自動車雑誌の老舗、カーグラフィック誌の今月号の特集が
創刊60周年企画 第2弾 投票で選ぶ 「偉大なるカーデザイン」
1位から60位まで~でしたが、表題を見るなり1位はもしかしたら
あのフランス車でないかと思ったら、やっぱりでした。
シトロエンDSは1957年に登場したアッパーミドルクラスの乗用車で
日本でいうクラウンクラスでしょうか。
一番の特徴が未来的なボディデザインで、モダンでかつ前衛的で現代でも古さがまったく感じられません。
それでいて実用的でフランスではタクシーや警察車両にも多数使われ酷使されました。
またもう一つの特徴が油圧と窒素ガスを使ったハイドロニューマチックサスペンションで
雲の上にいるようなフワフワした乗り心地と優れたロードホールディングを両立した画期的なサスペンションでした。
いまではこの機構は複雑でコストがかかるということで廃れてしまい、この極上の乗り心地を味わえるのは
DSの他、昔のシトロエン車の一部だけとなってしまいました。
考え方によっては、現代の車はデザインと乗り心地においては
結局このDSを越えることができなかったかもしれません。
上の写真は数年前、仙台のクラシックカーミーティングに行って撮ったものです。
下の写真はウィキペディア(Wikipedia)より出展しました。