久方ぶりの『ス・ルラクセ』。
ジャンル:洋食屋
アクセス:とさでん
交通(伊野-後免町)堀詰駅 徒歩3分
住所:〒780-0841 高知県高知市帯屋町2-1-34 Keiビル3F(地図)
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周辺のお店:ぐるなび 高知市×洋食屋情報掲載日:2019年6月23日
ひさしぶりだなあ、ちょろっと高知成分を高めよう。
ここは高知地元食材をおシャンな感じでいただける、ちょっとイイ感じのお店。
日本酒の品ぞろえも豊富。
よーし司牡丹だ。
料理は?
高知は野菜王国であるからして、野菜を行こう。
果実で彩りサラダ850円。
魚・・・・は、うーいややっぱりお肉でしょうか。
七面鳥のロースト ナスとトマトのミルフィーユ!
久方ぶりの訪問・・・・門出に近い。
なんかいいもんを食べようっていう感じ。
そういう、ちょっとした特別感に七面鳥は似つかわしすぎる。
今日という日に相性が良すぎる。
あと高知では七面鳥を生産している、しているのだ!ターキー!!
で、でたーー。日本酒、司牡丹、こう書いて『かまわぬ』と読む。「鎌・輪(わ)・ぬ」だ。
ぐび。
「ごちそうさまでした」ときちんといえる味。酒の本懐。
米が物言う。
前菜が来る。
低温の、手製のなんか。ハム。
いや、こんなにピンキー、紅い。
紅に染まるこのハムを食べる、この俺を、邪魔するやつはもういない。
後味が亀に追いつけないアキレスのよう。
どこまでもいつまでも最初の味がそれはそれは最後に最後までスッキリとはっきりとしていました。
いいなあと思っていたら、サラダが来た。季節のサラダ、ムシマルが帰ってきた週の旬の野菜(2019/04/05時点)。
イチゴサラダ。
・・・・・イチゴ、今でも好きだ。心の片隅でチクリと刺すような酸味。
心の虫歯かもしれない。
心の虫歯を心の歯磨きでシャカシャカとやる、今更予防を始めようとしている。比喩はもう現実と乖離してしまって戻れない領域。
ぱく。
ドレッシングが少し酸味、だからというか逆にというか、甘みがびっしりと感じられる。
イチゴの甘みが、ほかの野菜の苦みをアクセントに反転させる。
トマトもおいしい、何気にムシマルの舌の上ではイチゴとトマト初共演かも。
共演NGどころでない、コンビで売り出されかねない、「イッチー&トマト」とかそんな感じだ。
位相は外れているけれども酸味も甘さもどちらも持っていて
あとラディッシュにエンドウにもろもろ・・・・・高知食材らしい、すべて。
血液の中に高知家が注入されていく。
短期間で高知県適性の純度を上げていく。
(高知強度を上げるには、高知食材ばかりのスルラクセさんが一番だぜ)
で、前菜をしずしずと食べて回復していたところ、
来る、純白の皿に緑意の天輪を冠して、あいつが来る。
七面鳥のミルフィーユ。
・・・・・・・ほう!
なんていうか鮮やかな、串刺しが似合う何かだな!
赤、黒、茶、赤、黒、茶。
21世紀の進歩したスタンダールに出会ったようで、物怖じしてしまうぜ。
いつまでも当てにならないものを待っているわけにもいけない、食べよう!
だって食事に来たんだから。
トマトがこれ旨いとしか言えない、
いえ頑張って言うと
「おそらく初手から美味しいトマトの水分を上手に抜いて、圧縮させたのだ。」
あたかも塵芥をあし圧縮でもう一度さらに詰め替えるようにするように、うまみをさらに押し足している。
ええ、あとナスも美味しい、緑色のジェノベーゼっぽいソースが映える。
舌の上で緑地化されていく。
ストップ温暖化のような地球の未来を頼みきってしまうような旨み。
そしてお肉ーーー!大ぶりなチキン、鷹揚な鶏肉と思って差し支えない料理、皮身がうっすらパリリとした傑物。
単体でもおいしいけど・・・・・・3つ合わせて食べたら玄妙な味わい。
ハチベエ、ハカセ、モーちゃんみたいな。なんでズッコケ3人組なんだ?(広島にいたからか)
味わいと満足感と水気がいっぺんに来る、熱量と舌触りと香りがいっぺんに来る。
たとえるならいとしさと切なさと心強さがいっぺんに来たくらいタイヘン。
思わず『亀泉 土佐のはちきん』注文--これもおいしい、甘いのに清らかですよ。
食べたし、飲んだ。
なんとなく落ち着いて、ああそうかもうご飯を食べ終わっちゃったんだなという感覚。
おいしかった。おいしかった。
高知成分が高まったムシマルは、酒を呑みました。。
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