子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

84才ばあちゃんの誕生プレゼント

2007年06月28日 | 手作り品

7月は、私のばあちゃんの誕生日です。
5月に実家へ帰ったときに、ばあちゃんが近所の医者へ通院するのに使う小さな入れ物がほしいと言っていたので、なんとか作りたいと思って仕上げました
実家で行く「アピタ」では布が安いので、たしか1m×2mぐらいが500円だった布で作りました。(手芸店よりデパートの手芸コーナーなどが安いですね
「ばあちゃんにこの布でなんか作ったら派手か~?」と聞くと、「な~んも、派手でないよ。」と言ってたので、けっこう気に入ってるなと思って作りました。
今回は仕事がたまたま一週空いたので作れましたが、時間をかけずに作ろうと、ウッシーさんのお知恵を拝借して、布をただ二つにたたんで縫って、糸目も出ていいや、という作り方にしたので、作ろうという気になりました。
ヨレやツレが思いっきりできてしまったのですが、まあ、いいでしょう
布をキリハリしないで簡単に作ったけど、この柄だとそれがかえってあでやかな感じになってよかったです。
時間があったので、トーションレースもつけました。
またもやお気に入りの「ハリネズミ」ブランドにしました!
(妹の携帯入れに付けたら、「かわいい~!」と言わずに「姉ちゃんらしいね」と言われましたが。。。

いっちゃんに自我が芽生えてきて、「やっぱり子育ては大変~」と思う今日このごろは、うちの場合、母ではなく、ばあちゃんが母代わりでよく育ててくれたなあと、しみじみ思います
もっとすごいと思うのは、10年ほど前、弟の誕生時にお母さん(私の妹ですが)がいない一週間、泣きわめくひ孫の寝かしつけまで当時70代半ばのばあちゃんが、がんばっていたこと。
さらしのおんぶひもを巻いて、2才のひ孫をおんぶしてあやしていました。

私の子どものころの病気のときのことも思い出します。
幼いころは、ばあちゃんといっしょに寝ていて、病気でしんどいときも夜中でも面倒くさそうな素振りは微塵も見せずに介抱してくれました。
小学校に入ってからはなんでもないときでも、必ず妹と私の寝ている子ども部屋を夜中に一度は見に来て、ベッドからずり落ちそうな布団をかけなおしてくれたり。。。
眠っていても、「あ、ばあちゃん、かけてくれた。。。」と感じていました。
どんなに朝早くても必ず起こしてくれる。
中学や高校ではテスト勉強で一度は夜寝て、「早朝に起きて勉強するから」と言っても、「おお、よしよし、起こしてやるぞ。」と言って起こしてくれました。
寒い冬も起きればストーブが点いていて、着て行く服が温められていたり。。。
成人して、「私、猫舌で・・・。」と言うと、「おばあちゃん子だったでしょう?」と言われたこともあります。
猫舌とばあちゃんに何の関係があるのかな?と思ったら、「ふーふー」して「食べさせてもらったでしょ?」ということだそうで

孫にとっての「ばあちゃん」ってこういうものだと私は思っていましたが、もしかすると、一般のばあちゃんというのはもう少し違うものなのかもしれないなあと、このごろ思います。
うちは親は働いてくる人、生活全般の世話はばあちゃん、というふうだったので、普通は母親がすることもばあちゃんがほとんどやってくれてたのかもしれません。
産みの親と育ての親という感じかもしれません。
ばあちゃんは私が生まれたとき、かわいくて、当時50才前ですが、お乳が出たそうです。
母性と母乳は奥が深いですね。。。

ばあちゃんにとって、私たち孫はいつまで経っても小さいままなのか、20代になっても、よく急に抱きついてきて、「なんでこんなにかわいいんかなあ」とよく言いました。
まるで赤ちゃんを抱える感覚ですよね。

私のお産の前後も本当にばあちゃんにお世話になりました。
産院でもよく看護婦さんには「あの人は、お母さんじゃないし・・・・だれ?」と、よく聞かれました。
「私のばあちゃんです。」と言うと、「若いねえ。しゃんとして・・・。」と言われました。
母になろうという私、子どもを育てようとしている私がほとんど動けない時期は、自分が赤子に戻ってしまったように不自由でした。
「これじゃあ、もう一度赤子に戻ってばあちゃんの世話になってるみたいだ、本当にすまない。。。」と思いました。
(私はこの人から受けた恩をどれだけ返せるんだろう、元気だとは言え、老体にこんなに世話をかけて。。。)
きっと何万分の一も返せないと思うと、ありがたくも情けなく、里から戻るときには涙がこぼれました。

うちのばあちゃんがいかにすごいか、という自慢ではないのですが、ばあちゃんのことをできるだけ書き残しておきたくて書きました。
たまたま、ばあちゃんのぽつりと言った言葉をリクエストとして作った通院バッグですが、病気に関わるときに使うものを作れてよかったです。
元気が出ないようなときに、ふとあたたかみを感じてもらえればと思います。
ばあちゃんのお母さんは90代まで長生きした人です。
きっとばあちゃんも長生きできると思っていますが、本当にいつまでも元気でいてほしいです。
ばあちゃん、お誕生日おめでとう!!



コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ナナちゃんの結石-あまり変... | トップ | ナナちゃん、ピンチを乗り越... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お二方へ (3うさの母)
2007-07-06 20:20:55
ばあちゃんへのお祝いのお言葉をありがとうございました。
返信する
素敵なおばあちゃま (skybeans)
2007-06-29 21:22:48
お誕生日おめでとうございます!
何よりのプレゼントができてよかったですね♪

私の祖母も、89歳ですが健在です。大事にしなくっちゃ!
そうそう、おばあちゃんって、まさに無償の愛を孫に注いでくれますね。

3うさのおばあちゃまの愛は、海のように深くて広いですね。
ほんとに素敵なおばあちゃま♪
そんな愛をたくさん受けて育った3うさの母さんは、きっと同じ愛をいっちゃんに注ぐことでしょう。

かけがえのない財産ですね。
返信する
お祝いを申し上げます (ウッシー)
2007-06-29 19:03:53
こんばんは!
本当にすごいお祖母さまでいらっしゃいますね。
ただ長生き、ただ元気だけではなく、はつらつとなさって、お若い方々の力になってらして、こころから感銘を受けました。
お誕生日のお祝いとともに、どうかこれからもお元気でと、お願い申し上げたいです。
返信する

コメントを投稿