えっ！ タイが118位って、何？

日本が5位、これは分りますが、タイが118位って！・・・　ちょっと解せない調査結果が出ています。

英経済誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット（EIU）が140カ国を対象に各国・地域の平和さを
指数化した世界平和指数（GPI）2008年版を発表しています。その順位でタイがなんと118位なんですね。

我々が思うほど、“微笑みの国、タイランド”は、平和ではないんですネ。そのように評価されているんですネ。

近隣諸国の順位を見ると、シンガポールが29位、ベトナム37位、マレーシア38位、ラオス51位、インドネシア68位、
カンボジア91位、フィリピン113位、ミャンマー126位となっており、タイの118位は下から二番目です！
（昨年は121ヶ国中105位だったようです) http://www.visionofhumanity.org/gpi/results/rankings/2008/

意外に思って、よく世界平和指数の基準をよく確かめてチェックしてみると、致しかた無いのかなぁ～という所感でした。（泣）
その基準の24項目とは、内紛抗争、殺人発生率、武器の入手し易さ、人権状況、軍事支出、近隣国との関係などだそうです。

これらから割り出されると、タイ最南部のイスラム過激派によるテロ事件では、昨年だけで1,896件、死者2,776人にも
上っているという事実、また　暴力犯罪、無差別爆破テロ、痴話喧嘩とは言え、拳銃を使った殺人事件の多発、
軍事クーデターによる政権奪略・・・等々、痛い問題を指摘されているようです。　

確かに、このように多くの問題が発生しているのは東南アジアでタイだけかも知れませんネ。
そのわりには、タイ人も我々外国人もピンときていません！　タイ政府もこの厳しい評価をどう思うのでしょう？

日本の近隣諸国では、香港23位、韓国32位、台湾44位、中国67位ときて、北朝鮮133位です。改めて、言いますネ。
我がタイは118位、ミャンマー126位、北朝鮮133位です。これはちと情けない評価すよねぇ～・・・
プミポン国王も、さぞかし　お嘆きのことでしょう。

それでは、上位5カ国の順はアイスランド、デンマーク、ノルウェー、ニュージーランド、日本と続き、このようなランキングでは
北欧諸国が常連です。しかし　何だかんだ言っても先進国では日本がトップです。諸問題は多々ありますがご立派です。

下位の主な国々への一言コメントを読むとおもしろいです。

67位中国→国防費急増、チベット問題で利益の為に、独裁国を守る非民主国。97位米国→利益の為に戦争を起こす国。
118位タイ→国民は優しそうですが・・・、だって（笑）。126位ミャンマー→台風被害の国民を放置、長井さん殺害の非民主国。

131位ロシア→他国侵略、ジャーナリスト暗殺をする非民主国。133位北朝鮮→麻薬・偽札など犯罪でしか生きられない非民主国。
136位イスラエル→強引な国家建設で泥沼。140位イラク→2年連続最下位。・・・　でした。

平和に暮らせれば、経済はもうそこそこで良いと思います。タイ政府も南部問題、銃による犯罪などの諸問題を
放置しておくと、それこそ　“微笑の国”から“危険な国”　と呼ばれるようになってしまいます。（泣）


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