子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

短歌 反発という受容

2022年06月01日 | みじかうた
「 初めての2ケツバイクに苦言する
  母に荒ぶる こわかったのかな 」

高二の息子。
先輩のバイクに2人乗りして送ってもらった、と。

うちの主人は後輩がバイク事故で亡くなってから、バイク通勤をやめた。

車ならぶつかっても安全というわけではないが、バイクは生身むき出しだから、車以上に危ない。
だから、息子にはバイクには乗ってほしくないというのが本音だ。

このことを聞いて、バイクは危ないよと一言言ったら、猛反発して「お母さんに振り回される」と言った。

「振り回された」というほど感情的になってる息子。
初めての体験でワクワクとドキドキ、スリルや爽快感、つき合い、そして、緊張感やこわさもあっただろう。

小学生のころ、犯罪に巻き込まれないようにあれこれ注意していたら、こわくて外を歩けない、と言われたことがある。

お母さんは大げさだと思われる。
極端だと思われる。
それで終わったら、伝わらない。
物事と素直に向き合わなくなる。

お母さんの伝え方が悪かったと、冷静に「自分の身は自分で守ってね。」と伝えた。
そしたら、うなずいていた。

揺れる思春期の息子。
まだ、物事がわからないから、大人の言うことを軽くあしらうこともできないのだと、愛おしく思った。

まだ大空に飛び立つ前の鳥を見ているような心境。
生きてることと、生きてゆくことが愛おしいと、尊いと、渦巻く生身の心に触れた思いだった。























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