久しぶりに一人で奈良へ遊びに行ってきた。
麻婆豆腐の名店、『青天』で昼食をいただいたあと、
街中をうろうろしていると、奈良県立美術館に辿り着いた。
今やっている企画展は何かな?と覗いてみたら、
『エドワード・ゴーリーを巡る旅』というのを開催している。
俺様は知らないが、不思議な世界観と、細密な画風で世界中に熱狂的なファンがいる、
アメリカの絵本作家らしい。
興味を持って入ってみたら、これがとても強烈だった。
彼が存命中に作った絵本の原画が、内容の紹介と一緒に展示されているのだけれど、
作品の内容がどれもこれも、なんというか異質で、
子ども向けの絵本によくあるような、ハッピーエンドがほとんど見られないのが特徴だ。
例えば『不幸な子供』という代表作があるが、
簡単に言うと、最後まで不幸な『小公女』みたいなかんじ。
解説を読むと、インスピレーションを得た作品は他にあるらしいけど、
読んだ印象としては、『小公女』を思い起こさざるを得ない内容だった。
この作品に限らず、ゴーリーの本に出てくる子どもは大抵不幸で、
しかも最後の最後まで不幸なまんまというのが多い、、、多いというか全部?
あまりインパクトが強かったので、『不幸な子供』を1冊買って帰り、
職場の皆さんに回覧させていただいた
いや、すごかったなぁ