人気の真空管アンプのカタログを見ると
『2A3s』とか『6550pp』のような表示があります。
この意味は
『2A3という真空管を使ったシングルアンプ(single)』
『6550という真空管を使ったプッシュプルアンプ(push-pull)』を意味しています。
全ての真空管アンプはシングルとプッシュプルのどちらかで
それぞれ特徴があります。
歴史があるのはシングルで真空管1本で成立し、
回路が簡単なため初期の増幅回路はほとんどがシングルです。
当時真空管や電子部品はとても高価だったので
できるだけ少ないパーツで回路を作ることはとても重要でした。
プッシュプルは2本の真空管が必要ですが、
シングルの3倍以上の出力がとれ、歪も少ないため
オーディオアンプではよく用いられる方式です。
現在は当時に比べると真空管も安価なことも
プッシュプルが多くなる要因になっています。
そうするとすべてのパワーアンプがプッシュプルになってしまいそうですが、
実はシングルアンプは根強い人気があります。
シングルアンプの音質はプッシュプルを上回るという説があり・・・次回に続きます。
4月7日(日)はイベント『お花見オーディオフェスタ』へお越しください!
『パッシブアッテネーター・キット』発売!
att64に使用されているパッシブアッテネーターをキット化しました。
もちろん、入出力のRCAジャックも半田付け済みでそのままでも使用可能です。
3極管5703使用 真空管バッファアンプキット発売!(限定20セット)
真空管はパトリオットミサイルを生産しているアメリカのレイセオン社の3極管で5703という真空管です。
基盤は完成品です。基盤には電源ジャックや入出力のRCAジャックも接続済みで、電源アダプターも付属しています。
販売は YAHOOショップで行っています。価格は¥10,000(税別)です。