ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

とみや(別館)で切り落としをランチする。

2017年02月24日 22時57分02秒 | 広島・肉系

 

さて、現在は『再訪シリーズ:広島上半期に行ってよかったところを再確認』と題してちょこまかしている。

 

とみやさんに行ってやろうと思ったのだ。

それも、一度めは夜行ったから今度はランチという変化をつけて、

 

知りたいとなれば、いろんなベクトルで知りたいムシマルである。

 

その日は11時に家を出る。

で、市民図書館(中央)に行き、本を借りる。

 

しかし、そこで結構4冊借りるのに厳選してしまって、予定よりも時間オーバー。

『とみや』さんに12時前の混まなそうな時刻に行きたかったのだが、12時15分20分くらいにお店の前に到着してしまう。

 

ああ、行列ができている。お店の前に5~6人くらいいる。

日曜日の正午過ぎ、混む要素はだいぶ多い。もうちょっと早ければと悔やまれた。

もしくは図書館を昼ごはん後にしたほうがよかったか。後悔はいつだってあとからするものさ。

 

ちょ、待てよ!

とみやさんには確か別館があり、すぐ近くだったような。

同じ通りの30mくらい横に、別館はあった。同じように牛がある。

行列の姿はない。

 

待つのが嫌いなムシマル、こっちなら待たないのではないかとこっちにチョイスする。

とみや本館のほうがステーキで名を馳せたお店なのに対して、こっちは焼肉屋さん風だ。

 

ランチは6種類か。

 

と思って入ったら、行列が内包されていた!

 

つまり、並んで待っている人たちはいた。

しかしそれはとみや本館みたいにお店の外にはみ出るスタイルではなく、店内にいた。

 

「お待ちになられる方は、階段(に並んでいる列)にお並びください」と。



 

とみや別館

広島県広島市中区袋町2-9-1

月~水、金~日、祝日、祝前日: 11:30~14:00 (料理L.O. 13:30 ドリンクL.O. 13:30)
17:30~23:00 (料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 22:30)

定休日:

 



 

くっ!行列がないと見せかけて、また系列店にこれみよがしに行列を見せてムシマルをおびき寄せる策、『行列埋伏の陣』!

もうますや別館の気持ちに固まっていたからおとなしく並んでもいい気持になっている。くー、策士がいるなどこかに。

幸いにも、並んでいる行列は前に8人いたけれどグループでいうと3グループ。食事の終わりタイミングらしく、割とスムーズに進む。

 

階段で待っている間に注文メニューを決める。

 

ご飯とおみそ汁がおかわり自由!となると、

ご飯おかわりしたい気持ちをあらわにするとなると、どんぶり系よりは定食系かな。

いやしい算段ではあるが、おなか減っている+夜に仕事が入っている。

 

いっぱい食べるに越したことはないだろう。

 

王道っぽい「切り落としランチ」にするのがいいか、と待ち時間に見当をつける。

(1,000円以内だし、いいところではないか。

 チキン南蛮もあるけれど、オーロラソースのかかっていないようなものをチキン南蛮として食べることは高知県民にとってはちょっと事前の覚悟がいる。)

 

広島ではわからないんですが、高知県ではチキン南蛮っていえばオーロラソースがかかったものを言うのです。

いや、高知県のほうがマイナーなのはわかっています。

 

「すいません、○○定食と、あとカルビを」前で待っていた方が注文を決められたようでスタッフに伝えられる。

「ごめんなさいお昼の時間はカルビ単品注文はできないんです」

あ、そうなのか。

6種類のランチからだけのチョイスということかな。回転率とか考えているのかねえ。

 

のんきにしていると、次がいよいよムシマルの番。

「次、3人でお待ちの方どうぞあ、失礼いたしましたお一人でお待ちの方どうぞ」

あぶない。

なんか抜かされかけた。

 

ムシマルには、実は「影が薄い存在感がないコンプレックス」があって、

『注文が通っていない』『後からの人を先に対応される』とかがあるとてきめんに不機嫌になる悪癖があるのだ。

(ムシマルが影が薄いから飛ばされたんだろうかー)という不安がそうさせてしまう。

被害妄想気味なことはわかっているんであるが、どうも治らない。 

 

そんなこともあって、ちょっと仏頂面で着席。

 

そこからは手早かった。

座ってから数分、それくらいで品数が出そろう。

 

ごはんお味噌汁、サラダ、ナムル、たれ、

そしてお肉。大きめのが6枚だったか。

 

機嫌を持ち直す。

いそいそと紙エプロンも付ける。

 

広島牛の霜降りがあるそうな。うわ、やっちゃったな。戻れなくなっちゃったらどうしようと思うがどこから戻れなくなるのかがそもそも不明のままそう思っていたのだ。

 

 

では、ジュー。

 

瞬殺だ。瞬コロ。

油田のような脂量のせいか、あっという間に表面に茶色がつく。

 

裏がえす。

ぱくり。

ああ、甘い。甘寧くらい甘い。

甘寧がはたして丁寧な甘さを持っているかどうかは歴史家にしかわからないだろう。歴史家もわからないかもしれない。

 

でもこのお肉は丁寧な甘さ。

縦の糸はお肉、横の糸は甘さ。

 

今日のお昼は、お値段以上に良いものを食ってしまっている。

高級っていうか、歯がそんなになくても顎力が弱くてもいけそうなこちらの力をあまり必要としない合気道のようなお肉。

 

 

うがー。

 

あ、こっちは違う部位?

さっきほどには脂が多くない。

それはそれでおいしい。

 

 

気づけばご飯とお味噌汁をおかわりし、

 

(お肉3枚でお茶碗一杯の白米か、コスパ良いな)

コスパのことを考える、上戸彩みたいなムシマル(もちろん往年の引っ越しCMの発言からきており、ムシマルが上戸彩似とかエグザイルと結婚するとかそのような事実は一切ない)である。

 

ああ、この肉巻おにぎり。

 

全米が泣くんではないか、こんな高級な肉布団にくるまれたお米粒たちは嬉し泣きde男泣きするのではないか。

 

そんなことを考えながら、完食。

 

(「とみや」さん再訪という企画であったが、運命の反作用が働いて系列店とはいえ別店初来訪。

 因果なものである。巡りあわせである。

 しかし運命はムシマル丸を見放したわけではなく、このような充実感を与えてくれた。食神さまのおかげである。感謝するように)

要約すると「結果的にこの店のランチ満足できてよかった」。

 

特に前回とみやさん本店に夜行ったときはおいしいけれどワインやら頼んでそれなりのお値段であったから今回のコストパフォーマンスの良さには舌を巻いて口笛を吹きたくなった。

 

(そしていつか、今度こそ、ますや本館ランチしよう)

決意を新たにムシマルは新たなステージに旅立つ。

ムシマルは上りはじめたばかりだからな、この長い長い肉坂をよ!

 

 

 

 



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます(*´ω`*) (ずんずん)
2017-02-27 23:00:43
わざわざ丁寧なご説明
ありがとうございましたm(__)m
なるほど、オーロラソースとは!
しかもしかも、各お店やご家庭ごとに
オーロラソースにもそれぞれのこだわりが
ありそうで、是非とも食べ歩いてみたいと
思いました。
レシピもあったので、我が家でも1度
試してみようと思います(*´ω`*)

新しい発見!ありがとうございましたm(__)m
返信する
ずんずんさん江 (ムシマル)
2017-02-27 22:45:06
ずんずんさん、コメントありがとうございますー。

すいません、実は文章をちょっと間違えていました。

『(チキン南蛮もあるけれど、タルタルソースのかかっていないようなものをチキン南蛮として食べることは高知県民にとってはちょっと事前の覚悟がいる。)』
  ↓

『(チキン南蛮もあるけれど、オーロラソースのかかっていないようなものをチキン南蛮として食べることは高知県民にとってはちょっと事前の覚悟がいる。)』

でした。すいません。

説明をさせていただくと
「(多分広島含む)いろんなところのチキン南蛮」→タルタルソース
「高知のチキン南蛮」→オーロラソースなんです。
ちょっとビビッドな色をしていて、甘くて食べると病みつきです。

http://otakei.otakuma.net/archives/2016120902.html 
↑上などに説明文がございます。

もし高知県に来られることがありましたら『鳥心』もしくは『くいしんぼう如月』に寄られると味わえますぜ。


あと、記事本文は後で修正させていただきます、ありがとうございます。
返信する
チキン南蛮! (ずんずん)
2017-02-27 20:49:30
勝手に失礼します。
いつも楽しく拝見させていただいております。

ワタクシは、生まれも育ちも
生粋の広島県人、広島市内人ですが
チキン南蛮といえば
甘酸っぱい甘酸っぱいタレと
たっぷりのタルタルソースが必須!!と
思っておりましたが。

もしや、ワタクシの知らないチキン南蛮が
ここ広島には存在するのでしょうか?

けっこうな衝撃でしたので
思わずコメントさせていただきました。

これからもブログ楽しみにしてます。
突然お邪魔しました。
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