CONTAX T3 35mm プログラムオート ISO400
岩手県立美術館で開催中の写真展「蜷川実花展―地上の花、天上の色―」を見てきました。
才能あふれる蜷川さんの写真はどれも素晴らしかったです。
私は平日の夕方に行ったのですが、やはリ若い女性が多く男性は数人だけでした。
(その中でも中年のおじさんは私だけでしたが・・・。)
たくさんの写真のなかで私が期待していたのが、初日のトークショーで説明があった人の手で着色されてしまった金魚の写真です。
思ったより綺麗で少々がっかりでした。
もう少しグロテスクな色の表現のほうがインパクトがあって、金魚の人生を無理矢理変えてしまった人間への警告が強く出たと思うのですが。
やはり彼女のポリシー、そしてそれをみる人たちがグロテスクな色を許さないのかもしれませんね。
全体的に綺麗な反面、記憶に残る写真が少ないのが気になりました。
とはいえ最新作品では、表面的なだけでない被写体の内面まで追求しようという姿勢が良く現れていました。
今後の蜷川ワールドに期待していきたいと思います。