バンコクのルンピニ公園って？

ワタクシ、タイに滞在している折、ゴルフをしない日以外は毎朝プロンポン駅前の“ベンチャシリ公園”で
1時間半ばかりジョギングの真似事をしながらタイの一日をスタートさせます。少し前までは友人が
ジョギングするのを見て「自分には出来ないな」と思っていましたが、今では公園に行かないと、
気分が優れず一日が始まりませんから不思議です。ついつい深酒をしてしまうワタクシですが、
お陰様で体調は頗る健康体です。ハイ！

この公園は、政府管轄の気象庁の用地であったようですが、シリキット王妃が還暦をお迎えになった
1992年（15年前）にお祝いの記念に造り変えられた公園ですので比較的新しい公園です。

バンコク市内の公園と言えば、いくつかありますが、何と言っても一番はルンピニ公園でしょう。

市のど真ん中に、千代田区の日比谷公園の二倍の大きさで、庶民の憩いの場所ともなっています。
朝夕は健康維持を保つ中高年の館であり、また若者の運動グランドとなり、休日は初恋人同士の
語らいの場、ファミリーの遊び場と、そして夜なると怪しげな女性も出没するという、大きな社交場として
バンコク市民に愛され幅広く使用されています。しかし　特に日本から来られる人は“名前は知っているけど、
行ったことが無い”という人が多いのではないでしょうか。いかがですか？

ルンピニ公園は名前の通り、お釈迦様の生誕地であるネパール国のルンピニから由来していますが、
ラマ6世王が市内に公園を造成することを決定し、王室の所有地をルンピニ公園と名付けて市民に
開放することに決めたとの事です。
ですので、同公園が完成された1942年に南西の正面入り口前には、ラマ6世王のタイ国で初の大型銅像が
建てられています。しかし東京都千代田区にある日比谷公園の約2倍（総面積は57.6万㎡）の広さ
ですから、造成までにもかなりの時間がかかり、ラマ7世、内務省、バンコク市と受け継がれながら
十数年間での完成のようです。

いずれ　ここに来るとジョギング、エアロビクスから始まって太極拳、更に剣、扇、棒を使用する太極拳、
そしてオープンジムも用意されています。テニスコート、バトミントンコート、プールも開放されており、
タイ人の健康思考の全てを垣間見ることが出来ます。毎朝夕に数千人以上の老若男女が集まります。

まだ足を踏み入れていない方は、是非　行かれてみて下さいまし。またバンコクの違った一面を
見ることが出来ますよ。


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