先ほど、同一作品の読後感を書きました。
本の裏に自分で書いたメモをここにも書いておきます。
これが本当の読後感というか、上橋さんへの言葉です。
メモ1
「 この結末でよかったのだろうか。人間が生きてゆくということはこのようになってしまうということだろうか。
そして、上橋さんはなぜ、人とカミを両方内にもつ存在を描こうとするのだろうか。人対自然、人対動物という図にしてしまわないのだろうか。
調査や研究をする中で、人種を二つもつ人々のことをとても興味深く大切に考えていたという記述を読んだことがある。人でも生き物でも、何か変化するときに、相容れないようなものを内に宿すということが大切なテーマなのだろうか。
とても新鮮なテーマをもらった物語だった。」
メモ2「キシメは最終的には、人がそこで絶えることがないように人を守ったということだろうか。」
2020.8.12
上橋さん作品の登場人物は、本当にそこに息遣いが聞こえてくるように、生きているように感じられて、どうしたらこんな文章が書けるのだろうかと、不思議でなりません。
完全に作り話の物語がこれほどまでに肉迫する存在感をもつということは、その人に現実として訴えるものというのは、この目で見ている世界だけではないということを突きつけてきます。
それが人間の豊かさであるということがうれしくもあり、また、不思議で虚しいものでもあると感じます。
現実感があろうと、虚構のようであろうと、自分の人生の歩みが確かなものであることを祈りつつ。
本の裏に自分で書いたメモをここにも書いておきます。
これが本当の読後感というか、上橋さんへの言葉です。
メモ1
「 この結末でよかったのだろうか。人間が生きてゆくということはこのようになってしまうということだろうか。
そして、上橋さんはなぜ、人とカミを両方内にもつ存在を描こうとするのだろうか。人対自然、人対動物という図にしてしまわないのだろうか。
調査や研究をする中で、人種を二つもつ人々のことをとても興味深く大切に考えていたという記述を読んだことがある。人でも生き物でも、何か変化するときに、相容れないようなものを内に宿すということが大切なテーマなのだろうか。
とても新鮮なテーマをもらった物語だった。」
メモ2「キシメは最終的には、人がそこで絶えることがないように人を守ったということだろうか。」
2020.8.12
上橋さん作品の登場人物は、本当にそこに息遣いが聞こえてくるように、生きているように感じられて、どうしたらこんな文章が書けるのだろうかと、不思議でなりません。
完全に作り話の物語がこれほどまでに肉迫する存在感をもつということは、その人に現実として訴えるものというのは、この目で見ている世界だけではないということを突きつけてきます。
それが人間の豊かさであるということがうれしくもあり、また、不思議で虚しいものでもあると感じます。
現実感があろうと、虚構のようであろうと、自分の人生の歩みが確かなものであることを祈りつつ。
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