思った以上に プラユット軍事政権が進んでいます！

　　
　クーデター発令から半月が過ぎました。　軍政は治安維持と平行して、経済再生への
プランを 矢継ぎ早に提示・実行しながら、国民の支持も広がりつつあります。

軍政トップである国家平和秩序評議会の議長・プラユット陸軍司令官が、一昨日もテレビ演説を し、
再度 社会改革の進捗状況を 国民に説明しています。　この説明は、毎週の定例になるようですヨ。
こうして、国民に軍政のトップが 定期的に報告することは、いいですネ。　安心感が湧いてきます。

　

当初 「民政復帰へ向けた３段階の行程表」 を 提示した時は、選挙が１年数カ月 かかることから、
国内や諸外国で、軍政が長期化することへの批判もありましたが、徐々に理解を 示しているようです。　　

国際社会に対しては、外務省に命じて軍の意向を 明確に説明し、理解を 求めていく努力を
することを 語っています。　国際社会に関しても、かなり精力的に動き出していますネ ・・・・

昨日には、懸念されていた投資促進委員会 （BOI） の委員長に、プラユット議長自ら 就任すると発表、
６日には、陸軍司令部で議長が初めて公の場で、訪タイ中の中国人実業家グループと会談しています。　
外国人と会談するのは５月22日のクーデター後、初めてでした。　

　

プラユット議長は改めて、３カ月以内に暫定政権を 発足させると述べ、夜間外出禁止令を できるだけ
早く解除する考えも示しました。　中国の財界に対し、今まで同様 投資して欲しいと呼びかけています。

　こうして見ていると、安倍首相が首相に復帰した時に、温めていた施策を 次から次へ進めたように
プラユット議長も、実に広範囲に渡って一気に改革を 進めていこうという姿勢を 感じますネ。

タイの軍のトップが これほど政治と経済を 引っ張れるとは、露ほどに思いませんでした。　
プラユット議長が取り組んでいる姿勢は、“タイの将来が明るくなる” という期待が膨らみますネ。

　

「クーデター以外にタイの経済を 救う道があったら、教えてほしい」 と著名なタイ人ビジネスマンが
言っていましたが、確かに あのデレデレした対立関係が、この先 続いたらと思うと ゾッとします。　

　それにしても、反政府派とタクシン派の幹部たちは どこへ行ってしまたんでしょうねぇ～

プラユット議長は 「改革の後に総選挙を 実施する」 という、反政府派のステープ氏らの意向に沿って
いますので、ステープ氏らが表舞台から姿を 消したのは分かります。　が、赤シャツ派とタクシン派

　

幹部らは まったく 静かになってしまいました。　クーデターの発令当初は、反クーデターを 叫んで
いましたが、軍に拘束され、説明を 受けたからといって、そこまで黙っちゃいますかねぇ～

知人のタイ人がこんな話を していました。　「前政権のタクシン派系警察が行なわなかった内部調査を
軍が徹底的に行ない、彼らの弱みを 握り、それを 公表しない代わりに 軍の方針を 支持するよう
言われたんだ」。　 何かの取引があったんだと … …　軍による内部調査は、まだ進んでいるそうです。

　

　もし そうだとすると、ガッテンしますねぇ～　　タクシン氏も資金に底がついているようですし、
リーダーが不在では、武闘闘争もなくなります。　　そうでした。　タイ経済を ムーディーズも
格付けを 維持してくれました。　プラユット議長、もう少し 頑張って下さい。　　　　



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