14時到着。
(やばい、ぎりぎりだ)
レストラン響のバイキングは14:00がラストオーダー。
予想よりもここに来るのに時間がかかってしまった(迷ったから)。
急いで入店。14:02ほど。
ああ、扉にクローズって札がかかっている。
まだだ、まだ終わらんよ。
ぎい。開ける。
怪訝な顔の店員さんに、「すいません、ひょっと今からでも行けませんか?」とクエスチョンというかサジェスチョンというか、ともかく何かを投げかける。
「もうお料理がだいぶ少なくなってしまっています、15時までとあまり時間がありません」
「だいじょうぶです!」
ここに来るまでに一時間半近くかけてしまったので、これを諦めると移動時間がまる損というか、帰りも含めれば3時間くらいをただの移動で終えてしまう。
必死だ。
入店を、許してもらう。
(よかった、終わり時間さえ守ればお店に損はないはず!ムシマルのご飯が少なくなるかもなだけっていう捨て身の算段が交渉に結びついた。)
中。
広い。
道の駅内設のお店とは思えない、と言うと語弊があるかもしれない。
しかし、なんだ、ダンスホールみたい、あるいはディナーショーをしかねないホテルの「〇〇の間」みたいなところのよう。
気圧され慣れしているムシマル、簡単に気圧される。
では。
ああ、たしかに大皿が空、もしくは大皿か鍋があるであろうスペースに容器が存在しない撤去されているみたいなところが点在している。
鶏唐揚げがある。よし、1ターン目。
http://www.kitahiro-ichiba.com/index.html(道の駅HP)
http://www.kitahiro-ichiba.com/restaurant.html(レストラン響HP)
って、ああ!
かまど!
正確な文言は忘れましたが「地元のお米を名水を使い竈で炊いたお米」みたいな表記。
すごい贅沢なやつやんけ!!
日本人のお米にこだわる度数は半端ないからなー。
このあたりの名水は、「よみがえりの水」というらしい。
よみがえるのかー、なんだろう、ラガーマンっぽいというかRPGとかホラーっぽいというか。
ぱか。
おコゲ部分もちょっとある!
どうやらこのお米、12時10分くらいに炊かれたようで(ボードに「今日は何時に炊き上がる」みたいなことが書いてある!)それによると炊いてから時間の経過。
常温。
ああ、てんぷらも揚げ場みたいなコーナーがあって、早く来れば揚げたちをいただけたっぽい。
お塩にもこだわっているというか抹茶塩からレモンソルト、ガーリックソルトもあったかな?塩数種。
(バカバカバカ、ムシマルのバカ。あと1時間早く、かなうなら10時半前に出ればお昼ちょうどで着いたか。
もしくは高速道路に乗ってくればよかったのか?)
スタート前から軽い後悔。
ということでの1ターン目。
かまどご飯に、てんぷら(芋天多し)、きんぴらごぼう、焼きそば、豆腐、鶏唐揚げ、刺身こんにゃく。
そして、この唐揚げは抜群であった。
がりんむ。
う、うまいぞー。
ムシマルの好きな、ちょっとがりがりとしていて、中はやわらかジューシィ・ポウなタイプ。
(この唐揚げがいただけるなら、金のワラジを履いて入店してもいい)
ミートをイートしている実感。歯で、その土台の歯茎でさらに顎で受け止めまくる。
味付けは濃くない、ゆっくりとうまみ。
これだけでもヒット。今日ここに来た甲斐があったかもしれない。
焼きそばは、なんかじわっとした風味でちょっと何かが違う、何が違うかはわからない。
こちらは油がちょっと強いのかも。その分だけ甘味みたいなものを感じるぜ。
刺身こんにゃくも、きんぴらごぼうも自炊ではないし、外食でもあまり(特に飲み屋では)いただいていないメニューなのでおいしくいただく。
白米。ばくばく。
うん、・・・・・・・・・・ムシマルは白ご飯だけでうおーーって差異がわかるほどの良舌ではなかった。
いや普通においしいし、おこげっぽい部分はなんかうれしいけれど
(ム!甘い!)とか(今まで食べていた白飯は何だったんだ!)とかの感想は抱かなかった。
ほかほかだとまた際立って違うのかもであるが。
完食。
2ターン目。
サラダ・野菜系を中心に。
大根を甘辛く炒めたり、大豆のトマト煮だったりとひと手間かけているというかちょっと独自色を出されている。
うんうん。
こちらは五目ごはん。
いいですねえ、ちょっとしたハレの日感。
カブと、錦糸風の冬瓜を載せていただく。
もぐもぐ。
これもおいしいなあ。
味付けが玄妙な感じ。
ニンジンやシイタケかなんかの細切れと、あとオカカも細切れで入っていまして、このオカカの味付けというか含有量のバランスがいい感じ。
ご飯だけ味わっていけばこの風味をよく感じるし、おかずと一緒に食べるときには邪魔しないぐらいの加減。
お味噌汁も、五目ごはんもその他もたべきる。
3ターン目。
カレーがあるからあったから、そこに行ってみる。
ブラウンなのとレッドと2色ある。
カレー戦隊が途中まで作れそう。求むグリーンカレー、イエローカレー、ブラックカレー。ピンクでもブルーでも。
珍しさから、レッドカレーのほうを選ぶ。
(俺は赤い扉を選ぶぜ、ってやつだ)
さらに唐揚げトッピング!
カレーに唐揚げという、「おいしいもの×おいしいもの=すっごくおいしいもの」組み合わせ。
これに生卵でも入っていれば、『三月のライオンスペシャル』みたいな感じであろうか。
あ、そういえば・・・・卓上には「卵かけごはん用しょうゆ」というのが置いてある。
あ、地元のゆるキャラ「花咲舞(モー)太郎」だ。なんとなく金融関係で黙ってなさそうな名前。
ってことは・・・・・・・導き出されるのは・・・・・・・①「これは地元の企業によるお醤油でないか」ってことが推察される。確認、やっぱそうだ。
※のちに道の駅販売所で売られているのを確認しました。
そして、こっちのほうが重要な②「ここで卵かけごはんができる→生卵がある」ってことでは!
探す・・・・・・・・・・ない。どうやら品切れたもののなかのひとつみたい。
お釜ごはんの隣にその残滓がというか貼り紙みたいなものがあった。
早起きしていれば・・・・起きてからダラダラとネットサーフィンしなければ・・・・・・行くという決断がもう少し早ければ・・・・・。
早起きは三文の徳、か。
カレーに戻る。カレーを前にしてムシマルは過去と手に入らないものとをばかり探してしまっていた。
青い鳥は結局のところ実家にいて、赤いカレーはすでにスプーンの直下にてすくわれるのを待っている。
ムシマルにすくわれるのを待っている・・・メシアみたいだ。
では。むしゃむしゃ。
ああ、てっきりやたらに辛い物を入れたからっていう、トウガラシの赤かと思ったら違う。
それだけではない。
トマトの風味、感じる。
リコピンかなんかの赤か。
ちょっとオシャンティなカレー。
そして鶏唐揚げ。
25分ぶりにいただく鶏もも肉のじがじがした唐揚げは、やはりおいしい。
間違いない。
2016年でいただいた鶏唐揚げの中でBest5には入ってくる。
いや、とあるブックメーカーによれば最優秀の第一候補(なぜ村上春樹みたいな表現にしたのかは自分にもわかりません)。
完全に食事了。
まだだ、まだ終わらんよ。本日二回目のあきらめないスピリッツ。
デザートの時間だ。
ケーキとコーヒーがある、ソフトクリームもある。
あとオレンジもある。
うんうん、十分。
気のせいかソフトクリームがおいしい。
山巓の空気の中で食べるソフトクリームは格別・・・っていう気分の問題なのかしら?
ケーキは一口サイズで2種がいくつか残っている。
第3のケーキとかもあったのかなーー?
ぺろり。
飲み物はホット系はコーヒーと紅茶、あとほうじ茶とあともう一種くらい日本茶がありましたな。
冷たい飲み物はジュース数種とコーヒーと、あ、あとこのあたりで生産っぽい牛乳もあって、ちょっと飲んでみておいしかった。
おしるこも本来あるようなんです。餅なしのやつのようでした。ムシマルは餅の有無はかなり重視するほうなので食べず。というかもう残ってなかったのですがーー。
完食。
14:53くらい。ほかのお客様はみな帰り、スタッフさんも片づけられるものはお片付け中である。
0時のシンデレラくらい急いでお会計せねば。
1,350円。
ムシマルが食べ逃したもの。
・ホカホカのかまどごはん。
・上と、さらに専用しょうゆと地元卵(ネッカエッグというらしい)でいただく「たまごかけごはん」
・揚げたての天ぷら
・ほか、山陰魚フライ、チャーハン、だし巻き玉子etc・・・・。
これはもう一回行かねば。
からあげおいしかった。
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