勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

ロシアにおける選挙の透明化について

2024-03-16 05:33:59 | 社会
ロシアでは今月15日から3日間、大統領選挙の投票が行われる。
プーチン氏の通算5期目の当選が確実と言われており、
2008年から2012年のメドヴェージェフ大統領時代も、
実質的には当時首相だったプーチン氏が実権を握っていたことから、
1999年の年末以降続くプーチン氏の独裁政権が、さらに6年間続くことになりそうだ。
一説には、ソビエト時代の最高指導者であるヨシフ・スターリンの在任期間である29年+42日越えを目指しているとも言われており、
次の任期を全うすれば、彼の野望がまた1つ達成されることになるのだろう。

この間、他の国はというと、
アメリカではクリントン➡ブッシュ➡オバマ➡トランブ➡バイデンの5人、
イギリスではブレア➡ブラウン➡キャメロン➡メイ➡ジョンソン➡トラスの6人
フランスではシラク➡サルコジ➡オランド➡マクロンの4人、
そして日本では小渕➡森➡小泉➡安倍➡福田➡麻生➡鳩山➡管➡野田➡安倍➡管➡岸田の、のべ12人と、
首相や大統領が交代してきており、
いかにロシアにおけるプーチン大統領の独裁体制が続いているのかを如実に表している。

それはさておき、今回の選挙でプーチン氏は、投票率70%、得票率80%を目指しているらしい。
ロシアの選挙では、日本の様に投票所まで有権者に足を運んでいただく必要はなく、
選挙管理委員会の皆さんが各家庭へ投票用紙を回収にきてくれるらしい。このように。


これは、昨日のYahooニュースに取り上げられていた記事なんだけれども、

ロシアで中身の見える透明投票箱まで登場…「これが投票か、ただのコメディショーだ」(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース

ロシア大統領選挙の期日前投票で秘密投票原則が守られていないという指摘が相次いで出ている。12日(現地時間)、BBCやモスクワ・タイムズなどはウクライナ戦争でロ...

Yahoo!ニュース

 


銃を構えた兵士が選管職員に同行したり、投票用紙が透明だったり、
これでプーチン氏に反対票を入れるのって、かなり厳しくないだろうか・・・?
まぁ、今回の選挙に立候補できた他の3人の候補者は、全員が政権寄りの人らしいので、
他の人の名前を書いてもあまり意味は無いんだろうけど、
選挙の「透明化」っていうのは、こういうことではないんだろう、普通は。

あ、ちなみに国の最高指導者の在職最長記録は、
キューバのフィデル・カストロ氏の49年間(1959年~2008年)らしい。




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天下一品の『味噌ラーメン』について

2024-03-15 04:57:54 | 食べ物
2日ほど前のテレビ番組で、
有名チェーン店の商品を一般人がディスり、
番組に出演するお店の店員さんがそれに反論する、という内容の番組をやっていた。

その中に、京都発祥のラーメンチェーン『天下一品』が登場したのだが、
焦点となったのは、天下一品で『味噌ラーメン』を注文する人なんているのか、ということである。

『天下一品』は、創業者の木村勉氏が1970年代に銀閣寺周辺で始めた屋台がその始まりと言われている。
かつては関西限定の店舗展開だったが、
2023年現在は37都道府県にチェーン展開する等、怒涛の広がりを見せている。

このラーメン屋の最大のウリは、異常なほどの中毒性がある『こってりラーメン』だ。

一度食べしまったが最後、月に一度は口にしないと気が済まなくなる恐ろしいラーメンであり、
仕送りとアルバイトで凌いでいた学生時代においても、
他のラーメン屋と比べるとややお高かった値段設定にも関わらず、
親からの仕送りをいただく日には、ついつい足が向いてしまう貧乏学生泣かせの店であった。

無論、現在でも周期的にあの味を求めてしまうことに変わりはないが、
テレビを見ながら思ったのは、
初めて『こってりラーメン』を食べてから40年、
『こってりラーメン』以外のラーメンを一度も食べたことがない、という事実である。

『天下一品』には、ラインナップとして、
『あっさり』『屋台の味』『こってりMAX』『味噌ラーメン』等が並んでいる。
俺様も過去何度も店を訪れる中で、「今日は違うラーメンにしてみようか」と思ったことはあるが、
結局いつもいつも『こってり』を注文してしまう。
番組でも、朝の開店時からカメラをまわして、お客さんがどんなラーメンをオーダーするのかをリサーチしていたが、
ほぼ全員が『こってり』を注文しており、『味噌ラーメン』のオーダーが登場したのはお昼をだいぶ回った時間帯だった。

それは何故か?何故なら恐ろしいからだ、不安になるからだ。
『こってりラーメン』中毒者は、『こってり』を求めて『天下一品』を訪れているのに、
他のラーメンを注文して、もし『こってり』の方が美味しかったら…
そう考えてしまうと、新ジャンルに挑戦しようという勇気をどうしても振り絞れないのである。
もしある日、「そうだ、今日は『味噌ラーメン』を食べてみよう!」と思い立ってお店を訪問したとしても、
気が付けば『こってりラーメン』を注文しているに違いない。
それは確信に近い思いであり、『こってり』に麻薬的な中毒性があると言われる所以である。

ちなみに、番組ではこってりスープを使った、『こってり天津飯』なるものも紹介されていたが、

これについては今のところあまり俺様の関心を惹いていない。
ラーメンが入っいるからこその『こってり』なのだ。
だいたい、天津飯を食べて満腹になってしまったら、
『こってりラーメン』が食べられなくなってしまうではないか。それは困る。

おおそうだ、そういえば『味噌ラーメン』を紹介するのを忘れていた。
こんなラーメンである。

味噌ラーメンは嫌いではない。味噌ラーメン専門店を探して訪れたりするほどである。
でもなぁ、、、、天一ではなぁ、、、、、



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『月刊住職』~専門誌の世界~

2024-03-14 05:44:27 | 書籍
以前から、新聞の広告欄に時折掲載される、『月刊住職』という雑誌が気になって仕方がない。

タイトルからすると、お寺の住職の皆さん向けの情報誌といった位置づけなのだろうが、
それにしても住職さんが求める情報というのは何なのだろうか。

普通、専門誌と言えば、その道に関わる、興味を持っている人たちが共通して必要とする情報を提供するものだが、
日本の仏教と言えば、「十三宗五十六派」と言われるように、
教義や信仰対象の違いから、様々な派閥が形成されており、
いずれかに偏った記事を載せてしまうと、その他の派閥の皆さんから総スカンを食らうこと必至である。
その辺りは容易に想像できるだけに、では『月刊住職』では一体どんな情報を提供しているのか、
これが気になっているところだ。

さすがに手に入れるところまではなかなか辿り着けないまま、
ネット上でなんとなく情報を探してみたのだが、
予想通りというか、専門誌と呼ばれる雑誌を取り上げているWeb情報の多くで、
『月刊住職』はかなり上位の取り扱いを受けている、皆考えることは一緒ということか。
雑誌の内容についても色々とコメントされていたが、例えば楽天ニュースの記事、
「狭い!深い!「専門誌」のディープな世界特集」

狭い!深い!「専門誌」のディープな世界特集|Infoseekニュース

雑誌の販売数が激減している昨今ですが、世に専門職とマニアのいる限り、専門誌の種は尽きまじ…とばかりに様々なユニークでマニアックな専門誌があるので紹介します。その内...

Infoseekニュース

 

では、こんな読者コメントが。
「『月刊住職』は仏教界の“ゴシップ誌”ですよ。下世話な面白さがあるんです。
大半の読者の目当ては、やっぱり他の寺の不祥事。名刹のスキャンダルが出たときは、
寺内で回し読みしていますよ。檀家さんの前では、おおっぴらには読めない雑誌です(笑い)」
。。。う~ん、気になるなぁ。。。仏教界のゴシップ誌って一体。。。

他にも、
「『首都圏開教のための大霊園の利権』『寺口座で誘う開運祈祷は詐欺か』『お布施の搾取と行方』など、何やら物騒なタイトルがズラリと並ぶ。」
「詐欺、DVなど寺社に関する事件・事故を綿密に調査し、“スクープ記事”も少なくない。また、僧侶と貧困に関するルポや婚活などの幅広い範囲の取材記事も。さらには「ポケモンGO」の対策もいち早く取り上げるなど、フットワークも軽い。」
等、俺様ホイホイ的な記事が満載で、どこかでひっかかってしまいそうだ。

こうやって『月刊住職』の情報を探していると、
他にも強烈にマニアックな雑誌が色々と散見するわけで、
例えば世の中にはこんな雑誌があるのである。
 『愛鳩の友』『雪合戦マガジン』『月刊錦鯉』『愛石』etc...
雑誌のタイトルで、どんなジャンルの雑誌であるのかはなんとなく想像がつくが、
特に『雪合戦マガジン』は、この恐ろしくニッチなジャンルで専門誌が成り立っていること自体が信じられない。
いや、実はものすごい競技人口を抱えているとか?
『鳩』や『石』も、雑誌タイトルに『愛』という感じが入っている辺り、
とてもコアな趣味に特化している雰囲気に溢れていて興味が尽きない。
本屋で見かけたら、一度中身を拝見してみたい。



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『NEON NEON』(ニホンノネオン研究会 中村治著)

2024-03-13 05:13:09 | 書籍
先日、『NEON NEON』という本を購入した。


出版は、「ニホンノネオン研究会」という団体(?)によるもので、
日本のネオンを取り巻く環境の研究を目的として2019年に結成された、、らしい。
総ページ数が600頁を超える、かなり分厚い本で、全体の8~9割が東京エリアのネオンの写真であり、
文字の説明がないのでどこにあるのかはサッパリ分からないが、
東京のどこかにあるであろう、ネオン管による電飾写真をこれでもかとばかり大量に掲載している。

残りはネオン管の職人さんや、ネオンの製造メーカーへのインタビューという、
一つの方向に強烈に特化した内容だ。

夜の薄暗い街角に、薄ぼんやりと灯る、色とりどりのネオンライトの写真が延々と続く構成は、
ネオン好きには気が済むまでネオン管を見続けることが出来る、それはそれはたまらない本で、
世の中にネオンが好きな人がどれくらいいるかは分からないが、
研究会が立ち上がるぐらいなので、それなりにいらっしゃるのだろうと推察される。

俺様はというと、ネオン管の灯りが大好きだ。
好きになったのは中高生の頃で、
よく雑誌や写真の片隅に載っていたネオン管のちょっと怪しいキラメキが、
子ども心にはなにやら大人の世界に繋がる魔法のようであり、
感覚的に「カッコイイ!」と思わせるものがあった。
何しろ当時の俺様の実家は、3方を田んぼに囲まれ、
唯一面している道路は、夜になると街灯もほとんどないような田舎であり、
夜に光るものと言えば月か星ぐらいのもので、
これでは駄目だ、都会に出てネオンライトを手に入れないと、という、
向上心だが願望だがよく分からない情熱を抱いて、
大学に進学する時期を待っていた。

残念なことには、折角ネオンが身近な都会に出てきたものの、
その後のLEDの発達によって、ネオン管の需要は急激に減少してしまい、
気が付けば、昔憧れていたネオン管の輝きは、近頃はあまり見かけなくなってしまった。

本で取り上げられている、ネオン管職人の横山氏は、この道33年のベテランで、
新入社員としてアオイネオン社に入社してからの人生は、まさに職人の世界であり、
作り出されるネオン管は、単なる照明器具というより美しい工芸品の観がある。
ネオン管に封入するガスの製造メーカーの確保も、今は大きな課題となっているそうだが、
LEDには出せない、あのネオン独特の輝き方が、いつまでも残ってほしいと思う。








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『ユニコーンオーバーロード(体験版)』(PS5)

2024-03-12 05:35:33 | ゲーム・日本橋
近頃は、PS5でシミュレーションRPG『GOD WARS 日本神話大戦』をやっていたのだけれど、
気になっていた『ユニコーンオーバーロード』の体験版が配信されていた。
これがなかなか面白くて、気が付くとあっという間に時間が経ってしまう。

『ユニコーンオーバーロード』は、
『十三機防衛圏』等のヴァニラウェア社が開発し、アトラスが販売を手掛ける、新手の戦術ロールプレイングだ。


かつてはコルニア王国等、5つの王国により平和に統治されていたフェブリス大陸、
しかし、野望を抱くガレリウス将軍により、世界は一変する。
世界制覇を目指すガレリウスにより、次々に征服されていく5つの国、
コルニア王国の女王イレニアは、息子である王子アレインを騎士ジョセフに託し、
自身は囮となってガレリウスに立ち向かい、亡きものとなってしまう。
やがて大陸はガレリウス皇帝が統治する「新生ゼノイラ帝国」に統一され、
圧政下による暗黒時代を迎えることになる。
イレニアが亡くなってから10年、物語はアレイン達が落ち延びた小島から始まる。
・・・・あぁっ、なんかもう王道だなっ、王道すぎて涙が出そう。

ところで、1990年に任天堂が発売した『ファイアーエムブレム~暗黒竜と光の剣~』は、
平和なアカネイア大陸における動乱を描いた作品であり、
メディウス率いるドルーア帝国にアリティア王国等の国が次々にに滅ぼされる中、
アリティアの王子であるマルスは姉の助けで辺境の島国タリスへ落ち延びる。
2年後、成長したマルスは仲間たちとともにドルーア打倒に乗り出す、というシミュレーションRPGなのだが、

『ユニコーンオーバーロード』の序盤の展開は、まんま『暗黒竜と光の剣』である。
実はこの新作ゲームである『ユニコーンオーバーロード』は、
90年代に一斉に花開いた日本のシミュレーションRPGのリスペクト作品であり、
端々に当時のゲームの雰囲気が垣間見える内容になっている。

ゲームシステムは、1~6人で構成される部隊を編成し、
ステージ上をうろつき回って町や砦を開放したり、敵部隊と交戦しながら、敵本拠地の制圧を目指すものだ。
この、複数のユニットがリアルタイムにマップ上を動き回る作りは、
1993年にクエストが世に送り出したスーファミ時代の名作『伝説のオウガバトル』を彷彿とさせるもので、

ここにも90年代のリスペクトがあらわれている。

敵と接触すると一転して戦闘画面に切り替わり、
ここからは、ヴァニラウェア独特のニュルニュルした動きで戦いが演出される。

戦闘シーンは、キャラクタ毎に設定されている「スキル」によって、自動的に進行する。

「アレイン(クラス:ロード)が、単体攻撃スキル「リーンエッジ」を発動し、敵を攻撃、
 ➡敵ユニット(クラス:ハスカール)が、単体攻撃である「クラッシュ」でアレインを攻撃
  ➡アレインのパッシブスキル「ノーブルガード」が自動発動。防御力を+20%した上で攻撃を受け、被ダメージ
   ➡アレインがダメージを受けたことによって、スカーレット(クラス:プリーステス)の回復スキル「クイックヒール」が発動、回復
    ➡スカーレットの攻撃スキル「ホーリーライト」が発動、敵ユニットにダメージ
     ➡戦闘終了時に敵ハスカールのスキル「エンドブロウ」が発動、アレインにダメージ」

という具合だ・・・やってみないとよく分からないが。

この戦いの場面は、ヴァニラウェアの真骨頂とも言うべきパートで、
事前に設定したキャラクターの行動設定に応じて、
目の前で派手に戦いが繰り広げられるのは、なかなかの爽快感である。
2006年の『ファイナルファンタジー12』には、
マクロのように行動コマンドを組み合わせてキャラクターが自動的に戦う、『ガンビット・システム』というのがあったけれども、

遊んでいてアレを思い出した。

まだ序盤だが、難易度についてはどちらかというと高い。
『ファイアーエムブレム』のように、キャラが死んだらそれっきりというわけではないが、
その代わりに『ユニコーンオーバーロード』には、『時間』と『スタミナ』の制約がある。
各ステージには、クリアにかかる時間上限が設定されていて、これを超えると敗北してしまう。
また、ユニットにはユニットリーダーに応じた『スタミナ』の値があり、1戦ごとに数値が1減少する。
スタミナがゼロになってしまうと、そのユニットは休息が必要となり、
一定時間を経過するまで再行動できなくなってしまう。敵に攻撃されると一方的に先制されたりでいいこと無しだ。
プレーヤーはスタミナの値に気を配りながら、制限時間内に敵を倒し、拠点を制圧しなければならない。
まごまごしていると敵の増援が登場したりして、なかなか大変だ。

というわけで、とりあえず体験版をプレイしての感想だが、
今のところ「とても面白い!」と言ってしまえる作品だ。
クリアまでの所要時間がとても長くなりそうなのが気になるところだが。







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東鳩『キャラメルコーン』の素晴らしさについて

2024-03-11 04:19:13 | 食べ物
子どもをスイミングスクールに連れて行った帰り、
近所のスーパーで食材と一緒に、スナック菓子を何点か買って帰った。

戦後日本における3大発明として、
東ハト『キャラメルコーン』、明治『カール』、カルビー『かっぱえびせん』が挙げられることには、
多くの人々にとって疑問の余地がないというところである。


ただ、『かっぱえびせん』については、『ポテトチップス』或いは『チョコフレーク』を以て3大発明であるとの意見もあるが、
『ポテトチップス』は欧米において19世紀に、料理もしくはお菓子の1つとして生み出されたものであることから、
日本オリジナルのお菓子というわけではなく、
また、『チョコフレーク』については個人的には非常に捨てがたいところではあるが、
フレークそのものはアメリカのケロッグ博士が考案したものであり、
さらには森永『チョコフレーク』が2019年に販売を終了してしまうという痛恨の出来事があったため、
ここは『かっぱえびせん』に軍配を挙げるべきと思われる。

しかしながら、この3大発明において、いずれがナンバー・ワンなのであるか、ということになると、
『キャラメルコーン』こそが至高であるということにならないだろうか。
『かっぱえびせん』の立ち位置については、前述のとおり、異論が差しはさまれることがあり、
『カール』は明治製菓が世に送り出した偉大な発明ではあるが、これもまた皆さんがご存じの通り、
販売の低迷から、現在は関西圏以西でしか発売されていない地域限定商品になってしまった。

スナック菓子が多様化し、定番商品が定番たりえない時代となりつつある今、
1971年の販売開始から半世紀を経て、尚昔の味覚を守り続けている、
東ハト『キャラメルコーン』こそが、今後50年、時代を超えて受け継がれていくべきであろう逸品なのだろう。

この『キャラメルコーン』の素晴らしさは、
キャラメル味のスナックと、塩味の効いたピーナツという、
本来であれば相容れるはずのない2つの味を一緒にしてしまうという、
他に類を見ない、暴挙スレスレの発想に由来する。
東ハト社のどなたがこの商品を考案されたのかは存じ上げないが、
まさに天才、異能の境地であったと賞賛の念を禁じ得ない。
東ハト『キャラメルコーン』が唯一至高の存在である証拠に、
このように水と油を組み合わせたようなスナック菓子は、未だに商品化されていない。
・・・いや、『スッパムーチョ』もそうか?でもあれはスッパさが勝ってるからなぁ、、、うん

そういう次第で、我が家のお菓子コーナーには、ほぼ常時、東ハト『キャラメルコーン』がストックされている。
いつか、この座を明け渡せる、エポックメイキングなスナック菓子が登場されることを期待したい。



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USJで初めての『ビートル・ジュース』を

2024-03-10 05:20:52 | 大阪
秋以来、久しぶりにUSJに遊びに行った。
去年の5月に購入した年パスの期限がそろそろ切れるのだが、
結局2回しか行けておらず、このままだと元が取れなくなるんでは、、、と思っていたところ、
上の娘が友達とUSJに遊びに行ってくる、という話になり、
じゃぁ我々残された家族も行こうじゃないか、となった次第だ。

開園時刻は朝8時だが、USJは大抵の場合、開園時刻の少し前にオープンする。
朝8時過ぎに辿り着いたが、既に連休真っただ中のような混み方だ。
イースターの飾りつけをあちこちで見たが、だから混んでいるというわけでもないんだろうが。

入ってまず直行したのは、スーパーマリオ・エリアの入場整理券だった。
整理券の配布はまだ行われていたが、既に18時40分以降入場枠だ。
この寒空に、5歳児を連れて夜まで遊ぶのは自殺行為である。
今回はマリオを早々に断念して、他のエリアで遊ぶことにした。

ちなみに、本日の行動ルートはこんなかんじだった
 「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」 ➡ 昼食 ➡ 「ユニバーサル・ワンダーランド」で5歳児が延々と遊ぶ
  ➡ 「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」 ➡ 「シング・オン・ツアー」 
   ➡ 「ジュラシックパーク・エリア」へトリケラトプスに会いに行く ➡ 寒いので帰る
昼食は、レストラン系がどこも地獄の混み具合だったため、
ラグーン沿いのフードカードで、チリドッグを買ったが、
USJ価格であることに目をつぶれば、なかなか食べ応えがあり、そして美味しかった。


今日はとにかく「寒かった」の一言だ。昔は「バックドラフト」のアトラクションで暖を取ることができたのだが。

あの冬場に欠かせなかったアトラクションは、2020年にサービスが中断し、
今は解体の真っ最中である。カート・ラッセルには是非ともUSJに復帰していただきたいところだ。
他に暖を取る場所と言えば、食事をするところはどこも大入り満員で、
ゆっくり座って休憩する場所が「ユニバーサル・ワンダーランド」ぐらいしかなく、
寒さ対策には非常に苦労した一日だった。

そんな中、暖かい場所を求めてやたらとショーを観ていたのだけれども、
今回初めて「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」を観た。

今まで機会を逃し続け、「これはどういうアトラクションなんだろうか」と思い続けてきたのだが、
USJ開業以降、20数年目にして念願かなったといったところだ。

このショーは、映画「ビートル・ジュース」をテーマとした、
モンスター達によるロックンロール・ショーである。
ビートル・ジュース役のキャストがしゃべりまくりながら、
フランケンシュタインやドラキュラ、狼男たちが熱唱を披露するというものだ。
コアなファン層も多いようで、前列は結構な盛り上がりを見せており、
開園以来、「E.T.]や「バックトゥザフューチャー」等、多くのアトラクションが役割を終えていった中で、
20年以上に渡ってショーが続いているのも納得の内容だった。

俺様、実は元ネタの「ビートル・ジュース」を観たことがないので、
どの程度映画のストーリーに沿っているのかはサッパリ分からないのだが、
ビートル・ジュースのトークが冴えに冴えまくっており、
狼男の遠吠えも響きまくりで、逆に映画への興味が湧いた。
いずれ観てみようと思う・・・ヘトヘトに疲れたのでいずれまた。






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訃報に触れて

2024-03-09 05:22:34 | コミック・アニメ
人生で初めて買った漫画は『Dr.スランプ』だった。

小学校5年生の頃だ。
当時は『週刊ジャンプ』がクラスの男子に絶大な人気を誇っており、
その中で特に目を引いていたのがこの作品だった。
イラストの様に緻密な絵は、これまでの少年漫画には見られなかった描き方で、
意を決した俺様は、お小遣いを握りしめて初めて本屋に漫画を買いに行った。
毎月のお小遣いは、『Dr.スランプ』を1冊買うと無くなってしまう。
最初に1冊、次の月にまた1冊と、2,3冊続けて買った記憶がある。
第3巻が発売されたのが、1980年の12月なので、
恐らくそれ以降の出来事なんだろう。

最初の3巻ぐらいまでは、
それこそ兄弟でボロボロになるまで読んだ。
アラレちゃんや、則巻博士、ガッちゃんはもちろんのこと、
脇役として登場する魅力あふれるわき役たちが大好きだった。
スッパマン、ニコちゃん大王、ブビビンマン、
お気に入りは床屋ロボットのバーバーマンかな、
無表情に言ってのける、「ほんの、ジョークです」は最高だった。

結局、最終回がどうなったのかは覚えていないので、
おそらく最終巻まで買い続けることはなかったんだと思う。
そうこうしている間に、1984年に連載が始まったのが、『ドラゴンボール』だった。
最初はコメディっぽい作りだったのが、途中からどんどんシリアスな戦いになっていたのは、
この頃のジャンプコミックスの宿命みたいなものだったが、
フリーザが登場する辺りからは、続きが気になって仕方がなかった。
連載は10年近く続き、高校を卒業して名古屋で1年間浪人生活を送っている間、
毎週放送する『ドラゴンボールZ』は、無味乾燥な受験生活の気分転換だった。

『ドラゴンボール』はストーリーがインフレにインフレを重ねながら、その後も最後まで人気を博した。
2つのビッグタイトルを世に送り出した鳥山明という漫画家は、
その後は長編漫画を描くことはなくなったが、
80年代~90年代に子ども時代を過ごした日本人にとっては、
今でも名前を聞くだけで、なんとなく懐かしさを感じる存在なんだろう。

物語を産み出す作家の訃報に触れると、その都度残念な気持ちになる。
「グインサーガ・シリーズ」を書かれていた小説家の栗本薫氏が2009年に亡くなられた時、
「ベルセルク」の連載を続けていた漫画家の三浦建太郎氏が2021年に急逝された時、
物語の続きが読めなくなったことに、俺様はとても残念な思いを感じた。

『Dr.スランプ』も『ドラゴンボール』も完結した作品だが、
氏の訃報に触れて、ただただ寂しい。






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『火狩りの王』(日向理恵子 著 ほるぷ出版 2018年初版)

2024-03-08 00:22:04 | 小説
本日取り上げるのは、『火狩りの王』(日向理恵子 著)である。

先日の『ジュリーの世界』と一緒に、図書館から借りてきた本の1冊だ。
表紙や挿絵を山田章博氏が描いており、それに惹かれて借りてきた。

実は既にアニメ化されており、
WOWOWオリジナルアニメとして、現在第2期が放送中、
というのを、1冊目の『春ノ火』を読み終わってから知った。

現代文明崩壊後の世界を描いた作品は、
ファンタジー、SFを問わず、沢山世に出回っていて、
なんというかアイディア勝負、みたいになっているような気がするんだけど、
そういう意味では、この『火狩りの王』の世界観は、なかなかにとんがっている。

近未来の地球、、、
あ、第1巻終了時点では、今のところ我々の地球とは明記されていないが、
 それに近いような表現が散見される。2巻以降でまだ変わっていくかもしれないけど。
・・・でまぁ、その地球的な星は、最終戦争の結果、
人体に恐ろしい異変が生じた世界になっているのである。

「人体発火病原体」
それは、「火」に近寄ってしまった人間が、
何故か体内から炎を発して焼け死んでしまうという、
恐ろしい病気である。
うーん、なんじゃそりゃ。

なんとも恐ろしい設定だが、そういう風に作者が決めた以上、
読み手はそういう世界だと理解して読み進むのみだ。
火が使えなくなったお陰で、一気に退化した人類だが、
従来とは全く概念の異なる「火」を体内に蓄えた、
「炎魔」と呼ばれる生物の出現により、文明の再興に成功する。
主人公の灯の子はある日、「炎魔」を狩ることを生業とする「火狩り」に命を救われたことをきっかけに、
都を目指す旅に出ることになる。。。というのが第1巻の粗筋の半分ぐらい。

もう1人、都に住む煌四という少年の視点による話も進んでいくんだけど、
それはまぁ、置いておこう。
とにかく、第1巻は伏線を張りまくって次への期待大である。
続きを借りてこなくては。

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ふもとっぱら、敗れる

2024-03-07 05:44:57 | Weblog
「ふもとっぱら」である。
富士山の裾野、静岡県側にある、日本最大級のキャンプ場だ。
キャンプ好きの人々からは、「キャンパーの聖地」とか言われることもあるらしい。
我が家は年に1回、テントを積んでどこかへ出かけるというなんちゃってキャンパーだが、
それでもこの有名な「ふもとっぱら」には一度行ってみたい。
今年のゴールデンウィークの予約は、令和6年3月6日、夜7時スタートである。
写真で見ると、見渡す限りテントが広がる、広大なキャンプ場だ。
コテージはともかく、フリーサイトであれば確保できるのではないか、
そういう思いから、昨日は予約に挑戦してみた。

とりあえず、夜7時を朝7時と勘違いして、朝方から「???」となったが、
夕方になって仕切り直しである。
「ふもとっぱら」の予約画面を開くと、「19時までメンテナンス中」とある。
ひょっとして19時の予約開始を待たずにアクセスしている人が大量にいて、
サーバーがダウンしているのだろうか? 何かこう、19時前から暗雲立ち込める状況だ。
そうこうしているうちに、19時2分頃に前触れなくサイトが開いた。
ログインしにくいのは予想済みで、何度かトライしているうちに予約画面に繋がった。
おぉ、空いている。フリーサイトはもちろんのこと、
絶対に空いていないと思われた「コテージ柏」や「金山キャビン」も予約「〇」になっている。
これは想定外だ。想定外だが、コテージが予約できるということであれば、むしろそっちの方が、、、である。

ヨメ様はテント推しだが、俺様としてはゴールデンウィークの富士の麓は、まだまだ結構寒いのでは、と思ってしまう。
ベテランキャンパーの様に携帯用ストーブでも持ち込めるところならいいが、
我が家はせいぜい、寝袋に毛布を押し込むぐらいである。
これは作戦変更だ。俺様はむしろこの「金山キャビン」を選ぶぜ!!

トレーラーハウスでの優雅な一日を思い描いて、俺様は「金山キャビン」の予約ボタンを押した。
・・・が、繋がらない。ここもまたアクセス集中による入力中断だ。
何度か繰り返していると、画面上は予約可能のまま、「予約上限に達しました」の表示が
なんてこった、他の誰かに取られちゃったではないか、
うーむ、これはもう仕方がない、フリーサイトに変更だ。泊まれてなんぼ、初志貫徹だ。貫徹していないが。

フリーサイトも予約「〇」が続いているが、こっちはこっちで繋がらない。
だが、無限に広がるふもとっぱらである。あれだけのスペースであれば、そのうち予約できるようになるだろう。
ん、繋がったぞ。
「予約上限に達しました」
なに!?そんなバカな!!ふもとっぱらは日本一なので、開始6分で予約が埋まってしまうなどあり得ないのである。
焦った俺様は間違ってログオフを選んでしまった、しまった、ログインからやり直しかっ。
何度かログインを繰り返すと、予約画面には復帰できたが、
希望していた5月3日は全て「×」の表示が
・・・さすがふもとっぱら、広さも日本一なら、人気も日本一ということか・・・。

今は、その他の「富士山の見えるキャンプ場」を物色中だ。
ちなみに、その他の「富士山の見えるキャンプ場」も、ほぼ予約でいっぱいとなっている。
穴場のキャンプ場があるといいが、そもそも穴場はネットには情報が上がらないはず
「ふもとっぱら」は、あきらめきれずに5月2日に予約を取った。
平日なので、キャンセルになっちゃう可能性が高いが。。。

そうそう、「ふもとっぱら」については、迷走している間に、
開設の経緯とかを教えてくれるサイトを見つけた。
なんか面白かったので、紹介しておこう。

朝霧高原「ふもとっぱら」は、なぜキャンパーの聖地となったのか!?

朝霧JAMのオートキャンプサイトとしてだけでなく、シーズンを問わず、毎週のように、全国から多くの人を迎えている「ふもとっぱら」は、富士山の迫力ある景観を心ゆくまで楽...

Akimama

 




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『チェルシー』が販売終了するらしく

2024-03-06 04:36:32 | 食べ物
明治製菓のお菓子である『チェルシー』が今月末で販売終了になる、というニュースを昨日目にした。
チェルシーといえば、お菓子の世界では昔から名前の知られたアレである。

1971年に販売が開始された『飴』であり、
イギリスの伝統的なお菓子であるバタースコッチを参考にして開発されたそうな。

ちなみに、『バタースコッチ』というと、砂糖とバターを原料とした濃厚さが売りのお菓子で、
あまりの濃厚さから、ホットミルクに溶かして飲んだりもするらしい。
これはこれでちょっと興味が湧くが、とりあえずは明治の『チェルシー』である。
オリジナル『バタースコッチ』の濃厚な味わいをフレーバーとした飴として、一躍人気商品となった。
商品化にあたっては、『チェルシー』と『キングスロード』という2つの名前が候補となったそうだが、
もし『キングスロード』という名前になったとしたら、ここまで売れる続けることはなかったのではないだろうか。
愛らしさの感じられる『チェルシー』という名前が、この飴の味覚にマッチしたところが、勝利のポイントになったと思われる。
まぁ最近はサッカーのイメージもあるので、あまり可愛くは感じられないかもしれないが。

『チェルシー』には、いくつかの味のバリエーションがあるが、
よく目にしたのは『バタースカッチ』『ヨーグルトスカッチ』、そして『コーヒースカッチ』か。
子どもの頃は『バタースカッチ』の濃厚な味が苦手で、
『ヨーグルトスカッチ』ばかり食べていた記憶がある。
今はどちらも好きだ。

今回の販売終了の理由は、いわゆる売れ行きの低迷というものだが、
ここ数年よく耳にするようになったのが、グミ勢の勢力拡大だ。
確かに、コンビニに立ち寄っても、幅を利かせているのはグミで、種類はどんどん増えているように感じる。
一方で飴といえば定番が並んでいることが多く、新たに目を引く商品というのはあまり目にしない。
仕事中のお供としては、口の中からすぐになくなってしまうグミよりも、飴の方がありがたかったりもするんだけど、
逆になかなかなくならない、というのが売れなくなった原因なのかもしれない。

ともあれ、そういうニュースを目にしたので、
昨日は買い物ついでにスーパーで探してみたんだけど、お菓子コーナーには全く置いていなかった。
どうやら既に生産は終了していて、在庫販売のみとなっているそうで、
それにしても売ってないなぁと思いながら帰ったら、メルカリには大量に出品されていた。

なんか、たくましいというか、世知辛いなぁ。





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『推しの子』

2024-03-05 05:11:24 | コミック・アニメ
先週、下の子どもが新型コロナウィルスにり患し、
週末は家族全員で自宅引きこもりと相成った。
去年の1月に感染して以来、概ね1年ぶりだ。
症状から、「インフルエンザかな?」とか思いながら病院へ行ってみたら、
意外に新型コロナで、今週は嫁様と交代で子守り確定である。
ただ、去年はあっさり家族全員が有症状になり、
2,3日は熱やら咳やらでキツかったんだけど、
今回は濃厚接触な割に今のところ皆元気で、当の子どもも翌日には熱が下がってしまい、
元気だが外出できないという、あまりよろしくない状態で暇を持て余している。

前置きが長くなったが、そんな状態で土日を迎え、
「じゃぁ、ぶっ通しでなんか観るか!」となり、
リクエストされたのが『推しの子』である。

赤坂アカ原作×横槍メンゴ作画のコミックがアニメ化されたのが去年の4月で、
原作はもちろん、アニメとしての出来も非常によろしかったようで、
YOASOBIの主題歌『アイドル』は売れまくり、
うちの子もアニメは観ていないが歌はバンバン歌えるということで、
時々家族の話題には登っていたものの、今更11話まとめてというのも中々きっかけがなく、
放送開始から約11か月経っての視聴となった。

内容については、とても有名になった作品であり、
俺様がここで改めて書くというのは非常に恥ずかしいのであまり触れないが、
結局のところ家族四人で、土日をかけて全話11話を観終わってしまい、
え?ここで終わり?続きは? え?今年第2期やる?じゃぁコミック全巻買ってくるの、待った方がいい?
と、かなりズブズブのハマり方になってしまった。
今のところ、原作の三分の一ぐらいの内容だそうで、
B小町はこれから売れていくのかとか、
黒川あかねとの関係はどうなっていくのかとか、
そもそもアイの事件の黒幕は誰なんだとか、
諸々の展開が一番気になるタイミングで第1期が終わっており、
我が家としては先の展開が気になって仕方がない状況だが、
原作が完結しているのかどうかを含め、当分は情報をシャットアウトして第2期を待ちたい。
いや~、面白かったなぁ。


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『ジュリーの世界』(増山実 著 ポプラ社 2021年初版)

2024-03-04 00:09:37 | 小説
今日は図書館で借りてきた本について。
『ジュリーの世界』という小説だ。

著者の増山実氏のことは存じ上げなかったが、
放送作家として著名な方で、この本では第10回「京都本大賞」を受賞している。

話の舞台となるのは1970年代後半の京都だ。
三条京極交番に着任した新人警察官・木戸らの日常を描きながら、
彼らの日常に時折姿を見せる、謎のホームレス「河原町のジュリー」。
本のタイトルにも名前を覗かせる、この人物は、一体何者なのか??
・・・というのが、作品全体を貫く「謎」である。

話の後半になってから、急激にこの謎の答え探しへと入っていくのだけれども、
中盤までは、70年代のなんだかのんびりとした時代における、
河原町周辺の人々の暮らしを、季節の移ろいに合わせて寧ろ淡々と描写している。

「河原町のジュリー」は住民らの視点として、時折登場するのだけども、
彼自身は最初から最後まで、ほとんどセリフを吐かないため、
読者にとっては、登場人物らが語る想像から、彼の人物像を推測することになる。
どうして河原町から離れることなく、延々とホームレスをやっているのか?
京都にやってくる前は何をしていた人物だったのか?
一応、終盤で答え合わせらしいものはしてくれるんだけど、
それを含めて、読み手の想像に委ねられるエンディングは、ちょっと切ない感じだ。

物語は、70年代の京都を舞台としたフィクションだが、
実際の地名や店舗、出来事がふんだんに登場してくる。
例えば1979年8月7日に、今はもう閉園された「伏見桃山城キャッスルランド」という遊園地で、
サザンオールスターズらが野外音楽フェスを開催した、という記述がある。
登場人物の1人である小学生はサザンの大ファンで、
生の歌声が聴きたいあまりに遊園地に忍び込み、
姿は見えないまでも歌声が聴こえる場所まで辿り着いて、
憧れのサザンの歌を聴くことに成功する。
ついでにその後予定されていたビーチボーイズのライブも聴こうと思っていたら、
急な大雨でフェスが中止となり、結局聴けずに終わる・・・という展開なのだが、
こんなエピソードも実際にあった出来事らしく、
流石は放送作家までやっていた人は、フィクションでも事実確認に手を抜かないなぁ、、、と思っていたら、
読後に読んだ「あとがき」でビックリ。
実は「河原町のジュリー」というのは実在の人物で、
70年代の学生時代を京都河原町で過ごした著者が、
実体験を元に想像を膨らまして書いたのが、この「ジュリーの世界」らしい。
当時は小学生だったからなぁ、これは知らなかった。

最後は1984年に路上生活のまま亡くなられており、
当時その事が、地元の新聞記事にまで取り上げられていたことから、
河原町周辺で暮らしていた方々には、非常によく知られた人物であったことが想像できる。

この「河原町のジュリー」という人物に興味を持って、ネットで検索をかけてみると、
これがまた沢山の方がエッセイやイラスト等の形で取り上げており、
例えばこちらのBlogなんかは、イラスト付きで当時のことを紹介されていて興味深かった。
ネーミングの由来は? 河原町のジュリーと、萩原研二 - Saoの猫日和

本、というものは、どんな作品であっても、何か新しい発見があって楽しいものだ。
できることなら子ども時代の様に、もっともっと沢山の本を読むことのできる時間が欲しいなぁ。







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『三国志』(1985年発売 光栄 PC88用)

2024-03-03 12:05:36 | ゲーム・日本橋
本日取り上げるのは歴史シミュレーションゲーム『三国志』の1作目だ。
発売は1985年。1983年発表の『信長の野望』の成功に、
2匹目のどじょうを狙った光栄が世に送り出した、
歴史シミュレーションゲームである。


舞台となっているのは後漢から三国時代までの、
西暦189年から215年頃までの時代で、
プレーヤーはシナリオごとに選択可能な複数の君主から1人を選んで、
中国統一に乗り出すことになる。

現在は2020年に発売された『三国志14』が最新版らしいが、
シリーズを重ねるごとにシステムが複雑になっており、
俺様は1992年の『三国志III』までしかプレイしていない。
今から新たにこのシリーズを遊ぶのは中々ハードルが高い気がするが、
当時はなんせ1作目であり、ゲームにハマりまくった挙句、
吉川英治氏の『三国志』にも没頭してしまうにわかファンが大量発生した。
俺様もその口であり、『曹操』や『孫権』はもちろんのこと、
『劉備』の『劉』の字でさえ、今でもスラスラ書いてしまえる。

有名なタイトルなので、知っている方は多いゲームと思うが、
1作目の『三国志』は最大8名でプレイすることが可能だった。
対戦といいつつ、当時はネット対戦なんてないので、
1台のパソコンを使って、交代で遊ぶのである。
俺様、後にも先にも1回だけ、この多人数プレイというのをやったことがあって、
当時高校1年生か2年生ぐらいだったと思うのだが。
とにかく俺様を含めて5人の友達が我が家に集まって遊ぼうかということになった。

プレイするのはシナリオ1「打倒董卓」と決まった。
「三国志」は時代が下るにつれて、勢力バランスが偏ってくるので、
皆で遊ぶならシナリオ1がいいよね、ということである。
問題は、誰がどの君主を選ぶのか、ということだ。
公平さを期して、ジャンケンにより、順番に選ぶことになった。
これはもう真剣に勝負せざるを得ない。
『三国志』は文字通り、3つの国による天下統一の争いの歴史である。
即ち、曹操の『魏』、孫権の『呉』、劉備の『蜀』が主人公であり、
その他の有象無象の皆さんは引き立て役に過ぎない。
我々としてもそれは百も承知であるので、
少なくとも3番手までに滑り込まなければ、非常に不利な展開が予想されるのである。
特に、劉備と趙雲が大好きな矢野君は、今日という日を並々ならぬ思いで迎えており、
なんとしても劉備を手に入れたい気持ちでいっぱいだ。

ちなみに、シナリオ1で選択でいる君主は8名おり、下のような面々である。

短時間ではあるが、非常に気合の入った勝負により、
勝ち上がった3人が順当に『曹操』『劉備』『孫権』を選択した。
残る君主は『袁紹』『袁術』『劉表』『董卓』『劉焉』の5人である。
劉備好きな矢野君は、痛恨のジャンケンマッチ敗退で、泣く泣く袁紹を選んだ。
消去法の結果だ。董卓軍は強いが、心情的にはやはり選びたくはない。
とはいえ袁紹も納得いかない。なんで俺が袁紹なんだというやり切れない気持ちである。
最後に残った上居君は劉表を選択した。
三国志界における「THE地味」を代表する君主であるが、
上居くんは元々三国志にそれほど強い思い入れはないので、
特に不満もなくプレイは開始された。

このゲームは、毎月1回順番が回ってきて、
プレーヤーは開発やら戦争やら人材登用やら訓練やら、
沢山のメニューがある中で、1つだけ命令を与えることが出来る。
他のプレーヤーが考えている間は、基本的にすることがないので、
周りでしゃべっていたり、漫画を読んだり、犬と遊んだりしていた。
順番が来ると名前が呼ばれるので、いそいそとパソコンの前に移動するのだが、
そのうち本人の名前ではなく、君主の名前で呼び始めた。
「おい、曹操、曹操の番やで」
「次、孫権」
といったかんじである。
件の矢野君も、「袁紹、袁紹」と呼ばれるのだが、
なんだか名前を呼ばれるたびに機嫌が悪くなっていく。
袁紹は名家の出身で、配下の人材も豊富だが、
「三国志演義」では曹操の噛ませ犬であり、その他大勢の1人に過ぎない。
劉備として生きることを望んでいた彼は、
目の前で関羽や張飛が他の人間に使われることに我慢がならなかったようだ。
「えーと、つぎ袁紹やで、えん」
「袁紹じゃないわ!!」
彼はそう言い捨てると、我々を置き捨てて帰っていった。

以後、「対戦は揉める」という教訓を得て、三国志の対戦プレイは行われなくなった。
この件については、40年経った今になっても、
「袁紹事件」として取り上げられることがある。





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『ロードモナーク~いきなり戦闘伝説~』クリア

2024-03-02 11:00:23 | ゲーム・日本橋
メガドライブミニに収録されていた、
『ロードモナーク~いきなり戦闘伝説~』の最終ステージをクリア。
なんやかんやで1か月ぐらいかかったかな。

いや~、良くできたゲームだったなぁ。さすが大宮ソフト。

この『ロードモナーク』というゲーム、
前にも書いたかもしれないが、
オリジナルは1991年に日本ファルコムがPC9801用に開発したタイトルだ。

その後スーファミに移植されて、俺様が昔遊んだのは移植版にあたる。

基本的に陣取りゲームになっていて、
ステージ上の他の王様を全て倒せばクリア。
どのステージにも1から3つぐらいの敵国があって、
お互いに領土を拡げながら相手の打倒を狙う。

配下の兵隊たちは、それぞれ好きに歩き回りながら、
街を作ったり、森を切り拓いたり、敵と戦ったりするんだけど、
王様からは「橋をかけろ」とか「援軍にいけ」とか「町を作れ」とかの大雑把な指示を出すことが可能で、
普通は100人前後でウロウロしている兵隊たちを、1か所に集合させて大軍を編成したりすることもできる。
兵隊たちは集まった規模に応じて、S→M→Lとサイズが変わっていくのだけれども、
1万人以上の兵隊の集合体である「L」ユニットは強大で、
敵を蹴散らしながら進んでいくのはなかなかに壮観だ。蹂躙せよ、である。
とはいえ、時間の経過に従って敵国も刻々と縄張りを拡げ、兵力を増強していくので、
敵が「L」ユニットを編成したりすると非常にあせる、
こっちの準備が整っていないうちに作られるとホントに泣きそうになる。

そうこうしながら敵の町をどんどん潰して、
自国でマップを埋め尽くして面クリアというのがオリジナルの『ロードモナーク』なんだけど、
慣れるとどうしても単調になりがちだった原作を、大きくアレンジしたのがメガドライブ版だ。
まぁ俺様、今回遊ぶまでメガドライブでリメイク版が出ていたのを知らなかったんだけど。
このメガドライブ版の凄いところは、ストーリーモードの演出&ギミックの豊富さである。
ストーリーモードは全8章で構成されていて、
それぞれ4つのステージをクリアすると先へ進めるので、
合計で32ステージということになるんだけど、
練習用の第1章を除いて、ほぼ全ステージに違う仕掛けが施されている。
一定時間で襲ってくる津波や、時間とともに陸地を浸食するマグマや木の根、モンスターをコントロールする宝珠等など、
そのステージだけの仕掛けがてんこ盛りで、飽きることがなかった。
難易度もその分高くて、オリジナルでは基本お城にふんぞり返っていた王様も、
頻繁に最前線に出動しないと、あっという間に押し切られてしまうステージもあって、
最後の最後まで気が抜けなかった。

ちなみに、通常のロードモナークも楽しめる。
全ステージ遊んだら、どれだけの時間がかかるんだろうね。

あと、ゲームクリアにこちらのサイトの情報を参考にさせていただいた。
ロードモナーク とことん戦闘伝説 メガドライブ版<MD>
ここの情報がなかったら、途中で放り投げていたに違いない。
深くお礼を申し上げたい。




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