時折、利用していた米国の配車アプリ「ウーバー(Uber)」が 東南アジアの最大手
「グラブ」に東南アジア事業を売却。タイからも撤退するという報道が流れています。
昨日から今日にかけて、その旨のメールが各ユーザーへ一斉に送られています。世界70カ国の
450都市以上で展開していたんですが、中国、ロシアに続き、東南アジアまで撤退です。なぜ?
なんでも 2019年の上場を目指しているようで、利益率を高める狙いがあって単価が安く競合も
厳しい地域からは撤退していくんだそうです。 そうなると、アジア市場での最重点地域は日本と
なるんでしょうか。今後、タクシー会社との提携を通じた日本市場への攻勢が激しくなりそうです。
自動車の所有者 兼 運転者と、移動手段にタクシー代替えとして乗りたいユーザーを結びつける「ライド
シェアリング サービス」として2010年、米国で開始されたウーバーですが、歴史はまだ浅いんですネ。
日本上陸も2013年で、タイは2014年かな。 ところが周知のようにタイのタクシーは悪評高い
ドライバーが少なくなく、タイに上陸した途端にウーバーを利用する人が、特に女性客が多く
なりました。運転手の感じも良くタクシーより ずぅ~ と安心感をもたらしてくれますものネ。
グーグル(タイランド)が「16年にタイ人がダウンロードした、最も人気のあるスマホ
アプリ・リスト」を発表。 最も人気のあったスマホアプリの中には、ウーバーが入って
いたといいますからネ。ウーバーの出現でタクシーの不信感が より浮き彫りになりました。
ところが、このウーバーにイチャモンをつけたのがタイ政府でした。人気上昇中のウーバーに六つの
空港を管理する空港会社「AOT社」が、タイ陸上輸送局に登録されていないとクレームしました。
非公共車両のウーバーは、スワンナプーム空港などで乗客を拾うことができないと訴え出ました。
普通の自家用車をタクシーにすること、すなわち日本で言う「白タク」だというわけですネ。
これがきっかけとなって、政府も「ウーバーとグラブタクシーのアプリの利用を、不法サービスを
行なっている」として停止する準備を進めていました。既得権益を守るドライバーなどタクシーに
関わる関係者も反対デモなどしていましたから、大きな味方が付いたと大喜びです。
ウーバーも負けてはいません。昨年10月、タイで1979年成立の陸運法(道路運送業法)の改正を
求める署名運動を展開。1万人以上の署名を集め、当局に提出しました。改正は、同法の一部で
『公共輸送サービスの定義がタクシーや観光バスなどに限定されているものを「ライドシェアリング」と
明記することで、ウーバーが問題なく事業展開できるようにする』という主旨のものでした。
しかし この争いで、タイ政府は “現行のタクシーに対する世論の不満” を感じ
取らなければ なりませんでした。 ですが、 長くなりますので明日に続きます ・・・
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