子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

いっしょに生きる

2011年09月29日 | 子ども

久しぶりに子どもの話しです。

運動会目前です。
いっちゃんの幼稚園、年長さんの見せ場はクラス全員リレーです。

いっちゃんのクラスにはちょっとした障害があって、リレーを走りたくないと言ってるお友だちがいたのだそうです。
でも、その子がバトンを渡したい子がいて、そしてリレーの順番も子どもたちみんなで話し合って決めるドラマがあります。

走りたくないお友だちがバトンを渡したい子だけ決まってる。そして、その子が走りたい順番もちゃんと考えて、その順番なら走れるというならば、自分の好きな順番も譲ってあげる・・・

4つのクラスの中には障害があって走るのが上手じゃない子もいます。
だからって、そのクラスがいつも順位が低いかというと、そうじゃない。
子どものリレーにはいろんなハプニングもあり、バトンの渡し方などによっても順位はどうにでも変わってしまいます。

そんな中でみんなで走ろう、みんなでバトンをつなごうとする気持ちが育っています。

小学校のように速い子が選ばれるのとは違うのです。
毎年、一生懸命走る子たちを見て、どの学年の親御さんも泣きます。


先日、自分自身の疾病とご主人の持病で子どもを持たないことにしたという友だちに会いました。
いろいろ運命に逆らって不幸を嘆く人もいる中、彼女は自分に与えられたことを一生懸命生きると言います。
子どもを持っている人が大変ならそれを手助けして行ける生き方をしたいと言っています。
なかなかできないことです。
ないものねだりをするわけでもなく、与えられている恵みを大事にする生き方です。

私自身、出産時に親御さんの助けが得られないという知人宅に何度か足を運んでほんの少しですがお手伝いをしたことがあります。
私自身の恩人でもありますが、夫には「お礼」だと言うと先方も恐縮するから「困ったときはお互いさま」と言った方がいいと言われ、確かに、と思いました。

社会制度も考えなければいけないけれど、どこかで誰かが困っていたら、手助けできる人がして行けば、きっとみんながいい方向に進めるんですよね。
そうやって助け合って生きて行くことが自分の与えられたものを大事にする生き方だと思います。
それがみんなのしあわせにつながります。

宮澤賢治もそれを「福祉」と呼んでいたと思います。
中学生のときに出会った「雨ニモマケズ」の詩に衝撃を受けた覚えがあります。

障害を持つお子さんがクラスにいたことで、いっちゃんもみんなで助け合うことを学ばせてもらいました。
こうして、みんなで生きて行けたら・・・子どもにもらった感動です。

運動会当日が楽しみです☆

今日の一曲は・・・
やっぱり最近はもっぱら「東方神起」に癒される日々なので、やさしいこの曲。
「忘れないで」
http://www.youtube.com/watch?v=Ck3f1fZPj9I&feature=BFa&list=PL76AC0238D3ECA4BF&lf=mh_lolz

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