2016年は、江戸時代に活躍した画家、伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)の生誕300年に当り、各地で大規模な絵画展イベントが開かれました。
今年も、相国寺の承天閣美術館にて伊藤若冲展(後期)が開かれているそうなので行ってみました
相国寺への道は、同志社大学に挟まれています!
同志社には行ったことがありあすが、相国寺は初めてです
臨済宗相国寺派の大本山である相国寺は、京都五山第二位に列せられる名刹です。 十四世紀末、室町幕府三代将軍の足利義満により創建されました。幾度も焼失と復興の歴史を繰り返しましたが、現存する法堂は日本最古の法堂建築として1605年に再建された物を今に伝えています。夢窓疎石を開山とし、創建当時は室町一条あたりに総門があったといわれ、北は上御霊神社の森、東は寺町通、西は大宮通にわたり、約百四十四万坪の壮大な敷地に五十あまりの塔頭寺院があったと伝えられています。
相国寺の鐘楼
相国寺を創建した義満は左大臣であり、相国(中国の官名からきています)であることから、義満のお寺は相国寺と名付けられました。また義満の時代は中国では明の時代でしたが、このとき、中国の開封に大相国寺という中国における五山制度の始まりのお寺がありました。この大相国寺の寺号を頂いて「相国寺」と名付けられたのだそうです。
若冲は、19世紀末に誕生した西洋・新印象派の技法をほぼ200年早く編み出し、現代のデジタルアーツ的技法を江戸時代に先取していたとも言われる孤高の天才画家として、世界的にも高い評価を受けています。
美術館までのアプローチです
正面が美術館です。
美術館の中です!
若冲といえば、鶏が有名ですね。今回の鶏は、水墨画でした!
様々な鳥たちを、自然の中であらゆる肢体で、あらゆる表情で、あらゆるしぐさで描いていました
水墨画の作品が多かったです!
色鮮やかな鶏が見たいですね
冬の特別公開中の聖護院です
山伏で知られる本山修験宗(しゅげんしゅう)の総本山で、寛治4年(1090)、増誉(ぞうよ)大僧正により創建されました。後白河天皇の皇子、静恵(じょうえ)親王が宮門跡として入寺して以来、代々皇室や摂家より門主を迎えた門跡寺院であり、「森御殿」とも呼ばれています。
門跡寺院である聖護院は、絢爛豪華な「花鳥図」「老松図」など、約170面におよぶ狩野派の障壁画が残っているそうです。
狩野派の絢爛豪華な襖絵をたくさん見せていただきましたすごいですね。門跡寺院ならではの数です
今回は弁財天尊『宇賀神像』などが公開されていました。
900年前に現在の場所に建てられましたが、4回の火災で市内を転々とし、今の場所に戻ったのは約300年前のことです。
明治までは西側に聖護院村があり、鴨川にかけてうっそうとした「聖護院の森」が広がっていました。その森の中にある御殿であることから、「森御殿」とも呼ばれていました。
この森の紅葉は、錦の織物のように美しいため、「錦林」と呼ばれ、「聖護院」とともに今も地名として用いられています。
聖護院大根や八つ橋はこの聖護院村でつくられていたことから「聖護院」の名で呼ばれています。
法螺貝(ほらがい)も吹いてみて下さいと用意してくださってました。
冬の特別拝観の旅はこれで終了です