昨日、タイ運輸省が10月の来タイした外国人観光客が310万人以上になったと発表しました。
10月の観光客の約96%は空の便による到着で、220万人 (75%) がスワンナプーム国際空港へ、
40万人がドンムアン空港への到着でした。その他は プーケットやチェンマイの地方空港です。
7月から100万人を超え、8月は117万人、9月は131万人でしたから9月に比べて43% 前後
増加したことになります。 22年の1月から10月までで800万人近くになって来ました。
それに備え様々な対策が必要です。30日に スワンナプーム国際空港の入国審査場に到着した
多数の人が列を作って待つ姿がSNS等で拡大され、入国管理局に多くの批判が集中しました。
入国管理局によると、10月30日午後1~5時には76便が到着、ということは一時間に約20便、
3,000人以上の乗客が降り立ったといいます。人員を増やせなければ長蛇の列は当たり前です。
死者154人を出した韓国の梨泰院(イテウォン)惨事じゃありませんが、前もって入国者数の
人数は把握できているはずです。政府が一体となってインバウンド観光を本格的にスタートし
これからという時に、タイ国の玄関口であるスワンナプーム国際空港で入国時の混雑が酷くて、
折角 来タイした人達が、タイの印象を悪くしてしまうのでは、と余計な心配をしてしまいます。
入国管理局は11月1日から、入国審査までの待ち時間を一時間以内にするよう、増員したと
言っているようですが、ホント頼みますよネ。日本もそうですが、備えあれば憂いなしです。
タイ国政府観光庁(TAT)によれば、タイ観光業界からは来年一年間にタイ国を訪れる外国人
観光客が1,800万人に達するのでは、との見方が出ているといいます。どうでしょうねぇ~
この数値は たびたび変わりますが、中国からの観光客が増加すれば、大きく変わり観光業の
回復に拍車がかかるでしょう。が、TATの担当者は、“中国はタイの観光業にとり非常に重要な
国だが、来年の中国人観光客の増加に大きな期待をかけることはできない” としています。
今年になって中国人・ロシア人に代わってインド人の観光客が急増しています。が、欧米人や
日本人にも、より多く来て貰うには、来タイ早々、空港で入国時の混雑だけはは、避けてほしい
一大事です。 実に印象を悪くし、リピーターに繋がりません。TATはもっと問題にすべきです。
目標を掲げるだけでなく、同時に、入国管理局と一緒になって対策に取り組んでほしいですネ。
https://pattayalife.net/archives/52222
数年前のドンムアン空港での深夜の大混雑(4~5時間待ち)に比べると、今回の混雑時間はマシでしたが、空港のイミグレーションの人員配置には、お役所仕事という印象が強く、ブラユット首相直々の指示が無いと動かない傾向があり、タイの役人の負の部分が色濃く出ています。
ちなみに、知人が、10月29日(土)21時40分に、TGで成田からスワンナプーム空港に到着しましたが・・・イミグレはガラガラで待ち時間ゼロだったそうです。時間帯で全く違いますね。
成田発のTGは搭乗率が80% タイ人が大半で、日本人は5%未満だったそうです。
日本の水際対策の緩和で、タイ人観光客がロケットスタート的に急増した半面、日本人観光客の出足が鈍い(季節要因もあるが)ようです。
◆スワンナプーム空港の出入国ですが、70歳以上の高齢者には、プレミアレーンが利用できます。
今回のような混雑時には、プレミアレーンの利用がお薦めです。大混雑状況を尻目に、スイスイです。
https://travel-fun.net/archives/premium-lane-suvarnabhumi-international-airport.html
◆もう一つ、日本に帰国する際の混雑回避策ですが・・・セルフチェックイン機の利用がお薦めです。
TGの場合は、深夜便の日本行きのチェックインは20時からスタートしますが、セルフチェックイン機はいつでも(?)利用できます。必要事項を入力すると、搭乗券と荷物タグが出力されてくるので、自分で預け荷物にタグをくっ付けて、チェックインカウンター(荷物預け専用)に持っていくと、20時前でも対応してくれます。一度経験すると、もう二度とチェックインカウンターの列に並ぶのはアホらしくなります。
大変参考になり、読者の方々も助かっています。
引き続き宜しくお願い致します。
機械音痴の方でも、問題なく利用できるようになります。
https://pattayalife.net/archives/52319