勝たせてあげたい、勝って欲しい選手が勝利してくれました。国内メジャー戦の第一戦
「ワールドレディス サロンパス杯」で吉田優利プロがメジャー初制覇を成し遂げました。
二日目から単独首位の吉田プロは、3バーディ、4ボギーの73で廻り、通算1オーバーで
逃げ切って、21年9月の「ゴルフ5レディス」以来1年8カ月ぶりのツアー通算3勝目です。
勝たせてあげたい、と応援していたのは、アマの高校生の時に来タイしており、錚々たる
プロ選手に交じって、落ち着いた高校生のプレーぶりに驚かされたことがあったからです。
それは2018年12月21日から三日間大会で、開催されたアマタスプリングCCへ取材で
訪れた日本選抜とタイ選抜の対抗戦「第1回 アマタ フレンドシップカップ」の時でした。
吉田優利(麗澤高3年)の他にアマチュアでは桂川有人(日本大2年)、タイ国からは
アタヤ・ティティクル(15歳)、サドム・ケーオカンジャナ選手(18歳)らが出場して
いました。言うまでもなく今や それぞれプロの世界で大活躍している選手ばかりです。
その時の印象と今回の試合での緊張もしながらも延々とプレーする容姿がダブりました。
<アマタスプリングにて小平智プロと>
雨、風、難セッティングというタフな状況の中で、ゴルフ力が試され、何年ぶりかの
アンダー無しの試合をよく乗り越えましたよネ。最終日のメジャー戦という舞台で、
昨季は2位に5度入りながら優勝には届かなかった経験が活きたのかも知れません。
今回の試合で「ワールドレディス」でテレビ解説を務めた宮里藍さんが吉田優利プロを、“凄く
強かった。落ち着いていたし、無駄な動きもなく、既にメジャーを勝っている選手のような
プレーだった” と称賛していましたが、高校生の頃から物怖じしない印象がありましたねぇ~
彼女は「優しく利のある人になるようにと」優利と名付けられたそうですが、千葉県
市川市出身の2000年4月17日生まれの23歳。10歳でゴルフを始め麗澤高一年の時には
「ナショナルチーム」入りし、同学年にはいわゆる「プラチナ世代」と呼ばれる古江彩佳・
西村優菜・安田祐香プロらがいました。 古江・西村プロは一足早く米国で戦っています。
タイ国に呼ばれた18年には「日本女子アマ」と「日本ジュニア」を同一年で制覇しています。
19年はアマで「サロンパス杯」でV争いし、同年プロテストに一発合格。 21年7月「楽天
スーパーレディース」でプロ初優勝、同年9月「ゴルフ5レディス」で2勝目。そして今です。
しかし、今回の試合では途中まで どうなるかヒヤヒヤして観ていました。吉田優利プロを
4打差で追ったのは、申ジエ・上田桃子・小祝さくらプロの三人で、国内ツアー計54勝
している実力者が揃いでしたからネ。 メジャー戦で実が結んで本当に良かったです。
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