CONTAX T3 35mm プログラムオート ISO400
オシラサマは桑の枝に彫った一対の馬と女性の像に布(着物)を着せたものです。
その由来は、昔、飼っていた馬を愛してしまった娘さんが、
ついには馬と結ばれて天に召されるという民話からです。
こういってしまえばハッピーなお話ですが、実際は怒った父親が娘の前でその馬の首を切るという悲しい内容です。
今はこの像に願いごとを書いた赤い布を着せています。
週末東北限定で「遠野物語」の特集がテレビ放映されていました。
作者の柳田國男に民話を語った、佐々木喜善を中心にした特集です。
東北人にとって、遠野出身の佐々木喜善が語る「遠野物語」の方が親しみを感じたかも知れません。
CONTAX T3 35mm プログラムオート ISO400
先日、NHK教育テレビで「鬼太郎 幸せ探しの旅~100年後の遠野物語~」が放映されました。
今年の春ごろにBSで放送したものを地上波で再放送した番組です。
神々の住む遠野、そして遠野物語がよく説明されていましたね。
厳しい自然環境で、常に飢餓という死と隣りあわせであったこと。
その恐怖心が強い神への信仰につながったこと。
いろいろと遠野を知る上で勉強になりました。
ただ「幸せ探しの旅~」という番組の題名からいえば、なぜ遠野なのかの説明が少し弱い気がしました。
まあその土地の良さは住んでみないとわからないことかもしれません。
この写真は、カッパ淵近くの古い神社を撮ったものです。
なんだか興味本意というか、少し気味の悪い写真になっています。
ここの由来をしっかり調べてから撮ることも必要なのかもしれません。
河童が住むという遠野のカッパ淵です。
それらしい注意書きまであったのですが、とうとう河童には遭遇しませんでした。(笑)
いま遠野市立博物館では、「遠野物語発刊100周年」を記念する特別展を開催中です。
ここでは漫画家の水木しげるさんが手がけた遠野物語のアニメが上映されています。
このアニメでも河童が語り部として重要な役割を果たしています。