中之島にある『大阪中之島美術館』で開催中の特別展、
『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート展』を観た後、
昼食をいただく店を探しながら、ブラブラと堂島までやってきた。
堂島地下街にある、『ダル食堂』でも行ってみようかと思ったのだけれども、
昼ご飯時の『ダル食堂』は結構な賑わいで、なかなかお店に入れそうにない。
仕方なく、駅ビルの地下をウロウロしていると、1件のカレー屋を見つけた。
『spice32』という名前の店だ。
美味しそうなカレーの匂いが立ち込めていて、
今日はここにしようと決めて、入ってみた。
気が付けば、お昼も1時を回っていて、店内はマスターと女性客が1人、
マスターはなかなか饒舌な人のようで、食事の終わった女性客と、
昨日のジャングルポケットの一件についてトーク中だった。
マスターに声をかけて、『やみつき台湾カレー』というカレーを頼むと、
『普通のと辛いのと、どっちがいいですか?』とたずねられた。
カレーはどちらかというと、少し辛めが好きだ。『辛口』を頼むと、
『おっ、いいですね~!』とマスターの返事が返ってきた。
ん?待てよ、なんか変だぞ、カウンターに貼られたお店の注意書きに気が付いた。
『うちの辛口は、超辛口です』
・・・・・なるほど、、、
昔々に激辛カレーの名店『すずめばち』で死にそうになった記憶が蘇ってきた。やばいかも。
しばらくして、カレーの用意が出来上がって来たらしいマスターが独り言を言った。
『あっ、しまった、大盛りにしちゃった』
・・・・・なんですと
『1時半過ぎたらみんなお腹ペコペコと思ってたら、大盛りにしちゃいました。食べられますか?』
『・・・・・・・・・・大丈夫ですよ~』
しまった。ついつい大丈夫と言ってしまった。
『すずめばち』クラスのカレーが大盛りでやってきたら、今度こそ死んでしまう。
マスターがカウンターに置いてくれたカレーは、こんなかんじだった。
ご飯にも満遍なくひき肉とカレーが混ぜ込まれているタイプで、
難波の『自由軒』に似たスタイルだ。要するに逃げ場がない
覚悟を決めて、カレーを一口いただいてみた。
『ぐっ・・・やはり超激辛っ・・・・ん?』
辛い。確かに辛い。が、辛さがいつまでも口の中に残る『すずめばち』と違い、
食べている間に、辛さがほんのりと旨味に変わってくるカレーだ。
これは大丈夫、食べられる。
最初こそ冷や汗をかいたが、結局そのままパクパクと完食してしまった。
辛さは十分な上に、ひき肉の甘さもあって、とにかく美味しかった。
マスターもよく話をされる方で、この日は朝から1人で街を歩いていて、
ちょっと人と話をしたい気分になっていたので、そのあたりもありがたかった。
またそのうちに行ってみようと思う。
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