帰ってきた。帰ってくることのできる私だった(広島から)。
高知インターから降りて用事を済ませるドロップオフ。
よし、どうしようかさっそく帰ろうかと思ったけれど12時半過ぎ。
(ちょっとお昼食べてくか)
卸団地にあるヤマテパン直売所でパンを3個購入。
高知名物の帽子パン、高知名物でないけれどジブリでアレなシベリア、リンゴの菓子パンを購入、3つで220円くらい。安いよ。
これをお昼にしようと思った矢先、うどん屋に寄ってしまう。
(あれあれ、おかしいぞー、お昼パンを買った人が、どうしてうどん屋に立ち寄るんだろう?)
世の中は不思議なことが多いんですよコナン君。
この世には不思議なことなど何もないのですよ関口君。
うどん屋に入る。
名もなきうどん屋、っていうか店名が『うどん屋』だったと記憶。
「屋号」があればいいのに。
「肉盛り放題」、それに加えて「根菜盛り放題」というサービスというか商品がある。
わたしはそれがほしい。
どちらも選ぶ、どちらの小皿も取る。
かけの大を頼んだ(たしか)400円。
それに肉盛り190円根菜盛り150円の740円。
(この時点で740円、天ぷらやおにぎりはもうよしとこうか)
うどんはあっという間に来る。
それが来た後も、ムシマルはドンブリを受け取らないまま、
何をしているかというと一生懸命に肉盛りを積み重ねていた。
まだだ、まだ俺は乗せられる・・・・・皿に!更に!
ちょっとかかって盛り終わる。
天かすも入れないと、好きだから。
では、壁際カウンター席に。
自衛隊のポスターが、ご当地感あふれますです。
はあ、入れるぞ。
と、その前にまずお肉をそれだけで食んでみる。
もぐ。
時雨煮、って言うのか言わないのか、生姜で甘く煮たやつ。
おいしそうだ。で、実際おいしいの。
これで白ご飯の上にのせてちょっとネギとかかけたら運動部殺しの美味しいドンブリになれるポテンシャルを秘めている。
!根菜ならある。
おにぎりでなくてドンブリ飯の存在を求めてしまっていた。
卓上の端にも、レジの横にも、そんなところにあるはずもないのに!
お鍋が湯がき返されるなら、何度もうどんのもとへ、
怖いものなどもう何もない、わしゃいっぱいのおちゃがこわいーーーーー
たぶん上記の文章をシラフで書いたとは思わないのではないか、っていうか、そうあってほしい。
実際今は美丈夫を飲んで酔った状態で書いています。
いえー。
閑話休題。
根菜、こちらも甘さがある。シャキコキと歯で楽しむ感覚。
うどん、店頭に作り置きはしねーぜって書いてある。
30分以上作り置きは廃棄だぜ、ってあった。
こだわっているずるzるうるるr。
ああ、これはあれですね、肉入れ前と肉入れ後を楽しんだ方が、楽しい。
混ぜるともう、載せるともう、ドンブリ縁(ぶち)の水平線を超す高さに。
ついに、山となったか。
ミドリ色が混ざって混ざってお肉の赤茶色様で入り組んできて、うどんの白とおつゆの透明さとが混ざって現代社会みたいになっている。
いやーこの色合い、ちょっとそういう風に、遊んじゃうのも面白いっていうか、ハーイ。
お肉を入れると、うどん全体にすごいアクセントになる、ゲネラルパウゼのよう。
うどんうどんうどんあお肉だーっそっからのうどんうどんうどんて感じ。
偶然の、気のいいいたずらで、
お肉に柚子酢をかけるとまた違う料理ほどにも化けることに気付く。
ろっ骨を2,3本持っていかれた日にも食べやすい、そんな爽やかな酸味属性をお肉が持った。
持っちゃったなー。
むちゃうまい。
汁も飲みやすい、水筒に入れてアルミの蓋でごくごく飲んでもいいような、そんなおいしさ。
麺はしっかりしているやや太麺だけれど、
そこまでの剛麺ではない、やんわりおいしい。
食べた後に、ほっとしたんです。
ほっとしたのは高知に帰ってきたからもあるけれどきっとそれだけじゃないと思うなあ。
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