『パッシブアッテネーター・キット発売!vol.2』の続きです。
このキットに使用されているアッテネーターには1/4wの金属皮膜抵抗が使用されています。

今日はなぜ『1/4wの金属皮膜抵抗』なのかを書いてみようとおもいます。
抵抗の種類はたくさんあり、それぞれに特徴があります。
カーボン抵抗・・・安価で最もよく使用されています。やわらかい音がします。
酸化金属皮膜抵抗・・・1~10wの大型の抵抗に使用されます。カーボン抵抗よりシャープな音質です。
巻線抵抗・・・ニクロム線等を巻いた抵抗で、太い音が特徴です。高域特性はあまりよくありません。
ソリッド抵抗・・・湿気に弱いため日本ではあまり使用されません。海外の古いアンプによく使用されています。
金属皮膜抵抗・・・シャープで低歪な音質です。1/2w以上のものは一般的ではありません。価格も高めです。
また金属皮膜抵抗のもう一つの特徴として精度が高く、
温度変化による抵抗値の変動が少ない事が上げられます。
総合的に考えてパッシブアッテネーターという用途には金属皮膜抵抗があっていると考えられます。
また、パッシブアッテネーターには1/4wのものを使用していますが
これにも理由があります。

写真の下から1/2w、1/4w、1/8wです。
抵抗は電流が流れて発熱すると自身がノイズを発生するようになってしまいます。
そういった意味では最近主流の1/8wは問題外で、1/4wならまあまあ。
1/2wであればさらに良いと言えます。
反面、抵抗はその体積が大きくなるとノイズに晒される面積も増えてしまいます。
ノイズだけを考えると1/8wがベストで、1/4wならまあまあ、1/2wはノイズが多いかも・・・となります。
この2つの妥協点として1/4wを使用しているのです。
次回に続きます。
『パッシブアッテネーター・キット』発売!

att64に使用されているパッシブアッテネーターをキット化しました。
もちろん、入出力のRCAジャックも半田付け済みでそのままでも使用可能です。
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真空管はパトリオットミサイルを生産しているアメリカのレイセオン社の3極管で5703という真空管です。

基盤は完成品です。基盤には電源ジャックや入出力のRCAジャックも接続済みで、電源アダプターも付属しています。

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