タイでは8月1日を「女性の日」に制定したと聞いていますが、少しも話題になりません。
世界的な「3月8日の国際女性の日」を意識し、タイ政府が “独自にタイ女性の地位を向上
させよう” と制定しているはずですが、1日前後に話題にもニュースにもなりませんでした。
こんなアンケート調査が、もう「女性の日」なんか必要ない、と思っているんでしょうかネ?
タイ国立開発行政研究院(NIDA)が行なった「女性と男性の社会的地位は平等だと思うか?」と
いう質問に80.2%の人が「そう思う」と回答したそうです。 これは今年5月から6月に
かけて 18歳~72歳のタイ人(回答者4,800人)を対象に実施した世論調査でした。
他に興味深い質問と回答率にこんなものがありました。「女性に政治家が務まると思うか?」という
質問には94.9%が「そう思う」、「女性に経営者、高級管理職が務まると思うか?」という質問にも
94.5%が「そう思う」と答えています。確かにタイでは、インラック首相という女性初の首相も
誕生してますし、大学の学長、銀行の頭取、会社の社長・役員と多くの女性が重責についています。
ただ、アジアにおける女性の政治指導者については、優れた真の政治家だったかは疑問ですネ。
中東を含めた全アジアで 13 カ国 計 16 人にのぼる政治指導者が登場したといいます。
インラック前首相、韓国の朴槿恵 前大統領、インドネシアのメガワティ元大統領、ミャンマーの
スーチー女史ら過去に指導者や首相の座に就いた女性は、欧州などと違い、アジアの女性指導者は
元指導者の妻、娘、妹ですからネ。 女性の政界進出が進んでいる、というより長年にわたり、
指導的立場の人物を送り出している「ある意味 名門」からの輩出、ということですからネ ・・・
世襲ではなく真の女性政治家が誕生してほしいです。アジアでどこの国が第一歩を踏むでしょう。
昨年かな、米大手会計事務所グラント・ソントン社が行なった経営幹部に占める女性の割合の調査では、
世界36カ国中 タイは31%で9位に対し、日本は7%で最下位ですってヨ。これは寂しい限りですネ。
一概に この数字だけを較べてもいけませんが、日本 タイの女性では、全てにおいて背景が
違います。先の質問の中で「家事は女性の仕事だと思うか?」という質問には77.3%の人が
「思わない」と答えていますし、職場に子供連れで来ている光景も、タイでは多々 見かけます。
女性の子育てと仕事の両立に対し日本よりタイのほうが寛容であり、助け合っている気もします。
社会全体において仕事の評価に男女の差がないですし、仕事ができれば、それは評価されて昇進に
結びついています。女性の方が男性より我慢強いということもあるのかも知れません。タイの
男性が少しだらしないようにも映りますが、女性に優しい職場環境だということは確かでしょう。
働く若いタイ女性の意識も随分と変わってきています。 長くなりますので明日に続きます。
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