このところ、夕食後に散歩をしている。
後片付けをして、ほっと一息・・・「行くぞ!」と夫の声
いつも、ちょっと渋る・・・が「は~い」と気のない返事をしてついていく。
散歩と言っても、ちょっと早足で額にうっすら汗がにじむ。
農村地帯の午後8時、県道をそれると点在する家々の灯りを遠目に暗い夜道だ。
カエルの声、星明り夜風がひんやり、思ったより気持ちがいい。
背丈の高いツキミソウが夜目にぼんやりと浮かび上がるように咲いていた。
一枝手折って持ち帰る。灯りの下でつぼんでしまうかと思ったら、
柔らかい4枚の花弁を惜しげもなく開いて、一晩咲いていたようだ。
次の夜にはつぼみが開いた。そして次の夜も・・・
月の色のツキミソウ、お月様だけに咲いて見せるにはもったいないくらい美しい。
しみじみと見ました。