花と野菜とスケッチブック

春夏秋冬・花と野菜とスケッチとそして人と一緒に・・・

関東へ1

2012-03-24 16:20:06 | その他

3月13日、8時35分の新幹線で東京へ向かう。長男たちが見送ってくれる。

新幹線大好きな夏海が「ジージとバーバ新幹線に乗ってくの?ナッチも乗りたいなぁ」なんて言うので見送りの時に泣くのでは?と思っていたけれど、涼しい顔でバイバイしたので、ほっとしたと言うより気抜けした。嫁さんからのメールに「ジージとバーバこまちにのって行っちゃたね」と言ってたそうだ。2歳半夏海はほんとに口が達者になった。

今回の目的は6年間ご無沙汰している叔母たちに会うこと、父母の墓参、急逝した叔父の仏前にまいること、四男の住まいを訪れることだ。そしてできれば30数年前に二人で暮らしたはじめた下町の狭いアパートのあった場所をさがしてみたいとも思っていた。かなりハードなスケジュールだった。

12時に東京駅に着くと四男のお嫁さんのお父さんお母さんがホームで待っていてくれた。後から家を出たという四男達とも会えて、みんなで昼食をとる。四男の娘みーちゃんとゆーちゃん、年子の二人は双子のようだ。どちらも人懐こく、「あきバーバ」(2人がそう言います)と手をつないで歩いてくれる。

電車を乗りついで、中野の駅に。バスに乗って最寄りの停車場から歩く歩く。東京の人はよく歩く。秋田は歩かない県で女性が2位男性が5位だそうだ。どこに行くにも車がないと目的が達成できない地方の人の方が歩く機会を失っているのは皮肉なものだ。都会では電車に乗るために駅まで歩く。階段を上り下りする。目的地に着くまでに必然的に歩かなければならない。お店を巡って歩くだけでも結構な距離がある。あちらもこちらも人人人だ。歩いた、疲れた。常日頃歩いていない秋田人の私だった。

2LDKのアパートは、一戸建ての秋田の広すぎる家に比べれば本当に狭い。けれど、つい昨年まで住んでいたひと間のアパートに比べれば夢のようだと話す四男夫婦の嬉しそうな顔に、若かったころの自分たちが重なった。みーちゃんゆーちゃんのお遊戯会のビデオを見、ひとしきり話して部屋を予約してくれている近くのビジネスホテルに案内され荷物を置く。マンション暮らしのお父さんお母さんとおち合い、8人で中華料理のお店で和気あいあい夕食をとり、何年振りかでカラオケに・・・ほろ酔い加減も手伝って、みな盛り上がりそれぞれ得意の歌を聞かせてくれた。息子とお嫁さんが唄った歌に泣かされた。夫も同じ思いだったようで鼻をすすっていた。

四男が「ありがとう」と「アンマー」、お嫁さんが「私だけの天使」を・・・歌で思いを伝えてくれたのだろうと勝手に受け止める父と母。お嫁さんの娘たちへの思いも伝わってきてホロり・・・本当に楽しいひと時だった。

次の朝、通勤時間帯で覚悟していたが思ったよりもスムーズに上野駅に着くことができた。水戸へ向かう。

中野駅まで見送りに来てくれた、みーちゃんゆーちゃん息子夫婦の姿が目に焼き付いた。