子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

「ゆめぱのじかん」@川崎市アートセンター

2022年08月01日 | みじかうた
見たかった映画を見てきました😊

夢パークを立ち上げた西野さんを尊敬していて、上映後のトークイベントのお話も聞けて、サイン会にも参加でき、名刺もいただけました。

映画のよさを言葉にするのは難しいけれど…。

不登校の子どもたちが行ける場所があると聞いていてその活動に興味があったけど、不登校の子にもどんな子どもにも、そして大人たちにもよいドキュメンタリー映画でした。

問題提起があるのかな、と思っていたけど、そんなことよりも、子どもたちのワクワクや子どもたちの自主性を大事に楽しむ居場所の感動が伝わってきました。

どんな子どもも、ここへ行ってみたい、まさに夢、憧れの場所だと感じるでしょう。

危険なこともけんかも子どもたちが自分で加減してやっていけるように大人は手出ししない。

一番びっくりしたのはお店屋さんのイベント。
屋台ぐらいはテントを張って行うのかと思いきや、お店のやぐらのようなものまで子どもたちが板や柱をくぎでトントン大工さんのように建ててしまうこと、建てられるのが出店の条件。だから、大きい子と小さい子がいっしょに組んで作る。

挿入歌もすてきで、一番好きな歌詞は、「大人は子どもを生み 子どもは奇跡を生む」というところ。

ネタばれになってはいけないんだけど、不登校の子どもたちが学校や将来のことをだれから言われるわけでもないけど、考え、行動に移して行く姿も捉えられている。

だから、映画全体を通して、子どもはワクワクで伸びて行くんだ、ということが伝わってくる清々しい映画でした✨

(ちなみに、不登校の子どもの親御さんや学校の先生は、学校から離れてはいけない、学校以外の居心地のよい場所があると知らせたくない、とどこかで考えてしまうと思うし、だから、こういう映画を子どもに見せたくない、という心配もあるかもしれませんが、この映画は大丈夫!
不登校の子どもたちといっしょに見てほしいです。

学校へ行く時期もあれば、また夢パークに戻ってくる時期もあり、その中で子どもたちは揺れながらいつもそのことが頭の片隅にあって、そして、自分の将来について考えてゆく姿が見られるからです。)

映画の中の子どもたちのこんな言葉をどうやって引き出せたんだろう…と思いながら見ていたけど、監督がカメラを回さずに通って築いた信頼関係からできたんだ、ということもトークイベントでわかりました。

西野さんが最後のあいさつで言っていたこと。
今日は子どもたちに「生まれてきてくれてありがとう」と言ってください。
昨年度、毎日どこかでだれか子どもが自死しているという数の子どもたちが亡くなっています。
大人は子どもの居場所を作って行けるように、と。

私は、学校に馴染めずに苦しんでいる子どもたちと向き合った経験から、不登校の子どもたちが生き生きと、グイグイと伸びている姿を見ているだけで涙が出ました。

夢パークへみんなが遊びに行くことがよいのではない。
夢パークが世界のあちこち、子どものすぐそばにたくさんできることが大事だとお話にもありました。

編集や画面に現れる言葉や歌やすべてに子どもへのまなざしの素晴らしさを感じた映画でした。

長くなったけど、やっぱり書きたかったので。

みなさん、ぜひ映画をご覧あれ❣️





















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 短歌 星祭りの短冊 | トップ | 「2023年版 夏井いつき... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿