タイのゲテモノ料理と肥満？

タイのサプリメントは、まだまだ有りますヨ～。お食事前の方は食べてから読んで下さいませネ。

サソリ（メンポーン）
サソリの姿揚げで食べますが、尻尾の細い部分や胴体はエビと似ていて食べ易いようです。ハサミの中身は
アジの干物のようで、足もカリカリして慣れると美味しいようです。尻尾の針は食べられません！

ゲンゴロウ（メンタップタオ）、
丸ごと食べるのではなく、羽根を取ってお腹の中身を食べますが、味はカイコに似ていて苦いです。

コガネムシ（マレーンタップ）、
やはり羽根と足を取って食べますが、苦味と独特な味が残り美味しくは無いようです。（笑）
タガメ（メンダー）
揚げたモノと茹でるモノがあり、胴体の中身を食べますが、見た目と反対に甘みとコクもあり食べ易く
タイ人が一番好むようです。

その他にも、赤アリ（モットデーン）、蚕のさなぎ（ダックデー）、蛾の幼虫（ロット・ドゥアン）・・・等々、まだまだ
沢山ありますヨ～。

処で、タガメのことをタイ語で“メンダー”と言います。が、一方　女性にすがって食べさせて貰う「ヒモ」のことも、
タイ語で“メンダー”と言います。田んぼに生息する「メンダー」が直接的に「ヒモ」に由来している生物では無く
実際は、海辺に生息する「メーン・ダー・タレー（カブトガニの一種）」に由来しているそうで、メスが大きく、その上に
乗っかっているオスが非常に小さいことから、“メンダー”と呼ばれると聞いたことがあります。（笑）

さて、さて、最近太ったタイ人をよく見かけるようになりました。

食事後に脂肪やコレステロールも多く高カロリー、高たんぱく質で栄養素もある“ゲテモニ”や甘いモノを
よく間食で食べるからでしょうか？昨年あたりから「BMI（体格指数）」＜体重を身長の2乗で割った数字＞の
全国調査を保健省が行ない、高度肥満に注意を呼びかけていましたネ。

また　最近もアジア太平洋地域における「胴回りが増加中の国」の5位にタイがランクインしたとして、
肥満防止の為に定期的な運動を心がけるよう、国民に呼びかけています。調査によると、食べ過ぎ、
運動不足、不健康な生活習慣が原因で肥満体となったタイ人は、現在1,000万人を超えていると報告しています。

定期的な運動を行うことで肥満を防止できると生活習慣病への警告も行なっています。
そう言えば、日本では「メタボリック症候群検査」を健康診断に取り入れましたよネ。確か。

更にタイ保健省は、現在　糖尿病患者が推計で約300万人いることも発表しており、患者として治療を
行っているのは140万人で、半数以上は自分が糖尿病であることを自覚していないと報告しています。

また 糖尿病リスクの高い患者予備軍がさらに約180万人いるとも見ており、国家健康保険事務局と共に
高度肥満や糖尿病患者の増加に歯止めをかける為、全国的な予防・治療プロジェクトをスタートさせると言う
ニュースも流れていました。患者および患者予備軍を登録し、適切な治療と予防の為の生活アドバイスを
行っていく方針だそうです。

でも　現在の患者や予備軍って、ある程度お金を持っている人達と想像されますので、それより、もっと貧しい人が
通院できるシステムを充実させる施策の方が、ず～っと得策のような気がしますがどうでしょうネ。



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