昨日の90歳・植杉さんのエージシュート話、ある人から 「こんな特異な人の例を 出されても
参考にならない、それより まずは 健康寿命だよ」 と言われてしまいました。 確かに ・・・
健康寿命とは、一生のうちで、外出や家事など日常生活を 支障なく送れる年齢のことです。 何歳まで
元気で暮らせるかのバロメーターで、健康寿命を 延ばしていくことが、豊かな老後に繋がるのかな。
<理想的な正しいウオーキングの仕方です…>
お年寄りになっても、できるだけ長く健康で過ごしたいと、誰もが願っているはずですが、近年の
日本人の健康寿命は、男性が70.42歳、女性は73.62歳だそうです。 平均寿命と比較すると、男性で
約9歳、女性では約13歳もの差が生じています。 この年齢差が 寝たきりになったり、治療や介護が
必要になったりするわけですネ。 平均 / 健康寿命の差が縮まれば、元気なお年寄りが増えるわけです。
逆に 男女共 この10年前後の差があるということは、日本の平均寿命が長いと言っても、喜べませんネ。
団塊の世代が75歳以上になると言われている2025年、健康寿命は どうなっているんでしょう?
タイ人の健康寿命はいくつ位なんでしょう。 まだ健康寿命という概念が無いので分からないそうです。
単純に想像すると、平均寿命が男性71歳・女性79歳ですから、日本のように10歳の差があるとして、
男性61歳・女性69歳と、70歳を 切ってしまいますネ。 このこと、タイの人に教えてあげたいですねぇ~
タイも高齢化が進んでいると、よく 聞きますが、タイで日常生活を 送っていても それほど感じません。
国連の基準では、65歳以上人口の割合が7%超で 「高齢化社会」、14%超で 「高齢社会」、21%を 超えると
「超高齢化社会」 とされています。 日本は、1950年 (64年前) には65歳以上が、全人口の5%未満
だったのが、1994年 (20年前) に高齢社会、2007年 (7年前) に超高齢化社会になっています。
タイはと言うと、2010年の時点では8.9%で高齢化社会でしたが、2024年 (10年後) には、高齢社会に
突入する見通しのようです。 日本が高齢化社会になったのが1994年、タイは2024年になる見通しです。
ちょうど30年の差ですネ。 そうなると、国の医療費や家族だけでは、支えきれなくなるでしょう。
ただ、タイの社会には 「オーソーモー」 と呼ばれる保健ボランティアの組織があり、30年前以上から
各地域で活動しています。 お揃いのポロシャツで高齢者宅を 訪問し、通院につき添ったり、話し相手に
なったり、なかなかの組織活動です。 その数は人口7千万のタイで、100万人にも上り、高齢になっても
活動を 続けている人も多いと聞きます。 ある面、日本より進んでいますネ。
タンブン (徳を 積む) というタイ仏教の慣わしと、お年寄りを 敬うという精神が、こういう組織を
作るのでしょう。 昔 日本だって、このような心はあったはず、その頃に オーソーモー的な仕組みを
作っておけば良かったのになぁ~ 今からでは遅いかなぁ~
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美徳はそのまま残しつつ、面倒をみる者の負担を減らしていく制度作りっていうのは必要かもしれませんね。
オーソーモーって、タイ人的思考ではタムブンにも繋がるでしょうし、時間的にも(30年以上)、人的にも(100万人以上)、タイ人に合っているんでしょうね。
日本もかつては、そうだったんですがねぇ~
いや、今でも 親御さんを 介護している方は、たくさんいますね。
タイは仏教が大きく影響していますから、変わらないでしょうね。