それでも、タイはランクを三つ上げました！

最近のニュースを見ていると、タイでも日本でも暗いニュースばかりで嫌になりますネ。

タイも立派な観光立国ですから、世界的な不況の上に昨年末の空港占拠事件も重なって、今後　観光客が
どうなるか、ワタクシらも非常に気になるところです。やはりタイ国が潤って欲しいですモンね。

しかし　タイ旅行業協会の加盟企業が今年1月・2月にスワンナプーム国際空港で受け入れた外国人
旅行者が前年同期を38％も下回り、中でも韓国人（56％減）、日本人（52.9％減）、中国人（39.9％減）
ロシア人（28.4％減）・・・　とか、タイ国内で六つの空港を管理・運営するエアポート・オブ・タイランド
（AOT）も国内線・国際線とも減少し昨年同月比20.6％減の425万人だった・・・とか、

タイ国内では観光立国として、どんな角度から診ても明るい兆しは見えません。（悲）

そんな中、日本の旅行業界の収益に上向きの兆しが見えていると・・・　なんでも5月のゴールデン
ウィークの海外旅行の予約が順調で、各社手応えを感じている、というニュースが、昨日流れていました。
燃油サーチャージの引き下げ、円高進行、カレンダー回り、定額給付金・・・等々が要因のようですヨ。

支給が始まる定額給付金に対してHISが1万2,000円のソウルツアーを発売したら、すぐに完売したとの事。
タイはこんな料金を出せないでしょうが、今年は5月2日～6日が5連休となり、週休2日制で土日が休みの
場合、5月7日・8日と休暇が取れると9連休になる大型連休ですモンね。やって来る5月のゴールデン
ウィーク、是非　タイも肖りたいですネ。ワタクシも陰ながら祈っていま～す。

こんな状況下、今月初めにタイミングよく世界経済フォーラム（WEF）が、世界133カ国・地域の観光産業の
競争力を調べた「2009年旅行・観光競争力指数 」を発表しています。割出す方法は、観光政策/インフラ
環境保全・情報通信・治安・保健/衛生・観光資産・・・等々の項目から評価し、毎年行われています。

タイは観光政策の優先度、旅行者への友好的な態度、旅行・観光への親密度＜微笑みの国ですモンね＞　
自然資産・・等が評価され、昨年の42位から3つ順位を上げて39位となっています。しかし　観光業への
外資の参入障壁、観光地の環境保護、安全、セキュリティー、＜政局の不安定さや空港占拠事件なんか
あったらねぇ～仕方無いか＞　健康・衛生面、情報通信技術・・等が問題視され、足を引っ張ったようです。

日本は、というと前年から二つランクが下り25位で、文化資産、陸上交通インフラが高評価だった一方で、
旅行・観光への親密度、観光政策の優先度が足を引っ張った、と報告されています。＜日本は外国人から
すると冷たく感じるそうですからネ。また　日本の観光政策の努力も伝わっていません！＞　

因みにトップは昨年同様スイスで以下、オーストリア、ドイツ、フランス、カナダ、スペイン、スウェーデン、
米国、オーストラリア、シンガポールがベスト10でした。他のアジアでは、12位に香港が入り、韓国31位、
マレーシア32位、台湾43位、中国47位、インドネシア81位、フィリピン86位、ベトナム89位という順位
でした。　＜タイは韓国やマレーシアの上に位置したいですネ。＞

タイもこの世界経済フォーラムの評価にはご不満もありましょうが、弱点は明確になっている訳ですから
5月のゴールデンウィークに間に合わなくとも、早急に対策・施策・善後策を講じるべきでしょうネ。
期待いたしましょう！



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