昨日の当ブログへ kanedon さんという方から、こんなコメントを頂きました。
「一説によると、デモ隊は皆お金を貰って参加しているらしく、裏には中国も絡んでいるとの噂が
ありますが 本当でしょうか? 本当だとする泥沼化する恐れが有るかもしれないですね」 と・・・
デモ隊がお金を貰って参加しているのは事実ですネ。 日当500バーツで食事付と云いますから、これは
結構なアルバイトになります。 なんせバンコクでも一日の最低賃金が、確か 206バーツですモンね。
<デモ隊の人達は、どんな人達なんでしょう?>
まぁ~ 裏で指揮しているタクシン元首相は完全な中国人、そして現在の政府を支えている富裕層も
中華系ですから このような噂も出るんでしょう。 実際 タイにいる中国人と中国人の権力争いかも?
でわ デモに参加しているのはどんな人でしょう?
タクシン元首相を支持する反政府組織 「反独裁民主戦線UDD」 のメンバーで、殆どが北部・東北部の
貧しい農民たちのようです。 両地方は、開発が最も遅れた地域の一つで、農民は出稼ぎ無しには
生活が出来ません・・・ 雨季前の農閑期にあたる今のデモ参加は、「出稼ぎ」 感覚の人もいるでしょう。
<タクシン元首相>
じゃぁ~ なぜ この地方の農民たちが 危険まで冒してタクシン氏を支持応援するのか?
タクシン氏は01年に首相就任以降、低額医療や低利融資の導入など タイの政治史上初めて貧困対策に
本格的に取り組み、地方の農民たちの心を掴んでしまいました。 これらを切っ掛けに、農民や貧困層も
政治意識に目覚めた感があります。 その後 タクシン信望者が増えていきました。
現政権のアピシット首相も、タクシン氏に倣い 低額医療の継続や日本の 「定額給付金」 に似た
「国家救済小切手」 を低所得者に配布したりしていますが、北部・東北部の人達の心は掴めていません。
<アピシット首相>
また こんなことも要因でしょうか?
警察官を振り出しに通信業で財をなして、首相に上り詰めた北部出身のタクシン氏に対して、英国
生まれのアピシット首相は、「典型的な特権階級の出身者」 と映っていることですネ。 この点も
実際 一部富裕層の特権階級 対 地方の貧困層 の戦いと云う構図になっていますモンね・・・
しかし デモが長引くに連れて、こんな声も聞こえてきています。
UDD赤シャツのすべてが、地方の低所得者や貧困層ではない。 高学歴者や中小企業の経営者、農家の
人でも数ヘクタールの土地を持っている人達もいる。 彼らは、クーデターや一部 特権階級層の為の
政権ではなく 真の選挙による政権を、民主主義を、求めているのだ、と… 勿論 日当など貰っていない。
<中流家庭も増えている>
タイはこの20年で経済発展し、バンコクはじめ各都市部で 多くの中産階級の人も増えました。 急激に
ゴルフ人口が増えていることでも理解できます。 と同時に国民の権利意識も随分と高まりました。
特権階級の政権は、もう こりごり と・・・ 真の民主主義に芽生えているのも事実でしょう。
タイは、今 大きく変わろうとしているのかも知れません。
<内容は、バンコクポスト・読売新聞・バンコク週報を 参考にしました>
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
でも地方へいけば、いくほど 国王の敬愛は強いんです。
一声あれば、アッという間に散っちゃうんでは・・・
だからこそ、一声を待っているんでしょうね。