。その背景には自治体からの助成があります。全国から比べると北海道はかなり遅れている現状ですが、札幌市や恵庭市では既に町内会や自治会を対象に16万円までの補助が支払われています。また、浦河町を始めいくつかの市町村では上限2万円まで、かかった費用の2分の1を個人に助成している自治体もあります。地域における身近な安全確保について村の積極的な支援を行うべきと考えますがどのようにお考えでしょうか?
 安全な未来に向け、強い防犯システムを作る為にはお金も多くかかります。先ずは重点設置を提案したいと思います。保育所、小中の三校、公共施設、公園、更には村内と村外をつなぐ4本のルートの各所に設置、そしてそれらのカメラを防災機関とし役場で一括管理するというのは如何でしょうか。
 防犯カメラ設置マニュアルを含め、重点箇所への設置について、どのようにお考えかお伺いします。



 まず、地域における安全対策を目的に区会を対象として防犯カメラ設置補助を行ってはどうかというご質問ですけれども、防犯カメラの有益性とともに、設置及び管理費用の区会における負担、さらには撮影データの管理、保管ルールなど区会住民の合意形成が重要であり、特に財源確保の観点からも現時点においてこのような支援制度を新たに設けることは考えておりません。
 続きまして、議員からご提案がありました保育所、学校をはじめとする公共施設や幹線道路等重点箇所への防災機能としてのカメラ設置並びに防犯カメラ設置マニュアルの作成についてのご提案ですけれども、1点目の区会に対する防犯カメラ支援制度と同様に設置における有用性と導入、管理に要する費用をはじめ撮影される側の権利が存在するということも重要な視点であります。犯罪防止という観点の見方を変えると、監視社会と表現される場合もあるのではないかと危惧は拭い去れないところであります。ご質問の冒頭にありました今年7月の赤井川中学校グラウンドの深夜の車乗り入れの件は、残念でならない事件でした。犯罪、不法行為が起こらないことは住民誰もが望むものであり、私としては防犯協会や警察機関と連携して少しでも犯罪のない村にしていきたいと考えており、現時点ではご提案のような防災、防犯機能としての公共施設へのカメラ設置への考えには至っていないところです。


 まず、村長からの回答の中に区会を対象にした防犯カメラという部分出ていましたけれども、考え方によっては個人というのもありかなというふうに思っています。特にここ数年アスパラ、メロン、隣町ではサクランボ、トマト、そんなものが盗まれるという農業被害も毎年のように新聞のほうで報道されていますけれども、農家が自分の倉庫に防犯カメラをつけたいといったときの、浦河町なんかがやっているのがそれだと思うのですけれども、そういう補助の回答が多分ここの今の中には抜けているのではないかなと思うので、もし考え方があったら教えてください。
 それと、今の回答の部分で防犯データの管理というか、監視社会と表現されたと思いますが、それが危惧されるというような回答がありましたけれども、この議論というのは実は数年前にもう終わっている話で、それでもやっぱり必要だから防犯カメラをつけましょうというふうに今、それこそ都会、町ではそれをクリアした上で防犯カメラというのが設置されていると考えていいと思うのですけれども、ちょっと遅れているなというか、考え方的にはもっと一歩進んだということが必要になるのではないかなと僕は思います。
 2015年、大阪の守口市で中学1年生の男女が殺害された事件、その後、数台の防犯カメラの映像解析がきっかけで犯人の特定ができました。かなり捜査が難航したことで今後の抑止力を願い、守口市では3億3,700万円を投じて市内に数千か所の防犯カメラを設置しています。これは、都会のことだと思っていいのでしょうか。今犯罪というのは都会だからとか田舎だからとか、限定して狙うものではなく、特に都会には防犯カメラがかなり多くなっているから、逆に田舎に行けば何かいいものがあるとか、ありつけるとかという犯罪意識というのがあって、それを警戒する必要が僕はあると思いますが、その辺も含めてどのようにお考えかお伝えいただければなと思います。


 まず、最初の個人に対する補助についての考え方ですけれども、こちらも同様のように今時点の私の考え方としてはそういうような事業化をするという考え方は持っておりません。
 後段の部分についてもそういった社会情勢、世の中そういう声もあると、動きもあるということは承知しております。ただ、こういった田舎の中で先ほど言ったようなちょっと考え方が遅れているのではないかといいますけれども、都会ほど先に進んで、田舎において田舎なりのやっぱり捉え方というものもあるのかなというふうな感じを持っていまして、今のところ、先ほど申したように、カメラを設置するような考え方には至っていないと。
 ただ、そういう防犯、ではどうするのだというところにつきましては、先ほどお話しさせていただいたように、防犯協会や地域、あと警察機関と連携する中でそういった部分もきちんと処理していきたいというふうに考えております。後手にはなりましたけれども、グラウンドの関係についても至急に各3校のグラウンドの入り口にバリケードを設置するなど、そういった対策にはなってしまいましたけれども、そういったような形の中で対応しておりますので、いましばらく状況を見ながら、財政的なものも考慮しながら考えていければなというふうに思っております。


 最後に出た中学校の車の乗り入れというのがこの質問のスタートになっていまして、実際に警察のほうに訪ねていったら、校門にチェーンを張りなさいとか、進入禁止とかという看板を出しなさいとかということは警察から中学校
のほうで指導はなされているのですけれども、実際にここ休日とか見に行くとそのチェーンというのはいつの間にか取られてしまって、実際には何も施錠もないし、言えば誰でも入れるような状態になっている。それが休日も当たり前のようになっている。車が乗り入れた何日間かだけはそういうふうにしたけれども、その後はそういうふうになっていないというところに僕は防犯カメラというのは必要ではないかな。チェーンを張る、張らないという問題を中学校のほうに聞きに行ったら、やはり物理的ないろいろ弊害があるのだと。宅急便が来たりだとか人が入ってきたりだとかというところでちょっと難しいという話で、それなら学校だけでも少なくとも監視する必要は僕はあるのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。


 学校の管理については、教育委員会のほうでいろいろ学校のほうと調整しながらしているというふうに思っています。私の認識では、先生がいる間は必要ないのだろうなと。不在なときもかかっていなかったというふうに今連議員のほうからご指摘がございましたけれども、私の認識としては部活だとか何かで土日も来ているときに関しては多分されていないだろうと。不在になった、帰る教員がそこにゲートをしていくというような認識でおりましたので、その辺きちんと内容確認して、私の認識どおりに対応してもらうような格好で、もししていないのであれば、不在のときもしていないというのであればそれはいかがなものかというふうに感じますので、その辺は確認して、きちんと対応させたいというふうに思っております。

************************************************************

文字色で分けましたが、茶色が質問者の僕で、藍色が回答者の村長です。
※再質問以降の内容が分かりづらくってごめんなさい。能力不足もあって、必要性を伝えるのにもっと良い言葉を選ぶべきだったし、もう少し強気で発言しても良かったと後悔・反省しています。

簡単に言えば、現在、赤井川村としては防犯カメラを設置する予定はないと言うことですな。
今後も色んな所で訴えていく必要がありそうですが、村長の「田舎において」とか「田舎なりの」という発言には賛成するつもりはありません。
赤井川村の田舎の良さは大切にしていく必要はあります。でも、デジタル化やコロナ、ましてや犯罪は場所を選んで発生するものではありません。
以前、能登議員がパラダイムシフト(社会の変化)について村長に質問した際、「地方はゆるやかな変革になるだろう」と回答しています。
この件も、防犯ビデオの件も、感覚は近くにあって「田舎だから大丈夫」と言う考えは遅れています。
これからの社会はダイバーシティー(多様性)に対応していく必要がある。
防犯ビデオが監視社会に近づくという発言(実はビックリしました)も、世論の議論としては既に終わっている話だから、
抑制効果に重点を置き、ありとあらゆるところに防犯ビデオが設置されているのです。

田舎は夜になると真っ暗です。通学に不安になる父母の方はいないでしょうか?
コロナ後に生まれるであろう格差が、犯罪を増加させるのではと危惧した声もあります。
犯罪が横行すると真っ先に狙われるのは何でしょうか?
防犯ビデオの必要性は今後も発言していきますが、
必要と感じる方がいましたら是非声を上げてもらいたいと思います。




今日はここまで。
明日は村庁舎にある図書コーナーについて質問をご紹介します。
長々と読んで頂いた皆様ありがとうございます。素敵な一日をお過ごし下さい。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。





12月定例会開幕

2020-12-17 08:15:33 | 議員報告


全国的に寒いようですね。東北・北陸地方は大雪だとか、、、
北海道も広いので、場所によっては降っているようですが赤井川は低調。今朝も10センチ弱でしょうか・・・?



10センチあってもパウダーなので、押しつぶすと1センチにもなりませんな。

さて、今日は昨日の予告通り役場議場にて定例会が行われます。
朝はバタバタしているので、一般質問の原稿を貼り付けて終わりにしますね。宜しければご一読ください。

******************************************************************

防犯カメラに付いて

昨今、小中学校通学路において誘拐や暴行、交通事故の報道を目にします。身近な話題では、赤井川中学校のグランドに車を乗り入れ、ドリフト走行して楽しむと言った身勝手な行為も、一つ間違えば大きな事件・事故になりうるのではないでしょうか。
これらの対応策のひとつとして防犯カメラの設置があります。
犯罪防止効果、抑止力が高く、事件事故の解決への具体的証拠となる防犯カメラは、安全安心の社会づくりに不可欠なツールです。
村内を見回しても防犯カメラの設置は見られず、抑止に繋がるものとしては、地域の人の目による見守り活動と、街路灯(防犯灯)ぐらいでしょうか。
地域の見守り活動には時間的な限界がありますし、街路灯にしても満足のいくものではありません。
全国的に防犯ビデオの必要性は高まり、都会では至る所にカメラが監視を続けています。その背景には自治体からの助成があります。全国から比べると北海道はかなり遅れている現状ですが、札幌市や恵庭市では既に町内会や自治会を対象に16万円までの補助が支払われています。また、浦河町を始めいくつかの市町村では上限2万円まで、かかった費用の2分の1を個人に助成している自治体もあります。
地域における身近な安全確保について村の積極的な支援を行うべきと考えますがどのようにお考えでしょうか?
安全な未来に向け、強い防犯システムを作る為にはお金も多くかかります。先ずは重点設置を提案したいと思います。保育所、小中の三校、公共施設、公園、更には村内と村外をつなぐ4本のルートの各所に設置、そしてそれらのカメラを防災機関とし役場で一括管理するというのは如何でしょうか。
防犯カメラ設置マニュアルを含め、重点箇所への設置について、どのようにお考えかお伺いします。

図書コーナーについて

平成27年12月と今年6月の定例会で湯沢議員が図書の件で質問されています。
簡単にやり取りをまとめると、道内の179ある自治体の中で、図書館又は図書室の未設置は4自治体しかない実情を上げ図書室の設置を要望。当時の馬場教育長は「必要と感じているが整備することは難しい」と言う答弁でした。
そして、今年、「4年経って進展はないのか?」という質問に対し、現・根井教育長は村内に二つある図書コーナーを中心に充実をはかっていきたいとお答えになりました。
「また図書の話か!」とお嘆きの方もいるかと思いますが、現況を踏まえ、踏み込んだ質問させてください。

年間赤井川村は49万円の予算を蔵書購入費に当てています。一冊平均単価1200円とすると約400冊の新書が図書コーナーに並ぶことになります。担当者の努力もあって、ベストセラーと呼ばれる本や、新しい本、個人的にも「読みたいなぁ」と思う本が一杯あり、本好きにはたまらない一角だと感じます。
蔵書数は本の棚数から換算して現在約8000冊ぐらいあるでしょうか。8000冊という数は、余市の図書館などに比べると足元にも及びませんが、図書館と言えば、古書や参考図書、時代に取り残されたハウツー本、年代を感じさせる小説なども多く、それと比べても、本を探すワクワク感は赤井川村の図書コーナーの方が上に感じる程です。一人当たりの蔵書数は住民の数で単純に割ると、ひとり約7冊、予算や蔵書数から言っても他市町村と比べて、けっして引けの取らない図書コーナーだと個人的には感じています。
お伝えした通り村民へ向けた図書コーナとしては蔵書数も多く、魅力的で良いと思いますが、設置目的はやはり本の利用。つまり『読書』です。
バラつきはありますが年間貸出数は約900冊。貸し出し帳を見てもかなり利用者は限定的で、個人的に本を読んで貰いたい若者世代の利用者は見当たりませんでした。年間400冊の図書購入費に対しこの利用状況ではあまりにもったいないと言わざる得ません。――――「これはどこかに問題があるはずです」そんな目線で利用してみると問題点が二つ浮かび上がりました。
ひとつは場所。
役場庁舎受付の前と言うこともあり、どこか本選びに居心地の悪さを感じます。本選びに必要な空気感が全く感じられません。湯澤議員は図書室の設置を求めていましたが、現在、財政的な理由から図書室設置が難しいなら、本の展示方法や図書コーナーの向きや位置など再検討が必要な気がします。
二つ目は探しづらい。
蔵書数が少ないので出版社や著者別の分類が難しい上、コーナの狭さから、新刊やベストセラーの紹介、更にはブックフェスなどはできそうにありません。
教育委員会は知恵を絞り図書コーナーをより充実したものにしようと努力されていますが、まだまだ工夫が必要に感じます。そこで、いくつか提案があります。
先ずは、現在ある本のデーターベース化です。最近はバーコードで読み取るアプリもあるので8000冊の蔵書を全てデーターベースに落とし込みパソコンで管理すると、本棚に全部の本を置かずにすっきりした図書コーナーを作ることができると思います。もし、村のホームページにリンクすることができれば、サイト内に仮想図書館ができ、貸し出し状況の確認もできるようになります。
また、それらの作業を図書ボランティアを募って行うというのはいかがでしょうか。図書ボランティアの活動が活発になれば、寄贈図書も扱うこともできるし、小中学校の学校図書もデータに含め、学校図書室の開放日を作ったり、読み聞かせのイベントや読書コンクールなど、お金をかけずに生きた本を作り出す事ができます。
この村に図書館を作ることが身の丈に合ったものだとは思いません。しかし、読書離れが進んでいる昨今だからこそ、村が住民をリードして読書の習慣を推奨する自努力も素敵な村づくりの一環だと考えますがどのようにお考えかお伝えください。

******************************************************************

フルで暗記して行けば良いのでしょうが、忘れて抜けたり詰まったりするのが嫌なので、原稿見ながら発言しようと思います。



発熱靴下の試着報告です。
強弱が三段階ですがモードは『中』で使用。
雪の上でもちゃんと温かいですね。
レビューを見ると「あまり温かくない」と言ったコメントを見ますが、しっかりとしたブーツを履いて使用すると問題なく発熱を感じますよ。
ワザとバッテリー切れを想定して使用してみました。バッテリーが切れた後の靴の中は、、、、
――――「痛いほど冷たかった!」
やはり効果は桐灰の靴下や、カプサイシンのインソールより上です!
今日はバッテリーの耐久試験をしたいと思います。議場も寒いので・・・・。

と言うことで今日は終わり。
最後まで読んで頂きありがとうございました。素敵な一日をお過ごし下さい。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

予告

2020-12-16 09:08:42 | 議員報告


今朝は冷え込みました!現在-9.5℃。あと少しで二桁です。
各地で今シーズンの最低気温を記録しているようですね。
「雪不足解消!」と言いたいところですが、赤井川村はまだまだ足りませんな。今朝もサラッと降った程度。
今週中には傾斜のあるコースにクロカンの練習場所を異動したいところですが、あと2~30センチは欲しい所です。

新聞の話題では、寿都町では、議会の解散を求めて住民運動が始まったようです。
最終的には住民投票で過半数を取る必要があります。果たしてそこまでいくかなぁ・・・?
もし、著名を集め、住民投票が行われれば、前回の選挙が正しかったのか?間違っていたのか?を問うことになります。
経験則から言って、選挙の一票の重みを感じる事は少ない。(残念ですが、、、。)
「選挙の前に核のゴミ問題があれば違った投票行動になったかも」と言い訳も聞こえてくるような気がしますが、
しっかりと意見を持った住民の代表(議員)を選挙で選ばないと、このような村を二分するような問題が起きた時にもめるのです。
選挙の真価って何かが起た時に問われるものです。誰のこととか、いつの話とか言うつもりはありませんが、一部の思惑だけで議員を選んではいかんのです
しっかりと信頼できる議員を選ばないとね。――――「なり手が少ないのも問題ですがね」

そんなことで、明日から赤井川村も令和二年第4回の定例会が行われます。
10時から役場二階の議場です。
多分、午前中に僕の一般質問が入るかもしれませんね。予想では11時半ごろから。宜しければ傍聴にいらしてみて下さい。(村民向け)
明日は『防犯カメラ』と『図書コーナー』に付いての二本です。
選挙前からこのブログで書いている通り、村長には村内に防犯カメラを設置する要求を出したいと思っています。
お金の問題、他市町村の状況、そんな事を想定して、粘り強く要求したいと思っています。
図書コーナーは教育長に向けて、利活用に対する疑問点や改善要求をする予定です。
どちらも「いる」「いらない」の意見は分かれるところなので、理事者側の姿勢を問いたいですね。

僕の予想が正しければ、その後休憩を挟んで1時ごろから(午前中に能登議員迄行くかもしれません)
能登議員が、『赤井川村訪問介護事業所のサービス提供体制について』と『子供の村づくりへの参画について』を村長へ
次に、辻議員が、『村政の見える化について』村長へ
最後に、湯澤議員が、『情報モラル教育について』教育長へ
それぞれ質問が行われます。
以前にも書きましたが一般質問の時間制限もひとり30分から、ひとつ30分(正確にはもう少し少ない)になり、内容如何では長くなることも、議長判断でありうるとしているので、各議員ともしっかりとした一般質問になるのではないでしょうか・・・?
中味に付いてはここでお伝えすべきではないので傍聴でお聞き下さい。

で、一般質問が終わったら散会し、補正予算の審議を予算特別委員会(別室)が行われます。
これは長くかかると思いますね。どこまで議論が進むか分かりませんが、翌日に持ち込むことでしょう。
コロナ対策費の行方や、次の議員報告のテーマにする予定の『ふるさと納税』についても、色んな質問や議論がなされると思います。
僕も色々と質問を用意しています。
「面白い」と思いますよ。是非、ご覧ください。

と言うことで、今日も議会の準備にお勉強の一日になりそうです。
日が出ても気温は上がりません。寒い一日になりそうですね。温かくして素敵にお過ごしください。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。