「 『ビッグになる』と書く十六の子に母は
小さくと言えるのか星祭り 」
登校しぶり、小中といじめ、そんな低空飛行の中よく耐えたという年月を経て、息子は今「楽しいことしかない」と言えるほど青春を謳歌している。
軽音部でギターを弾き、学級委員までやっている。
クラスも部活も楽しいらしい。
音楽の方向に進みたいと言う。
楽しいことにしか目が向かない。
視野を広げろと父は言う。
音楽で食べて行く難しさは誰の目にも明らか。
気持ちはよくわかるけど、いいよ、とも言えない。
赤ちゃんだって青年だって大きくなりたいと思う気持ちはすばらしい。
大きくなりたいと言ってる子に小さくまとまれと言えるんだろうかと、ふと考える。
大きくなろうとがんばって、結果小さくしかなれなくてもそれでいいのかもしれない。
七夕の短冊に書いた言葉。
冗談も混じっているんだろうけど、「ビッグになりたい」なんて、父なら、幼い、と思う言葉だけど、母は「ビッグになりたいのか」と改めて考えてしまった。
どのくらいまで膨らもうとするのか、見てみたい気もする。
私は、音楽方面はダメだよ、とはもう言わないでおこうかな…。
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