Nikon D700 50mm 絞りf5.6 オート ISO200
再び大槌町へ行ってきました。
ちょうどお彼岸ということもあり、墓地にも花が添えられていました。
しかしここも津波で墓石が流され、ごらんの通りです。
CONTAX G2 45mm 絞りf8 オート ISO400
あの日のあの出来事を掲示するかのように止まった時計。
地震直後、大槌町役場の前には臨時の災害対策本部が設けられ、多くの役場職員が会議の準備をしていました。
ここを大津波が襲ったのです。
そのため町長をはじめとする多数の方々が命を落としました。
ご冥福をお祈りいたします。

今頃になってようやく沿岸部に行ってきました。
その印象は言葉にすることが出来ないほどの悲惨さでした。
ご覧の写真の通り、津波の威力は凄まじいものです。
それよりも海岸沿いの住宅はほとんどが片付けられ、家の土台を残して何もない状態になっていたのが
ショックでした。
ここに住んでいたひとは何所へ行ったのでしょうか。
よく高台に仮設住宅が建ったというニュースを聞きますが、私の見た仮設住宅は高台というより山の中にありました。幸い大きな道路の脇ですから、車さえあればなんとかなるようですが・・。
極めつけは、被災した県立病院まで街から離れた山のほうに移転していたこと。
そうまでして耐えなければならないのでしょうか。

この震災で被災された方々にお見舞い・ご冥福をお祈りいたします。