日本で驚いている現象の一つに “パクチー人気” が、凄く高まっていることですネ。
以前は、来タイした日本人はほとんどの人が嫌い、パクチーを添えるだけでタイ料理と
化してしまい、好き嫌いがはっきり分かれる食材でした。 なのに、今 日本では
“パクチー・フィーバー” で 「パクチー天ぷら」 なるメニューまで出現しています。
独特の香りで苦手な人が多かったんですが、ここ何年で人気が急上昇し、パクチーを使った
新メニューの創作が相次ぎ、外食を中心にパクチーの需要が急激に伸びていると聞きますネ。
ここ10年ほどで、すしやラーメンなど日本食名がタイ語化している呼び名が多くなりましたが、今やパクチーは
日本語化している珍しいタイ語となりました。 西洋料理ではコリアンダー、中華料理では香菜 (シャンツァイ・
こうさい) と呼ばれますが、近年はタイ語のパクチーが日本語として定着してしまいましたねぇ~ ・・・
人気の背景には エスニック料理の認知度が上がり、日本の各都市で その代表的料理である
タイやベトナムの料理店が増え、パクチーに触れる機会が多くなったことがあげられますかネ。
最初は苦手でも、慣れてくると、“意外と美味しい” と癖になる人が多くなったんでしょう。
東京都の世田谷区では、パクチー料理の専門店 「パクチーハウス東京」 なる店も現れ、
約40の客席が連日埋まる人気だそうですヨ。 パクチーを使ったかき揚げやサラダなどが
楽しめて、パクチーを追加する無料サービスは、ほとんどのお客が注文するとか ・・・
日本で食べるパクチーは、調理用向けや加工食品の多くが輸入品でしたが、日本でも栽培農家が
現れるほどの人気の高いハーブになりました。 近年は生の葉っぱの需要が増え、国内の産地も
活気づいているようです。 その産地って どこだか分かります?
静岡県磐田市です、って。 同市が位置する西部では10年ほど前、原油価格の上昇に伴い特産のメロンの
栽培コストも上昇してしまいました。 暖房コストがメロンほどかからず、1年中収穫できるパクチーへの
転作が進みました。 そして需要とともに生産量を伸ばし、今では一大産地になったそうです。
静岡県のJA経済連によりますと、2014年度の同県内の生産量は72トンで、最近は家庭用の需要が
伸びて、今年は3割から4割ほど増える見込みのようです。 転作での成功がパクチーとはねぇ~
ところで 皆さんは、福岡市を拠点に九州地方で活動するアイドルグループの 「十神ACTOR」
(テンジンアクター) って、ご存知です? 2014年12月に10人で結成され、最近は 歌・ダンス・
芝居を基軸に、テレビ・ラジオ番組やイベントなどの出演が多くなっていると聞きます。
彼らが 「パクチー・ヘブン」 というミュージックビデオを出したところ、パクチー人気も手伝い、
広まっているようです。 これは、日本でパクチーがここまで人気があるという証でしょうネ。
パクチーの話、もう少し明日に続きます ・・・
来年2月に 日・タイ ゴルフフェスティバル が開催されます ・・・
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