雪が融けると、ギボウシの新芽を待つのが日課になる。
いつもの場所にいつものように顔を出してくれるとほっと一安心。
春一番に気にかかるのがギボウシだ。
自己主張はしないけれど、他の植物を引き立てながらも存在感がある。
時折、話の輪の中に、あまり発言しないけれど、物腰の穏やかな存在感のある人がいる・・・
そんな雰囲気がギボウシにはあるように思う。
花もたがわずに、薄紫の優しい色合いで控えめだ、が美しい。
半日陰でいきいきと葉が輝く。日向はちょっと好きでないみたい。
今日はいい天気だけれど、風が涼しい。
家の中にいると肌寒いくらいだ。奥羽の山にはやませの雲がかかっている。
オホーツクの高気圧が張り出しているようだ。
蝉の声が心なしおとなしいような気がする。
東北は梅雨が明けたのかしら?