「 雪沓(ゆきぐつ)で雪に『おはよう』窓開きぬ 」
高校前半は明るく楽しく送っていた私でしたが、高校2年生の後半から部活のもめごとにショックを受け、そこから思春期のスランプに入っていきました。
いい友だちもいましたが、自分の存在が偏差値や成績など表面的なものでしかはかられていないようで、学校の周りの人たちと心を通い合わせる機会もないことが虚しく感じられていました。
それでも、思ったことは自然に任せて行動しようという方針でやっていた高校生活、雪が深く積もった校庭に「おはよう」と長靴で大きくメッセージを書いてみました。
すると、1年生のクラスの男の子たちが窓を開けて、大きな声で「おはよう‼️」と声をかけてくれました。
何かが伝わったと、うれしかったです。
こういうことは大胆にやれる子でした😊
ひと仕事やり終えたぞ、と教室に入ると、みんながなんとなく笑いながら迎えてくれました。
子どものころからずっと家族や周りに気を遣い、張り詰めてきた子だった私は高校では自由奔放にやるぞと決めていたのでした。
闇と笑いが混在する思春期でした。
明暗ほどよく行き来して、人生の幅も広がりました。
そんなこんなで私はこの句が好きです。
清々しい思い出が甦ります。
思春期の子どもたち、思うように生きてくださいね!
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