新型コロナウイルスとの闘いは、我々が考えるほど甘く容易なものではありませんネ。
世界は、アフリカで発見された変異種「オミクロン株」の出現で、再度 一変しそうです。
「オミクロン株」は、感染力が高まったり、ワクチン効果を弱めたりする可能性が
指摘されているだけに、今まで以上に難敵になりそうです。“主要な変異株の悪い
部分を総取りしたウイルスだ” と、表現する専門家もいます。困ったもんです。
全体像は見えておらず解析が急がれますが、今回の岸田文雄首相の決断は速かったですねぇ~
“今日の30日から、全ての国を対象に外国人の入国を当面の間、禁止する” と発表しました。
一部の出張者や学生が日本への入国を許可する措置を覆す決定など、11月8日に厳格な
入国規則が緩和されてから 僅か数週間後ですからネ。英断と言って良いでしょうねぇ~
またオミクロン株が確認された国から帰国する日本人に対しても、指定された施設での隔離を
義務づけるとのことです。当然でしょうネ。菅前首相の失敗を二度と繰り返してはいけません。
厳しい国境措置を 再度 復活させるべきです。タイ政府でも12月1日から当該地域
(確認された南アフリカとその周辺国の計8カ国)からの入国は原則禁止にしました。
タイ国にもナミビアから入国した一人が、新型コロナウイルスの陽性の疑いがあり、まだ、
オミクロン株に感染したかどうかは、分かっていないとのことですが、嫌なニュースです。
タイ国では、11月1日から、外国人観光客の受け入れを本格的に再開し、28日までに12万人
以上が入国しています。国内でオミクロン株の感染が出ない内に監視体制も強めるべきです。
昨日29日は、外国人観光客のうちイギリス人・イタリア人・オーストラリア人・イスラエル人・
マレーシア人・韓国人など外国人9人が、タイ入国時の検査で新型コロナウイルスの陽性が
確認されています。ヨーロッパ各国から 月を追うごとに訪タイ者が増えていますからねぇ~。
フィリピンも速い対応をしています。すでに当該地域の国々以外でも、オミクロン株が確認
されたオランダ、ベルギー、イタリアなど欧州諸国も原則として入国を認めなくしました。
また、12月1日から、日本など約30カ国の国・地域を対象に、ワクチン接種完了など
一定条件を満たせば隔離なしで観光客が入国できるはずでしたが、中止にしましたネ。。
タイ国も、現在 行なっている外国人観光客受け入れを、厳しく再検討すべきでしょう。
早ければいいものではありません。
水際対策は重要ですが、やり過ぎはいけません。
前任の菅総理は、対応に時間がかかり、対応策が後手に回ったと非難されましたが・・・現在の日本のコロナの感染状況を見たら一目瞭然ですが、日本は世界一の感染抑制国であり、菅総理の対応(ワクチン接種の迅速化ほか)が世界の中でもベストに近かった、と評価できます。
日本国内でなぜコロナ感染が劇的に収束したのか?要因の分析はできていない(たぶん、永久に不可能)が、結果が全てです。
日本以外の世界の主要国は外国人の入国禁止などと言う乱暴な対応策は採用しておりません。
日本は世界の中で大国であり、人口が930万人しかいないイスラエルのような小国ではないのです。
世界の中で一番感染が抑制されている大国が、井の一番に鎖国をしてるのでは、欧米から身勝手と言う非難が出る可能性があります。
慎重さで有名な岸田総理は、今回ばかりは先走ったミスジャッジの可能性がありそうです。
*下記サイトは更新が遅れているので割り引いてご覧ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html