二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
暴権
12月3日(火)、22時頃。
韓国のユン(尹錫悦:ユンソンニョル)大統領が、
突然、“戒厳令(非常戒厳)”を宣言した。
深夜ではあったが、国会には、議員らと市民が集まり。
議員190人全員の賛成で、
12月4日午前1時頃、「非常戒厳」の解除が議決されるものとなり。
戒厳令は、6時間で解除されるものとなった。
“戒厳令(マーシャルロー)”などと聞けば、
正常不安定な軍事国家でのこと…と、タカをくくっていたけど。
ちょっと海を隔てた、隣の国で起きたことには、
ちょっとキツいものがあった。
今も、この事態に、韓国の国内外は動揺しているもの。
韓国には、憲法に戒厳令の発令と解除の条項があったから、
大統領の暴走を止められたのであり。
民主国家としての、地盤の強さを、国内外に示したものとなった。
一方、政府をあずかる与党(自由民主党)の不正が、
次々にと明らかになりながら、それを処断できない国家では、
今、“緊急事態条項”を盛り込んだ改憲案が通されようとしている。
「緊急事態条項」は、内閣が法律と同等の効力をもつ命令を
無制限に出せる条文、国民を支配できるもの。
つまり、今回の韓国のように、“戒厳令“を出せることで、
国家の主権を、国民から奪えるものになる。
日本政府は「国民の命を守る」などと語ってきたものの、
能登半島における大災害での対応をみれば、
戦時において、国民を助ける可能性など、微塵もなく。
ミサイル増税や安保法制の、必要性を語っているもの。
防衛利権で、私腹を肥やそうというのが、本当のところだろう。
緊急事態条項など不要ということが、はっきりと分かる。
何もしないのだから…。
その職務や態度が疑わしいだけでなく、
自分たちには不都合な法はなくすか、
好都合な法へと変え。
自分たちに好都合な法は、変えさせない。
国民を裏切るようなマネをしてきたものたちが、
憲法を改めたい…とも言っているのだと知れば、
絶対に受け入れてはいけないものだとなる。
追記:
(2024年12月7日のツイッター(現、えっくす)上の投稿より⇨)
ちなみに、自民党の改憲案には、
ときの政権が、好きなタイミングで「独裁」に移行できる
「緊急事態条項」だけでなく。
人権の永久不可侵性を定めた現行憲法の97条をまるごと削除されている。
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