息子が入院中、
母は家に帰ってお風呂に入っていた。
火曜日は父にお昼から休んでもらって
夕方保育園から帰った娘と入浴。
お風呂に入る前から大急ぎで
病院へ持って行くものを用意していると、
娘:「おかあさん、のーと やぶって。」
母:「何?1枚だけいるの?」
と、娘に1枚破って渡すと
なにやら書き始めた。
娘:「みたら あかんで。」
と娘は言い、書き終わったら
2つに折って玄関から外へ。
母は黙々と作業中。
娘はすぐに戻ってきて、
娘:「ゆうびん きてるで。」
母:「そう?」
娘:「『てがみ』やで。」
娘:
「なんか、こどもが かいたみたい。」
娘:「おかあさん、とって。」
母:「いや、お母さんお風呂洗う時にズボン脱いだし、」
母:「みい、取って来てくれへん?」
娘:
「もぉ~。」
と不満そうだったが家のポストに取りに行く娘。
娘:「ほら。」
娘:
(*゜0゜)ノロ
と渡してくれたのはやはり、
先ほど切り離したノートの1ページ。
そこには、
・・・
・・・・・
おかあさんへ
いつも あさおの おせわ ありが
とう!
みいより
と書いてあった。
母:「これ、書いてくれたん?」
母:「ありがとう。」
母:「みいも、いつもおりこうさんに」
母:「してくれて、ありがとうな。」
それを聞いた娘は、
ちょっとはにかんだ様子で照れていた。
そんな娘も入院初日の晩は、
泊まるつもりだったらしく、
父と帰ると知るなり大泣き。
ずっと一緒にいると言い張り、
エレベーターに乗るまでずっと
娘:「おかあさぁ~ん」
娘:。・゜・(´口`゜)゜・゜・。
という声が病棟に響き渡っていた。