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在宅療養生活で見たこと、思ったこと、を伝えます。

日記 1730

2021年02月17日 | 日記
< ナトリウム >


ナトリウム(Na)は多くの場合、塩化ナトリウム(NaCl)として体に取り込まれます。平たく言えば「塩」。体には必要ですが、度が過ぎると害を及ぼしてしまいます。


以前見た映像では、実験で、うなぎの体の表面に塩をすり込んでみたところ、滑りがなくなってしまいました。うなぎを自然の害から守るバリアーの役目をしているものが塩で消えてしまったという訳。


人間が塩を取り過ぎると、胃が荒れてしまい害になりますし、血圧も上昇します。


長野県の平均寿命が全国的に短い傾向から、長い傾向に変化した要因の一つが減塩。それと野菜の摂取増による結果。


四方を山に囲まれ、特に冬季は野沢菜に代表される漬物に頼らざるを得なかったのを改善した模様。


これは私見ですが、塩を取り過ぎるとナトリウム過多となり、体内のナトリウムバランスが崩れて癌を誘発する。


塩味の好きな人は、小さい頃からナトリウムが多めの食生活に満足する傾向。


特に農家だと、労働で汗をかき自然と塩気を欲しがります。これはこれで理にかなっている。昔だと冷蔵庫がないので、「ナッパ」と「こうこ」つまり、漬物としての菜葉、お香子(たくあんの別名)しかおかずがない事もありました。


15年以上前に他界した妻は、どうやらナトリウム中毒だった模様。とにかく漬物大好きで、実家の料理を持ち帰ったか、自宅で作ったかしたものを、母親が食べた感想は「しょっぱい」「こんなに塩分ばかり摂っていると、癌になって死ぬよ」。一部分は合っています。癌で逝ってしましまいましたから。


妻の兄弟も、同様に塩中心のメニューだったようで、10年ほど前に他界(40〜50代だったと思います)。ナトリウム過多だった可能性。


私は医療の専門家ではありませんし、研究もしていませんが、体験的にどうやら塩分摂取量がその人の体の傾向を決めている気がしてなりません。


薄塩に慣れておけば、身体的には安らかに過ごせるのではないかと。












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