二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
愚か者の言葉、もっとも有害なもの

以前にも記したけど。
日本が高度成長期のとき。
富山県では、工場から流されたカドミウムによる、
公害病“イタイイタイ病”が発生する。
熊本県と新潟県での“水俣病”の原因は、
工業廃水に含まれる有機水銀であり。
かつては、そのまま投棄されていたものも、
現在では、世界的な環境基準で規制されている。
2003年公布されたEU(欧州連合)のRoHS指令では、
工業製品や原材料に含まれるカドミウムの含有量を100ppm以下、
水銀の含有量は、1000ppm以下と規制している。
百分率である、1パーセント(%)は、1/100(10の2乗)×100となり。
1ppmは、万分率以下の、0.0001%となる。
(1/1000000(10の6乗:100万)×1000000になる。)
EU-RoHS指令の100ppm以下とは、1トンの物質において、
100グラム以上のカドミウムを含んではダメということ。
※世界的な環境基準ということ。
現在、このRoHS指令は改正され、10物質が規制されている。
日本でも…。
1971年1月、環境問題を担当する行政機関、環境庁が発足。
(当時の首相は、佐藤栄作になる。)
その後、中央省庁再編により、環境庁は改組され、
2001年、環境省設置となる。

人類の誕生以前から、有害性のある物質の多くが、
すでに存在していたとも言えるけど。
それらを、生活の中へと組み入れてきたのも、人類によるものであり。
環境問題は、すべての人にとって、他人事ではない。
日本が、高度成長期に、水俣で学んだことは、
有害物質を、安全なレベルへと薄めることで、
短期的には影響なくても、食物連鎖によって、
魚が有害物質を、ゆっくりと生体濃縮していくということ。
本文:
不穏な世界情勢に便乗してなのか?
“防衛”を名目とした、軍備の強化が進められている。
その一方で、社会保障制度は削られ、食事や電気など、
生活に必要とされる負担は、いつの間にか増え。
10年前の東日本大震災による福島原発事故の後始末として、
政府関係者は、国内外の世論を無視し、かなり強引な海洋放出を行ったものの、
「中国による水産物禁輸を、まったく想定できなかった」と語り、
農林水産大臣のバカっぷりが露呈する始末となっている。

東日本大震災時、原発がメルトダウンしていながら、
「メルトダウンしていない」と言い張る人たちがいた。
「国の有識者会議」などに呼ばれる大学教授や研究者は、
官僚や政治家に都合のいいことを言わされるのが、仕事のようなもの。
その人たちから海洋放出されている処理水は「安全だ」と言い切られ、
処理水から「トリチウムは検出されていません」などと言われても、
その事故を起こした東京電力による検査を疑わしいと思うのは、
それほどヘンだろうか?
IAEAは、「責任を取る」とも言っていなければ、
その立場でもなく。
放射性物質による環境影響などを評価しただけであり。
「放出は、日本政府が決定することであり、
その方針を推奨するものでも、承認するものでない」
ハッキリ言って、放射性物質が自然分解されるまでの期間は、
他の有害化学物質とくらべて、早いとも思えない。
中〇や〇鮮半島は好きになれないけど、
今回の排水に関しては、早い段階での「中止」が望ましくも思える。
それに東日本大震災のボランティア活動に参加したものとして、
この対応は、面白くない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )