新国王に即位したワチラロンコン国王が、受刑者を対象とした大規模な恩赦を行ないますネ。
新国王としての 「慈悲」 を示す初めての機会とは言え その数、なんと10万人以上にのぼる受刑者数です。
プミポン国王の時から恩赦は行なわれていましがので 驚きませんが、釈放されたその後のを再犯が心配です。
今回の恩赦で3万人が釈放されるようですが、対象者は微罪者、高齢者、初犯の女性、刑期の
3分の1を終えた者、障害者や深刻な病気を抱え、健康に不安のある受刑者が対象で、13日から
数日内に3万人が釈放されるとのこと。 その他の受刑者は減刑措置などが取られるようです。
釈放者名は明らかになっていませんが、恩赦対象者に、王室を侮辱した不敬罪や違法薬物犯罪の者も
含まれるといいますから、特に違法薬物犯罪者の再犯が気になります。 タイ当局によると、今年7月
時点の受刑者は32万1,347人おり、その約7割が違法薬物犯罪者だというから驚きです。 大丈夫かなぁ~
そう言えば、タイの刑務所には日本人受刑者も30人前後いると聞きますが、彼らが出所するには二つの
方法があります。 罪が重くなければ恩赦や特赦が2 回ほどあれば出られます。 もう一つは、2009年
7月に日本と結ばれた 「日タイ受刑者移送条約」 に基づき、日本の刑務所に移送されることですネ。
その第一弾が2014年に実施されています。 タイから移送された2人の日本人は、日本で
残りの刑の執行を受けるかたちとなりますが、刑期などの詳細は明らかにされませんでした。
タイの刑務所は日本と違い、全てが地獄だと言われ、どの日本人受刑者も日本の刑務所に
移して貰いたいと希望していると聞きますが、そりぁ~ そうでしょうねぇ~
受刑者移送条約は、刑を言い渡された両国の外国人を本国に移送することで、言葉や文化の違いによる所内の
トラブルを減らし、更生や社会復帰をし易くするのが目的といいます。 そして、受刑者本人の希望、国同士の
合意があり、受刑者の犯罪が母国でも罪になる場合に可能となるようです。 ですが、その基準は分りません。
日本は欧米など先進国中心の多国間の 「国際受刑者移送条約」 に03年6月に加盟しています。
これまで国内の300人前後を各国に移送し、各国からの受け入れは20人前後と少ないんですネ。
なぜでしょう? 刑務所の収容人数のキャパシティーが足らないからかな?
さて、タイは死刑廃止国ではありませんが、確か2009年に2件の執行が6年ぶりに行なわれて以降、
死刑執行は行われていないと思います。 心配なのは タイは恩赦・特赦が多い国ですから、
殺人などで死刑判決を受けても、実質15年未満で満期出所となってしまうケースもあることです。
勝手に再犯を心配してしまいます。 どこの国でも再犯率は高いようですからねぇ~
来年2月に 日・タイ ゴルフフェスティバル が開催されます ・・・
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