妙覚寺ニュース

広島妙覚寺の毎月のニュースを写真入りで紹介します。

5月10日(金)熊野古道ツアー・てらこや開催!

2019年05月12日 | 

5月10日(金)15:30~17:00 てらこや開催!

今日は7名の参加でした

                           

住職・坊守は、昨日から南紀・熊野古道ツアーに参加。

『御伝鈔』に平太郎の熊野参拝がでてきますが、「百聞は一見にしかず」、熊野古道ツアーに参加しました!

ホテル&リゾーツ和歌山串本に泊まり、今日は熊野と高野山に向います7時45分に出発

ホテルのお部屋から、橋杭岩が見えます

串本から大島に向かい、海中に約850mの列を成して大小40余りの岩柱がそそり立っています。

その規則的な並び方が橋の杭に似ていることからこの名が付きました。

海の浸食により岩の硬い部分だけが残り、まるで橋の杭だけが立っているように見えるこの奇岩には、その昔、弘法大師と天邪鬼が一晩で橋を架ける賭をして、一夜にして立てたという伝説も伝わっています

熊野古道「大門坂」散策

熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)へ向かう参詣道のことを「熊野古道」と呼びます。
平安時代の上皇や貴族も訪れ、やがて庶民にも広まり、旅人の行列は「蟻の熊野詣」と言われたほどでした。

平成16年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録され、静寂な空間は癒しのスポットとしても注目を集めています。

杉木立に囲まれた苔むした石段を登り、熊野古道の雰囲気を満喫しました

とにかく登りましょう上でバスがまっています

 

熊野那智大社へ向かう石段の参道は、熊野古道中辺路(なかへち)の一部です。

樹齢800年の深い杉木立の中の石畳の道をたどり、坂を上りきると、青岸渡寺・熊野那智大社・那智の滝に行くこともできます。

日本三名瀑の「那智の滝」

133mの高さから流れ落ちる日本一の落差を誇る滝です。太古から神と崇められた聖地で、現在では熊野那智大社の別宮・飛瀧(ひろう)神社のご神体として祀られています。 

400数十段の石段をえっちらおっちら息切らせて登りました

土産物店が軒を連ねる参道の石段を10分ほど登っていくと、標高約500mにある熊野那智大社にたどり着きます。

熊野那智大社

「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」の三社を「熊野三山」と呼びます。
熊野三山は、それぞれ20~40kmの距離を隔てて位置しており、「熊野古道・中辺路」によって、お互いに結ばれています。
三社は個別の自然崇拝に起源を持ちますが、三社の神様を一体化し、一緒に祀っています。 

熊野那智大社は、仁徳天皇の時代に、那智滝から現在の山上の地に移されました。

境内には、樹齢800年の県天然記念物の大楠が枝を広げています。

「青岸渡寺」

那智大社のすぐ隣には、青岸渡寺があります。神社と寺院が隣接して建っているのは神仏習合時代の名残りで、今ではとても珍しいものです。

那智滝で修行した裸行上人(らぎょうしょうにん)が、観音像を会得して草堂を結んだのが始まりの古刹。

西国三十三箇所観音霊場の第一番札所にも定められています。

 

色鮮やかな那智大社に対して、こちらは歴史を感じる木造建築ですね。

那智の滝と三重塔

 登ったら今度は降りなければなりません 下りの方が楽です

参道には、お寺の跡がありました。貴族の方々が途中で休まれていたところなのでしょう

熊野那智大社の参道の急な石段を10分ほど上ったこころに、左手に大社経営の宿泊所龍泉閣の庭園があります。

もとは実方院といい、青岸渡寺の尊勝院とともに熊野御幸の際、上皇が宿泊所として使用されたところだそうです。

 あともう少し 

南海御坊バスが待ってくれています

ガイドさんが、お話上手のベテランさんで良かったです

熊野三山の中心である熊野大社は、全国3,600社にも上る熊野神社の総本宮として親しまれています。

中央には、主神である家津美御子神(けつみみこのかみ)、天照皇大神(てんしょうこうだいじん)を祀っています。

八咫烏(やたがらす)は、日本神話において、神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されています。

八咫烏は熊野大神に仕える存在として信仰されており、熊野のシンボルでもあります。

八咫烏が三本足であることが何を意味するかについては、諸説あります。熊野本宮大社では、八咫烏の三本の足はそれぞれ天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、神と自然と人が、同じ太陽から生まれた兄弟であることを示しています。

日本サッカー協会のシンボルマークになってますね

熊野本宮大社

登ってきた道は、降りなければなりません。

ハードな旅でした

十津川村のダム湖です

谷瀬の吊り橋(日本一大きな村・十津川村に架かる全長297mの吊り橋)

十津川村は奈良県の最南端にある日本一大きく広い村です。

熊野川に架る、長さ297m、川面からの高さ54mの日本屈指の長さの鉄線橋です。
周囲の山々が織りなす眺望、渡る際に味わえるスリル感が味わえる観光名所です。

最後に高野山奥之院に行きました。

谷瀬のつり橋を14:00に出発し、高野山についたのは15:30でした!

高野山では桜が咲いていました 八重桜もあちらこちらに咲いていました 標高800メートルですから、気候も違いますね

高野山町には、真言宗総本山金剛峯寺をはじめ、117の寺院があり、約3500人の人々が暮らし、その内、僧侶が1100人、小学校から大学があり、役場や病院、警察や消防署などがあり、まさに「天空の都市」ですね。高野山は、「一山境内地」といわれ、高野山のいたるところがお寺の境内地であり、高野山全体がお寺なんだそうです

高野山奥之院は、弘法大師の御廟を中心とした高野山最大の霊域。

一の橋から続く奥之院参道には、鬱蒼とした杉木立の中に武田信玄などの戦国大名をはじめ、鶴田浩二といった有名人など、20万以上の墓碑が並びます。

参道を2kmほど進むと大師が入定している御廟に到着。14体の金仏が並ぶ水向場や灯籠堂、御廟などが静かに鎮座されています。

ここからは、撮影禁止区域です

無縁の方々のお墓です。

 大門をあとに、高野山を下りました。


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