今のタイは、まさに朝令暮改「朝 あしたに 令 れいして 暮 くれに 改 あらたむ」ですネ。
周知のように、朝令暮改とは「命令や政令などが頻繁に変更されて、一定しないこと」を意味
しますが、禁止されていたアルコール販売が 一転、明日3日から解禁されることになりました。
私らお酒を嗜む者としては、こんなに嬉しいことはありませんが、“明日から販売禁止、
明日からOK” と、いつも突然の号令に、コンビニもスーパーも七転八倒です(苦笑)。
酒販売禁止は4月に入り、13日~15日にタイ正月ソンクラーン(水かけ祭り)があたるため、
祝酒を集団で飲酒すると、新型コロナウイルスの感染リスクを高める恐れがあるという理由で
77都県の一部で導入されたのが切っ掛けでした。酒類販売の制限は各都県知事の権限です。
バンコクも10日から20日までの予定でしたが、20日になって4月末まで延長されていました。
それが全国統一され全77都県とも実施されていました。これはあくまでも「販売禁止」であって、
自宅にある酒を飲むことはOKです。飲んではいけない、とは言っていないところが味噌ですネ。
それが急転直下、明日から販売OKです。もちろん、レストランでの飲酒は これまで通りNG。
コンビニやスーパーでの購入と販売がOKとなりました。 喜んでいるタイの人も多いでしょう。
なぜ急に変更になったんでしょうネ。 一昨日、政府から5月末まで「アルコール販売
禁止令」が 継続すると発表されると、インターネット上に「酒と新型コロナは無関係だ」
「酒までコントロールするのは軍政の独裁だ」といった批判が殺到していたそうです。
人と接する職業の営業禁止、非常事態宣言の発令、夜間外出禁止令など発令されても、
静かに従っていたタイ人も、ついに酒販売禁止には “いいかげんにしろ” と怒りました。
それと、政府のこうした動きに対し 先月27日に、タイ酒関連の7つの業界団体が「酒の販売禁止
理由」や「事前通告なしの販売禁止延長の質問状」をプラユット首相宛に提出もしていました。
そうでした。プラユット首相はタイの億万長者20人に個人的な書簡を送り、経済対策について、
助言や支援を求めています。この20人の中には、チャンビールで知られるアルコール飲料大手
<左のジャルーン氏はタイ ビバレッジ社の創業者>
タイ ビバレッジ社やシンハビールで有名なビール大手ブンロート社も含まれています。
ましてや、協力を依頼された20人は 支援する内容を、少しずつ発表していますからネ。
政権をリードするプラユット首相が忖度したのか、プレッシャーがかかったのか、いやいや 彼らが
支援の条件にしたのか、どうなんでしょうねぇ~ いずれにせよ、“めでたし めでたし” です。
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