将来、日本でもタイ人女子が賞金王を獲るかも ！

　
　凄いですねぇ～　タイのヌック・スカパン選手。女子ツアーの下部･ステップアップツアー
（SUT）ですけど、先週に続いて「九州みらい建設グループレディース」で、連続優勝です。

今季の第３戦でしたが、最終日に首位と１打差の２位タイから出た彼女は、「71」とスコアを
一つ伸ばし、トータル５アンダーで逆転優勝を果たしました。先週も１打差の接戦でしたよネ。
２位は４アンダーの工藤優海プロ、３位が３アンダーの上原美希プロでした。

　

SUTでは、史上４人目の２試合連続優勝だといいます。開幕３戦で２勝して、
獲得賞金も900万円となり２位（吉川桃 約300万円）に大きく引き離しました。　

スカパン選手の今年の目標は、SUTの賞金王になって、来季のレギュラーツアーに出場することです。　
あと17試合もありますが、一歩一歩 実現に近づいています。コメントを聞くと21歳なのに冷静です。

第２日を終えて、優勝できると自分にプレッシャーをかけ過ぎたようです。また勝ちたいという
気持ちが強くなって、前回より今回の方がプレッシャーがきつくなり、スイングが速くなる癖を

　

露出。９番では第２打が隣のホールへ行ってしまう始末でした。　17番も、第１打を右へ
曲げてしまいました。でも木に当たってうまく、フェアウェイに戻る幸運に助けられました。

しかし、よく頑張っていますネ。先週は慕っている同郷の先輩 “ポラニ・チュティチャイ
選手と一緒だったから優勝できた” とコメントしていましたけど、なんのその すっかりと
実力を出せるようになって来ました。　日本ツアーに参戦して まだ２年目ですからねぇ～　

　
　＜昨年 ホンダLPGAに出場したスパマス・サンチャン選手（左）＞

タイから同じく出場したスパマス・サンチャン選手（23）も４位タイに入り、SUT賞金
ランキングも８位と頑張っています。チュティチャイ・サタヤ選手は共に43位タイでした。

ヌック・スカパン選手、連続優勝という好成績を喜ぶのではなく、自分のプレーはまだまだ と、
反省の言葉が多く、” もっと、もっと成長したい。残り17試合で目標をあと何勝と決めず、１戦
１戦、勝ちにいく” と気を引き締めていました。　頼もしいタイ人女子プロが出てきたものです。

　
　＜昨年８月 ローカルツアーで優勝しているヌック選手＞

日本の女子ツアーでは 強い韓国勢の年齢が高くなっており、若い世代で目立った選手が出て来て
いませんよネ。　令和の時代の外国人選手の活躍は、タイ人選手に代わっていくような気がします。

アリヤ・ジュタヌガーン選手が昨季、米国で賞金王になったように、将来は日本でも タイ人女子
選手が、賞金王になるやも知れませんヨ。タイのジュニアが男女問わず、素晴らしく成長しています。　　　



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