妊婦になって人の優しさが“ありがたい”って身にしみて感じることってありますよね。
私も大阪まで働きに行っていた頃、いつも座らないと気分が悪くなり、
目的地まで立っていることが出来ませんでした。
たまに若い男性などが代わってくださるんですよ。
『きっとこの人も子供がいるとか奥さんが妊婦なのでは?』
と思いつつその親切な行為に甘えていました。
こういう時って本当にうれしいですよね。
私も妊婦さんやお年寄りの方には積極的に席を譲ろう!
そんな気にさせる出来事でした。
・・・でも、実は席を譲った時のいやーな思い出もあるんですよね・・・・・
高校合格発表の日。ダメもとで受けた第一志望校へ発表を見に行く途中、
あまりの緊張で座っていられず、
“席を譲ったら受かってるかも!”
という勝手な思い込みも手伝って
前に立っていた男性に
「どうぞ。」
と小声で席を譲ったら・・・・・
「いいです。」
と断られてしまった。
譲ってから顔をチラッと見たら普通のサラリーマン、
ひょっとしたら年寄りじゃないよ、と気を悪くされたのかもしれません。
気まずくなって別車両に移動する私・・・・・
ああ、あの頃は若かった。
もちろん志望校は撃沈、
午後から滑り止め高校の入学説明会に行ったことも、未だにほろ苦い思い出。
なのでした。