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「 真っ赤な体の
赤ちゃんは
大きな泣き声と
真っ白な心で
生まれてきてほしい 」
「 まだ見ぬ子へ
真っ白な服を買う
健康に似合う服
笑顔に似合う服
幸せに似合う服 」
(妊娠中06.12.11作)
忘れないうちにお産のことを書いておこう。
私は単純に里帰り出産を選んだだけだったけど、地元の産院がたまたま素晴らしい病院だった(恵愛会 松南病院)。そして、たまたまそこでソフロロジー式分娩法を取り入れていた。これは深い呼吸の練習と、お産はつらいものじゃなくてうれしいことだとイメージする事前練習法。実際、できればその方法で産みたかったのだけど
私の場合は里帰りした予定日約1か月前からCDを病院で借りて毎日聞いた。明るくてゆったりして、かつリズミカルな音の流れにそって女性の声でイメージトレーニングできるようにできている。
体をリラックスさせて、深い呼吸をしながらイメージしていく。
1.まずはじめは自然。
2.それから、うれしかったこと、楽しかったことを思い浮かべる。
3.そして最後にお腹の赤ちゃんをイメージ
(4.大きな波がやってくる→お産をイメージ)
(5.お産をして赤ちゃんを抱くイメージであとは静かに・・・)
私の場合
1.自然は毎日実家の近くを散歩していた空や田んぼや山のイメージがしやすかった。
2.楽しかったことは結婚後に行った伊豆の大好きな潮騒の宿 銀の海の露天風呂からの海のながめ
3.赤ちゃんのイメージ・・・これが一番難しかったなあ。見てないから・・・。でも、なんとなく笑ってる赤ちゃんを抱っこしている風景。
この産院では無料でマタニティービクスというヨガみたいのをうけられて、とてもよかった
次々とヨガに通う人たちがママになって行って、「いいなあ、もう産んだんだなあ・・・」と思って見ていた
出産した人たちのやっててよかったことなどをヨガの先生が伝えてくれた。
私の場合、陣痛はかなりつらかったけど、いざ分娩台で産むときは痛いと感じなかったし、本当かどうか知らないけど、先生たちは「上手」だとおっしゃっていた。(みんなへのねぎらいかな?)それと、産科にいたことのある看護婦の母が立ち会って見ていた感想は「静かなお産」だった。これもソフロロジー式分娩法の特徴らしいから、練習していてよかったんだと思う。でも、切開はさけられず、産んだあと数日が一番痛くてつらかったけどね・・・
役に立ったと思うのは、深~い呼吸の練習、ぎりぎり食べられるまで食べてた食事(途中でエネルギー切れになりそうだから)、ソフロロジー式でお産はつらいことじゃなくてうれしいことだとイメージトレーニングしていたこと、ヨガや散歩、イメージトレーニングなどで勝手につけた自信、その辺かな・・・
あとは、雑誌で読んだ「産むときのコツは、水をいっぱい入れたバケツを両手でぐっと持ち上げるようなイメージで力を入れる」というアドバイス
それと、母が言ってた「便秘のときの・・・」というアドバイス(なまなましくてすみません誰かの足しになればと・・・
)
それから、妊娠中、夫が「よく出産って鼻からすいか出すようなものっていうだろ?・・・」とか言っていて、「やめてよ、こわいから・・・」と話していたけど、みんなどう感じるんだろう?
私の場合は、結局鼻からすいかより大変で、「自分のお腹から嵐が湧き起こってくる感じ」かな
産んだあとはしっかり産後ブルーになり、「痛い」って言葉が言えないぐらい切開のあとが痛かった。「痛い」って言葉を聞くのが痛かった お産の話ができるようになったのはたしか1か月過ぎてからだったと思う。
でも、人間の忘れる能力のおかげで今ではすっかり痛みも忘れました
写真は臨月でよく散歩したわが母校の中学校近辺
ふるさとは私に広い平野で遠くのうつくしい未来を想像することを教えてくれました・・・
「これをガマンしたら終わる。」
「あと数時間後には産まれる(だろう)」
など辛い事ばかり考えていました
きっと、それが私の敗因かと
じつはお産の前、病院の待ち時間に助産師さんが
「この本いいですよ!」
って、ソフロロジーの本持ってきてくれたんですけど、
あまりピンとこなくて、パラパラ~っとしか見なかったんですよ
お産が終わってから、陣痛は自分との戦いと思い
気持ちの持ち方が一番大事なんだ。
と気づきました
読んでおけば・・・
「これをガマンしたら終わる。」
「あと数時間後には産まれる(だろう)」
という気持ちは同じでした!
今だからよかったと思えるんでしょうね。
陣痛は本当につらかった~