日本の皆さんは、パタヤの先にあるウタパオ空港って、ご存知ないでしょうねぇ~
タイ東部ラヨーン県のサタヒップにあるウタパオ国際空港を、年間300万人が利用できるよう拡張すると、
タイの運輸省が発表しています。 発展していくのはバンコク周辺の鉄道だけではありませんネ。
ウタパオ空港といえば、2008年にスワンナプーム・ドンムアンの両空港が、反タクシン派のデモ隊に
占拠された際に、代替として利用された軍民共用の空港で、私の親戚一行もここから帰国しました。
海軍が所有する同空港は、パタヤから南へ車で約30分前後かな。 バンコクの南東約190㌔に位置し
ベトナム戦争の時には米軍の重要な作戦基地となり、出撃拠点として爆撃機や空中給油機が駐留し
活用されていました。 現在でも、タイ海軍航空隊、米軍の基地として利用されて、毎年
米国との共同演習 <コブラ・ゴールド> も、ウタパオ空港を 拠点に行なわれています。
<コブラ・ゴールドとは、東南アジア最大級の多国間共同訓練 (軍事演習) で、米軍とタイ軍の主催で
1982年から毎年行なわれており、日本の自衛隊は2005年から参加している。 2013年はミャンマーが
オブザーバーで初参加。 同年 コブラ・ゴールドの一環として、パタヤで邦人退避訓練も行なわれた>
またパタヤは元来、ヨーロッパ人の避暑地でしたが、ベトナム戦争の米軍帰休兵が余暇を 過ごす
保養地として栄えた街で、40年前以上から欧米人によって発展したといっても過言ではありません。
ウタパオ国際空港として利用されて久しいのですが、現在は バンコク航空がサムイ、プーケット便を
運行している他、パタヤを 目的にやってくるロシアや中国からのチャーター便が利用しています。
さらに、タイ海軍と合意を 得たあと、国際定期便が運行できるようにターミナルビルの拡張工事を
スタートさせ、来年には現在より10万人以上の利用客を 見込んでいるようです。 隣接するタイの
周辺には、工業団地のエリアも多いですから、航空貨物便の需要も多いに見込まれ、発展に繋がります。
ウタパオ空港拡張に合わせたのか、バンコクからの高速道路の整備、さらにドンムアン空港と
スワンナプーム空港を 結ぶ鉄道も計画され始めていると聞きます。 これによって
シラチャ・パタヤ近郊がますます発展していくのは確実ですネ。
なにぶんにも20年以上前のことで、「降りた」と言うことしか覚えていません。国内線経由便の常で、機内待機だったというのもあると思いますが。
ウタパオ空港周辺も 随分と変わりましたよぉ~